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自動同時流星判定プログラム
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SonotaCo
Site Admin


登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Thu Dec 16, 2004 6:05 pm    記事の件名: UFOOrbit V0.03 引用付きで返信

UFOOrbit V0.03 をダウンロード可能にしました。
今までに判った問題点を修正して、一応、日心軌道計算結果まで掲載するようにしました。
外観などは以下をご覧下さい。
http://sonotaco.com/soft/ (移動しました)
さて、色々判ったことがあります。

(1) 2地点でそれぞれ観測速度や輻射点が計算できるのですが、普通一致しません。
平均するのは良いデータを抹殺することがあるので、どちらかを使うのが良いかと
思うのですが、これが問題です。V003では原則として経路長の長い方を採用してい
ます。

(2) 問題は速度です。速度が不正確だと軌道が殆ど計算できません。不正確だとすぐ
双曲線軌道になってしまい、周期が求まりません。
入力する角速度はある範囲で平均をとったものに違いないので、それが、経路上の
どこに相当しているかが問題です。V0.03 では kV というパラメータを指定可能にして、
発光点から消滅点までのどこかを指定できるようにしました。UFOAnalyzer V0.50の
出力を入力する時は0.4程度がよいようで、重野氏のデータを入力する時は0.5〜0.75
程度で結果がよく一致するようになります。
UFOAnalyzer側の速度算出方法を再検討する必要がありそうです。

まだまだバグがある可能性があります。お気づきの点があれば、どうぞご指摘下さい。


最終編集者 SonotaCo [ Mon Nov 07, 2005 7:05 am ], 編集回数 2 回
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SonotaCo
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登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Thu Dec 16, 2004 7:23 pm    記事の件名: まだまだかも..... 引用付きで返信

このフォーラムにアップして頂いた10日から15日の皆さんのCSVに埼玉Nさんのホームページにある最新CSVを加えてUFOOrbit V0.03 に掛けてみました。
基線3km以上、経路長1.0度以上 交差角1.0度以上の条件で、78個の組み合わせが見つかりました。でも、晴れていた時間が地域によって、まちまちだったようで、私とITOさん、または、埼玉Nさんとts007さんという近い観測地同士の組み合わせが殆どで、誤差が多い結果になりました。殆どがふたご座だと思うのですが、M_Gemになったものは27個しかありませんでした。一応、全組み合わせの分布を掲載しておきます。
やはり近く同士ではあまり正確に出ないのか..... それとも........一抹の不安があります。

----- 追記
6km以上離れた観測点同士にすると以下となります。これはかなり良いように思います。
Localtime Grp Mag Ra_o Dec_o Ra Dec Vo (km/s) Vg (km/s) a (AU) q (AU) e w (deg) OMEGA (deg) i (deg) P (year) ID1 ID2 D (km)
20041214_191549 M_Gem 3.3 112.12 33.09 114.64 31.99 34.04 31.84 1.16 0.158 0.864 324.2 262.7 20.4 1.25 Saitama2 Tokyo1_S2 47
20041214_194838 M_Gem 0.1 112.21 31.78 114.18 31.02 35.98 33.88 1.3 0.139 0.893 325.1 262.7 20.7 1.49 Tokyo1_S2 Saitama2 47
20041214_211938 M_Gem 2.7 113.03 32.05 114.36 31.74 34.85 32.73 1.23 0.152 0.876 324.2 262.8 20.7 1.36 Saitama2 Tokyo1_S2 47
20041214_211958 M_Gem 2.5 114.03 26.02 115.78 25.29 31.17 28.78 0.95 0.149 0.844 328.7 262.8 7.1 0.93 Saitama2 Saitama1s1 18.5
20041214_213859 M____ 2.1 50.04 51.14 47.42 52.51 18.87 15.26 2.49 0.86 0.655 227.1 262.8 13.4 3.94 Tokyo1_S2 Niigata1 205.4
20041214_215221 M_Gem -0.9 114.48 24.97 116.3 24.15 27.92 25.3 0.86 0.182 0.789 328 262.8 4.2 0.8 Saitama2 Saitama1s1 18.5
20041214_223718 M_Gem -1.4 119.62 26.86 120.83 26.37 30.65 28.27 0.85 0.125 0.852 333.8 262.9 11.4 0.78 Saitama2 Saitama1s1 18.5
20041214_224646 M_Gem -3.5 114.02 32.17 114.71 32.03 33.27 31.12 1.13 0.165 0.854 323.8 262.9 19.6 1.2 Saitama2 Saitama1s1 18.5



20041210-14.gif
 説明:
最初の自動分析結果です。
データがご近所ばかりで、ちょっと残念でした。
 ファイルサイズ:  7.66 KB
 閲覧数:  18907 回

20041210-14.gif


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ts007



登録日: 2004.08.09
記事: 5054
所在地: 埼玉県川越市

記事日時: Fri Dec 17, 2004 11:44 pm    記事の件名: 12月14日の22時46分の火球の軌道(Orbitv004) 引用付きで返信

12月14日の22時46分の火球の軌道をOrbitv004で求めました。
結構いい軌道になっています。

Localtime Grp Mag Ra Dec Vg (km/s)
        a (AU)    q (AU) e   w (deg)  OMEGA (deg)  i (deg)

20041214_224646 M_Gem -3.5 114.21 33.37 32.37 1.24 0.167 0.865 322.2 262.9 22.7
20041214_224646 M_Gem -3.5 114.71 32.03 31.12 1.13 0.165 0.854 323.8 262.9 19.6
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SonotaCo
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登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Sat Dec 18, 2004 6:59 am    記事の件名: 火球の軌道 引用付きで返信

あの火球のキャプチャからほぼ自動で軌道が出るとは、ついにこの日が来たのでしょうか。キャプチャ、発見、報告、コメント、すべてありがとうございます。
CSVを上げて頂いたので、こちらでも確認できました。
じわじわと喜びがこみ上げてきています。
最初時刻誤差が4秒あって言われなければ見落としたかもしれません、見つかってみると、一歩進んだかな Wink と思い始めました。
あと少しです。結果を目に見える形にすべく、今日も頑張ろうと思います。誤差類も目に見えれば議論しやすくなると思っています。
気分良く新年を迎えたいと思っていますが..... どうなるでしょうか。
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ts007



登録日: 2004.08.09
記事: 5054
所在地: 埼玉県川越市

記事日時: Sat Dec 18, 2004 12:17 pm    記事の件名: 軌道計算は、重野氏のRVOと全く同じになっています。 引用付きで返信

SonotaCo様。軌道計算は、ほぼ完成ですね。輻射点から軌道まで
重野氏のRVOで検算しました。全く同じになっています。
私も計算してみましたが、ソフトが違うので結果は、少し違いますが
出た、結果を重野氏のRVOと比較すると、同じになります。

後は、どちらの速度を使うか、平均を取るのか等だと思います。
この辺は、色々と考え方の違いがあるようです。

私も平均ですが、時には、経路の長い方なども使います。

今のところ、観測地の位置関係などでばらつきが多いですが
精度のよい流星については、平均でもよいかとは思います。

ここが一番の問題ですね。

14日の火球は、よい結果が出ていますね。

私の結果は、http://www5b.biglobe.ne.jp/~sekitaka/ryusei/o/2004/12/orbit200412.htm
にあります。
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SonotaCo
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登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Sat Dec 18, 2004 1:46 pm    記事の件名: ゴールが見えてきました 引用付きで返信

検証ありがとうございます > ts007さん

ようやく皆さんの計算に近づいてきました。
バグはもちろん、関係数値にそれぞれどこまで精度を追求するかで、結果は大きく異なるのに驚きました。
軌道計算は本当に微妙ですね。正直、やや戸惑いました。
これまで、軌道計算やられていた方々の結果を大いに参考にさせて頂き、なんとかここまできました。
太陽黄経計算が大変なのには正直驚きましたし、平均vs選択かの問題、速度算出点などの問題など、今後の課題もあり、UFOAnalyzer側との関係も含めればまだまだ改善の余地があるように感じています。

さてお、UFOOrbitの次の版が少し動き始めました。次の版では同時観測の計算結果によるトレイルマップが出るのですが、これが結構強力です。
こんどこそ、未知の突発流星群もはっきりと認識できると思います。UFOAnalyzer単体では、既知の群に対してしか速度が算出できなかったのに対し、速度はもとより軌道まで出せるのが決定的です。これまでに皆さんに上げて頂いた中にも何か見つかりそうな勢いです。
作業を一時中断して、ここまでの分 V0.05 を今日か明日に公開したいと思っています。ご期待下さい。


最終編集者 SonotaCo [ Sat Dec 18, 2004 5:45 pm ], 編集回数 1 回
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SonotaCo
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登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Sat Dec 18, 2004 5:41 pm    記事の件名: トレイルマップ搭載しました 引用付きで返信

同時流星判定、輻射点計算に基づくトレイルマップ機能を搭載し、UFOOrbit V0.05 をダウンロード可能にしました。

上げて頂いた14日の分をやったところ、M_Gem については以下のようになりました。
埼玉Nさん、ts007さん、私の同時観測分から見つかったものです。かのお二人の同時火球も含まれています。
トレイルマップは個々について描くこと、全体を描くこと、特定群を描くことなど可能です。赤は観測赤経赤緯の始点終点間で、暗い緑は計算された輻射点と各開始点を結んだものです。十字マークが計算輻射点です。1つの計算結果につき、2つのトレイルが表示されます。

自分で操作して各計算結果を連続的に表示してゆくと、面白いです。リストで1つクリックしておき、カーソル下キーが使えます。
どうぞ、お楽しみ下さい。



U20041217TR.gif
 説明:
1年前、いつかこの図が見たいと思いました。
今までのトレイルマップとは説得力が桁違いです。
 ファイルサイズ:  6.95 KB
 閲覧数:  18850 回

U20041217TR.gif


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ts007



登録日: 2004.08.09
記事: 5054
所在地: 埼玉県川越市

記事日時: Sat Dec 18, 2004 8:47 pm    記事の件名: ついに、ゴールが見えましたね。 引用付きで返信

1年間、夢を追い続けてあっというまでしたね。でも、このソフトで1年間は、
SonotaCo氏の地道な努力の賜だと思います。色々と注文が多かったと思
いますが、着実にこなしていったその成果だと思います。これを機に多く
の方が流星の観測研究に前向きに取り組んでいけるのではないでしょうか。

 何か、新しい発見がまだまだありそうです。次は、こぐま群ですね。
そして、年頭のしぶんぎ群とまた、忙しくなりそうです。

 これからもよろしくお願いします。

グラフもあると群の分布がよく分かりますね。



U200412gem.GIF
 説明:
 ファイルサイズ:  12.69 KB
 閲覧数:  18829 回

U200412gem.GIF



U20041217TR2.GIF
 説明:
 ファイルサイズ:  9.39 KB
 閲覧数:  18841 回

U20041217TR2.GIF


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さぎたりうす



登録日: 2004.08.09
記事: 4391
所在地: 大阪府大阪市東淀川区

記事日時: Sat Dec 18, 2004 9:39 pm    記事の件名: すばらしいです 引用付きで返信

UFOOrbit完成おめでとうございます。
流星観測者が夢に見たソフトの完成です。
誰もが手軽に軌道計算ができる時代がきてしまったのですね。
かくいう私も自分で軌道計算をしたことは一度も無く、これまで観測専門(宴会専門?)だったのですが、これからは、軌道計算している時間がなくて...、という言い訳が通用しなくなりそうです。
上記のふたご火球の計算結果ですが、輻射点位置が、IMOのデータと比べるとかなり東寄りに出ているのが、気になります。実はこの夜の明るいふたご群だけ集めてトレイルマップを描かせると、計算されたものとほぼ同じ位置にきれいに集中します。
IMOのデータがずれているのか、傍流の大粒のトレイルにあたったのか、興味があるところです。
本来はふたごスレッドに書くべき内容ですが、あまりにぴったりあってるので、こちらに投稿しました。



C20041214_Gem.GIF
 説明:
2004年12月14日のふたご群火球のトレイルマップ
 ファイルサイズ:  6.77 KB
 閲覧数:  18836 回

C20041214_Gem.GIF


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ts007



登録日: 2004.08.09
記事: 5054
所在地: 埼玉県川越市

記事日時: Sun Dec 19, 2004 10:20 pm    記事の件名: 12月19日5時34分の流星は、こぐま群でした。 引用付きで返信

こぐま群の方にも書きましたが、
12月19日5時34分の流星は、SonotaCo氏と埼玉N氏とITO氏で同時になっています。軌道計算をしました。Orbit005の結果からこぐま群であることが分かりました。

Localtime Mag Ra Dec Vg (km/s) a (AU) q (AU) e w (deg) OMEGA (deg) i (deg) P (year) ID1 ID2
20041219_053439 2.8 233.57 81.29 27.56 2.98 0.935 0.686 208.5 267.2 43.8 5.14 Saitama2 Tokyo2C1
20041219_053439 2 231.69 81.68 28.35 3.43 0.933 0.728 208.8 267.2 44.7 6.35 Saitama2 Tokyo1_S2

ところで流星等級は、観測者によって違いますので、一番明るい等級を採用するとよいかとも思われます。この流星は、−0.4等と2等と2.8等になっています。
全経路を撮影したときと一部では等級が違いますね。

それにしても、今朝の観測で、その日の内に軌道計算までできてしまいます。
本当にすごいですね。群の判定もしやすくなりました。
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SonotaCo
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登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Mon Dec 20, 2004 9:03 am    記事の件名: Re: 12月19日5時34分の流星は、こぐま群でした。 引用付きで返信

Quote:
ところで流星等級は、観測者によって違いますので、一番明るい等級を採用するとよいかとも思われます。


あ、そうですね。作る時にちょっと迷ったんですが、確かに、大物を見逃す可能性が出てますね。次でそうします。次ではトレイルマップに日時などを文字で入れて、記録用画像として利用しやすくしようと思っています。
出来たてなので、色々使いにくい所があるかと思います。皆様のご意見を参考に改善していきたいと思っています。
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SonotaCo
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登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Mon Dec 20, 2004 4:45 pm    記事の件名: UFOOrbit V0.06 引用付きで返信

細かい改良とバグ修正をして、V0.06 としました。
次は地上マップかと思っていますが、今週は雷同時観測サーバ構築の話しがあるので
大きなバグがでない限り次の改版は暫く先にしたいと思っています。

V0.06では色々発見ができると思います。是非お楽しみ下さい。
何か発見したら、教えてくださいね
Cool Cool
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SonotaCo
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登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Tue Dec 21, 2004 7:03 pm    記事の件名: UFOOrit V0.08 引用付きで返信

暫く改版しないような口ぶりだったのに、日に2回も改版してしまいました。
というのは、前田さんのCSVデータがきっかけで、とんでもない組み合わせがヒットしていることが判明したからです。軌道計算は大円の交点でやっているので、同時かつ同じ群だと、別々の流星でも結構うまく計算できてしまうのです。
自動計算は恐ろしいです。

で、地上経路をチェックするようにしました。
観測地Aの経路始点地上位置から、観測地Bからみた地上経路に垂線を下ろし、その距離が20kmを越えるものを除外するようにしました。
本物の同時観測流星は殆どが0.1kmつまり100m程度の誤差に入りますが、別々の流星でたまたま軌道が求まってしまったものは100km以上離れるようです。出力にこの距離も入れるようにしたので、気になる場合はチェックしてみて下さい。

Ground Mapが完成していれば、もっと早く気がついた筈のことですが、良い勉強になりました。ちなみに、過去のデータで調べると1割程度このチェックで除外されます。
あまりに効果が明確なので、緊急改版となりました。
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