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20081129_211525 ジェット現象発生
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SonotaCo
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登録日: 2004.08.07
記事: 13647
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Mon Dec 01, 2008 10:33 pm    記事の件名: Re: ジェットの観測に成功しました 引用付きで返信

磐田南高校  wrote:
磐田南高校地学部です。
本校でも、11/29 21:15:25 のイベントの観測に成功しました。
画像と動画をあわせてアップします。


素晴らしい Exclamation Exclamation Exclamation やりましたね。 これは、世界で2例目の 接木状ジェットの観測です。
交差角のある同時観測は世界初です。高校でジェットを観測したのも世界初だと思います。ジェットとしては、国内では私、ITOさん、に続いて3番目の観測成功者でしょうか。

これで、世界で初めて接木状ジェットの細部の高度を確定できます。
まず、データの保全をお願いしますね Wink

さて、とにかく、発生位置を確定しましょう。
UFOAnalyzerV2はお使いでしょうか、お使いであれば clicks.csv の作成をお願いします。
クリックする位置は TK6 齊藤さんの静止画の中に ちょっと見難いですが、 +1 と +2 というマークがあります。View画面で、save clicksをオンにして、これと対応すると思われる部分をマウスクリックすると(右クリックでやり直しができます)、キャプチャディレクトリに M*clicks.csv ができるので、ここに掲載お願いします。
上部の湯気のような所は2つに分かれているのですが、とりあえずまずは、中心方位が重要なので、ジェットの中心線上でクリックしてください。上下は多少ずれてもかまいません。

UA2に自信がなければ、クリップをお送り頂いて私の方で分析させていただきます。
FTPアカウントを準備しますので、言ってください。

以下のclicks はTK1の画像でTK6とほぼ同じ位置をクリックしたものです。TK1-TK6の組合せは交差角がなくて、無意味になっています。
-------
動画をみると、下部の雷光までしっかり映っていますね。これは本当に凄いことです。
光り方は三本松高校の光り方と似ている気もします。もしかすると、三本松高校のデータも活きるかもしれません。



M20081129_211525_TK1_S8_clicks.csv
 説明:
Tokyo1 S8 のclicks(2点)です。

ダウンロード
 ファイル名:  M20081129_211525_TK1_S8_clicks.csv
 ファイルサイズ:  342 Bytes
 ダウンロード回数:  499 回

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Lightningwizard



登録日: 2007.10.19
記事: 165

記事日時: Tue Dec 02, 2008 1:39 am    記事の件名: 引用付きで返信

[edited 29/1/2010]
In this event the jet and sprite shapes seem very well separated, and the jet seems to diverge with height, like blue jets, rather than remain a narrow channel, like gigantic jets. But the glow starting at mid altitudes, crawling upwards, is characteristic to GJs.

However, Su et al. in Nature, 2003, showed two types of GJs: tree and carrot. The carrot version appears to have a diverging base jet rather than a narrow jet observed for several observed tree-type GJs.
The last video shows clearly that lightning activity is going on inside the cloud during the jet. I am curious for any details you may have about the rates and polarity of flashes around the time of the event, and the location relative to the storm structure.

Your event is very special, it proves that jets/gigantic jets are possible even from shallow winter thunderstorms!

Oscar

_________________
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EuroSprite blog:
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最終編集者 Lightningwizard [ Sat Jan 30, 2010 12:38 am ], 編集回数 1 回
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登録日: 2004.08.07
記事: 13647
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Tue Dec 02, 2008 8:46 am    記事の件名: クリップを測定させてください > 磐田南高校さん 引用付きで返信

世界的に貴重な観測です。
高度測定と雷光部分の解析のため、 磐田南高校の観測データを私の方で分析させて頂きたく思いました。
結果の概要はこのフォーラムに公開します。その後の扱いについては別途ご相談させて頂くというとこで、クリップデータの転送をお願いしたく思いました。
詳細はメールしますので、よろしくお願いします。 > 磐田南高校さん

また、電磁波の波形データがある方おられましたら、是非連絡お願いします。
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SonotaCo
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登録日: 2004.08.07
記事: 13647
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Tue Dec 02, 2008 9:26 am    記事の件名: 引用付きで返信

Hi Oscar, thank you for comment.
I agree that there are two types on GJs. There is clear difference between types.
I began to think that Blue starter - Blue jet - Grafted sprite - Carrot type Gigantic Jet
are one type of event that differs the strength only.

Also it is very interesting that there is similar difference between carrot sprite and column sprite.
This might be a hint?

Anyway, fortunately, we have two clear observations that have enough cross angle.
Firstly, we are going to measure its structure precisely. It may be the first matter in the world, is it?
Next we will watch the lightnings.
The third video of Kagawa1 might be the simultaneous observation of the same lightnings.

We also amazed that we had this kind of event in winter. but...
The day of 29/Nov was very warm. Humid southern air covers almost all of Japan.
And there happens strong wind from north west. It was very cold.
Therefore there was big temperature gap between ground and high altitude.
May be the gap is more important than absolute temp..

There are unique winter thunder clouds in Japan (leaned low altitude clouds that cause very strong positive strokes).
But I think that this is not the one of it. It rather looks like cumulonimbus cloud in summer.

About the polarity, we have no information yet, though I mailed to some places.
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登録日: 2004.08.07
記事: 13647
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Tue Dec 02, 2008 11:21 am    記事の件名: Kagawa1 の観測について、 引用付きで返信

Kagawa1の正体不明の発光ですが、ジェットイベント下部の雷光の強い部分を捉えたものである可能性が高くなってきました。
以下は Kagawa1 と Shizuoka2 の雷光部の様子を wmv から切り出したフレームシーケンスで並べたものです。

Shizuoka2 の強い発光のみ Kagawa1 が捕らえていたとすると かなりよく タイミングが一致します。
今後の方位の分析の結果にもよりますが、Kagawa1 と イベントの間には雲があって、上部は全く見えず、下部の強い発光のみ記録されたと考えることができる可能性が出てきました。

このような貴重な現象で、SSH間で同時観測が成功していたとなれば、これも素晴らしいことですね。 AVIから作ればより鮮明な画像が作れると思います。



LseqSZ2-KW1.jpg
 説明:
Shizuoka2 と Kagawa1 の雷光部シーケンス
 ファイルサイズ:  23.52 KB
 閲覧数:  6169 回

LseqSZ2-KW1.jpg


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登録日: 2004.08.07
記事: 13647
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Wed Dec 03, 2008 9:42 am    記事の件名: 発生位置、仮計算 引用付きで返信

Shizuoka2 は今週は修学旅行? ではないかとの情報を頂きました。
とすると、精密な分析ができるのは来週になりそうです。

本来なら、同一イベントであることが確定してから、やるべきなのですが、こういう事情なので、とりあえず、Kagawa1 が同いつイベントの下部の雷光を捉えていたとした場合の発生位置仮計算をしました。
下図が ここに掲載してくださった TK6,KW1,TK1のclicksから TK1-KW1 間の観測をプロットしたものです。
もし、同一イベントであったなら、発生位置は 136.372E, 36.172N.
地表距離はTK6 から 260km, TK1から301km, Kagawa1からは283km,
雷光の高度は 8.7 +- 1km, スプライトハロー上端は 90 +- 2km 程となりました。
交差角は121度と充分で、一応不自然ではない数値に見えます。

雷光がこの高度だったすると、東京からは地平線ギリギリです。さらに気象情報では同時刻、途中、長野県西部に雨雲があったので、雷光が映らなくても不思議ではありません。

来週が待たれます Wink



B20081129_GMAP_KW1.png
 説明:
Kagawa1が同一イベントだった場合の発生位置
 ファイルサイズ:  49.67 KB
 閲覧数:  6096 回

B20081129_GMAP_KW1.png


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記事: 13647
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記事日時: Fri Dec 12, 2008 10:56 am    記事の件名: 20081129_211525 分析結果 速報版(発生地点) 引用付きで返信

磐田南高校より、このイベントのデータを転送して頂きました。
修学旅行に引き続いて東京でJSEC2008に参加されていたそうです。お忙しい中、ありがとうございました。

既に磐田南高校でも分析されており、2点の特徴点の測定結果も頂きました。
当夜には恒星が充分映っているクリップもあり、 私の方で再分析し、データの確認をしましたが、
磐田南高校の分析は十分な精度を持っていました。

まず、磐田南高校(SZ2)から転送頂いたclicksとこれまでにここに掲載されたclicksを用いて、発生地点を求めました。
結果は発生地点は速報値として 東経136.35±0.01度、北緯36.17度±0.01度 となりました。

また、これは 香川県の三本松高校(KW1)の観測と方位がよく一致しており、KW1の観測が下部の雷光部分を捉えたとすると
仰角、時刻、明度変化もよく一致することから、KW1が雷光部分を観測していたこともほぼ確実になりました。

磐田南高校と、三本松高校は、高知工科大学の山本さんの呼びかけで作られた
以下のSSHコンソーシアム高知に参加されて観測、研究されています。
http://sonotaco.jp/forum/viewtopic.php?t=1252
高校生同士でのジェットイベントの同時観測が成功していたことは関係者の方々の努力が実ったという意味でも素晴らしいことだと思います。
さらに、同コンソーシアムに参加されている他の高校でも観測に成功している可能性があるとのことです。
発生位置が確定したことから、同時観測の確実な判定が可能になったと思います。
本イベントの同時観測に成功されている方がおられましたら、是非ご報告ください。



GMAP.png
 説明:
20081129_211525 発生地点
 ファイルサイズ:  47.67 KB
 閲覧数:  5925 回

GMAP.png



M20081129_211525_Shizuoka2_c2_clicks.jpg
 説明:
SZ2 測定点
 ファイルサイズ:  75.3 KB
 閲覧数:  5925 回

M20081129_211525_Shizuoka2_c2_clicks.jpg



M20081129_211525_Shizuoka2_c2_clicks.csv
 説明:
SZ2 clicks (2点)

ダウンロード
 ファイル名:  M20081129_211525_Shizuoka2_c2_clicks.csv
 ファイルサイズ:  354 Bytes
 ダウンロード回数:  527 回



最終編集者 SonotaCo [ Fri Dec 12, 2008 1:29 pm ], 編集回数 2 回
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記事: 13647
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記事日時: Fri Dec 12, 2008 10:58 am    記事の件名: 20081129_211525 分析結果 速報版 (高度) 引用付きで返信

以下は、SZ2からお送り頂いたクリップを私の方で再分析し、TK1のデータを合わせてイベントの高度の概要を求めたものです。
両観測とも十分な恒星により収差補正されており、SZ2は127個の恒星に対して平均誤差0.022度、TK1は33個の恒星に対して0.015度です。
誤差の主要因は画面上での特徴点クリックで、特徴が不明確な部位では0.1〜0.3度程度の誤差になっています。

尚、以下のSZ2画像は、速報用として、既に公開されているピークホールド画像上にプロットしてあります。
AVIファイルの1フィールドの画像上ではより鮮明に見え、詳細な各部の測定が可能と思われます。今後の研究が期待されます。

今回の速報版 SZ2-TK1間三角測量結果では、上部では誤差が少ないものの下部では高度誤差が大きくなっています。
これはそもそも特徴点が不明確で、点の対応が取れていないことが原因です。
特に、ジェットの下端(pos5)については大きな誤差となっています。
これはTK1からは下部が雲で見えていなかったことが原因の可能性が高いです。SZ2側の画像では明らかにジェット下端と、その東方に雲があります。
また、SZ2の動画やピークホールドではジェットの下端と雷光が区切れているように見えますが、これは雲だった可能性があると思います。
ジェットの本当の先端が雲から離れているのかどうかは、未解決問題なのですが、今回の観測でもその点ははっきりしないようで、その点は残念です。
しかしながら、ジェット発生時に、下部の雲の中、それも高度9km付近に放電の発光が連続していたことは確実になりました。
これは雲内での放電とジェットとの関係を知る上で大変重要なことだと思います。

磐田南高校では電磁波の同時観測もされているようなので、ジェットのメカニズムについてより深い知見が得られるかもしれません。
本当に楽しみです。

尚、今後のSZ2のデータの扱いについては、コンソーアムをとりまとめておられる 高知工科大の山本さんの方にて、現在コンセンサス作成が行なわれていますので、事前連絡をお願いします。 健全な研究活動発展のため、ご協力よろしくお願いします。



M20081129_211525_SZ2p-TK1_c6.jpg
 説明:
SZ2-TK1 三角測量測定点(6点)
 ファイルサイズ:  95.14 KB
 閲覧数:  5921 回

M20081129_211525_SZ2p-TK1_c6.jpg



SZ2-TK1_c6_result.png
 説明:
三角測量結果
 ファイルサイズ:  47.24 KB
 閲覧数:  5921 回

SZ2-TK1_c6_result.png


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