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司馬康生
登録日: 2005.11.26 記事: 2168 所在地: 明石市
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日時: Mon Mar 01, 2010 10:56 pm 記事の件名: csvハブからの火球抽出リスト |
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csvハブからUFOrbitにより計算したデータから「火球」を抽出したものです。
「火球」とは明るい流星で、一般に「マイナス5等より明るい」または、「マイナス3等より明るい」という基準で扱われます。
ただし、ここでは、(絶対光度?継続時間<マイナス6)の基準で抽出しました。
従来基準とは違い、過去との比較では不利ですが、「大きな流星」を表す指標として、継続時間を組み合わせた方が良いのでは、と考えた方法です。
例えば、突入角が浅い場合、時間をかけて大気密度の濃いところへ落下するため、放出光エネルギーの時間微分である光度は、高い仰角の場合と比べて低くなります。
また、突入速度が遅い場合も、同じ理由に加え、発光効率が低いため、やはり光度は低くなり、継続時間が長くなります。
これらの働きは、定量的には単純ではありませんが、簡単な抽出基準としては実用的ではないかと思います。
継続時間が長い場合には、目撃者が多くなったり、精度の高い観測が成立しやすいという面もありますし。
さて、リストアップした項目で、冒頭の2つはこちらで付けました。
No:リスト中の通し番号
Sites:観測地点数
以下は、Orbitによるcsv出力の項目です。
localtime: 最も早い時刻を採用
dur, amag: 最も長い時間と、最も明るい光度を採用
lng1 ・・ H2: 最も高いH1に対する経緯度データセット、最も低いH2に対するデータセット
vi ・・ incl: 全データの平均、ただしa<0の時はpを空白
このような方法ですので、データ間の整合性は保証しません。
あくまでindex的提示と理解し、必要があれば元データにアクセスしてください。
1月分を見ていて、気付いた点は以下のとおり
・20100124 040304 の火球を”Orbit”では2個の独立流星と判断した。
・vi<20km/sの流星が16個中5個含まれる。
・H2が30?32kmの流星が3個もある。
・No12,13の軌道が似ているような。
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201001_.csv |
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2.41 KB |
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1221 回 |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Tue Mar 02, 2010 7:19 pm 記事の件名: Re: csvハブからの火球抽出リスト |
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リスト拝見しました。 火球の数が予想より多くて、ちょっと驚きました。
30km 台に達した火球が1月に3つもあったのが、特にショックでした。
意外に短い経路でさほど明るくなく、話題にならないような流星でも30km台まで光ることがあるのですね。
これはもしかすると、隕石落下も意外に身近ということでしょうか
ちょっと嬉しくなりました
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3090 所在地: 大阪府
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日時: Tue Mar 02, 2010 8:27 pm 記事の件名: Re: csvハブからの火球抽出リスト |
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司馬さん、火球の専門家だけあってすごいリストをつくられますね。
SonotaCoさんも注目されていますが、
特に次の2つの火球は隕石落下を検討してもよさそうです。
_20100106_232405_ 4_ -3.89_ 135.175_ 35.9427_ 74.791_ 135.3769_ 35.9839_31.882_ 12.2
_20100122_210837_ 2.75_ -4.75_ 136.7771_ 37.6802_ 75.824_ 136.6141_ 37.7461_ 30.299_ 16.1
なかなか時間がとれませんが、やってみますか?(司馬さん)
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Tue Mar 02, 2010 8:55 pm 記事の件名: 今年は当たり年? |
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暗い流星は見逃しているかもしれないと思い、
まさかとは思いましたか、SNMを見直してみました。
結果は 3年間で H2 が最も小さいものは
20080302_040502 の 26.4km で これは凄い火球だったので、落下地点予測もやったやつです。
で、今年の20100122_210837 の30.7kmというのは 歴代2位の記録でした。
終点が30km台の流星は たとえば2009年では全25000余りの流星のなかで、たった10個しかありませんでした。
2010年は1月だけて 3 個もあったということは....ちょっと気になりますね。
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司馬康生
登録日: 2005.11.26 記事: 2168 所在地: 明石市
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日時: Tue Mar 30, 2010 8:04 pm 記事の件名: 2010年2月の火球リスト |
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1月と同じ条件で、抽出しました。個数は5個です。
1月と比べると少々地味になりました。
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ファイル名: |
F2_20100201_.csv |
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1.06 KB |
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司馬康生
登録日: 2005.11.26 記事: 2168 所在地: 明石市
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日時: Tue Apr 27, 2010 8:50 pm 記事の件名: 2010年3月の火球リスト |
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黄砂の空に加えて、晴れた日が少なかったです。
最後の3月30日23時41分の火球は、実際は6.8秒(以上)の継続時間があり、消滅点高度は、30kmを少し切っています。滋賀県東部、鈴鹿峠付近に小規模な隕石落下があったものと推定します。
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ファイル名: |
Hyogo3_201003_.csv |
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1010 Bytes |
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941 回 |
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司馬康生
登録日: 2005.11.26 記事: 2168 所在地: 明石市
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日時: Sat May 22, 2010 9:48 pm 記事の件名: 2010年4月の火球リスト |
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4月30日22時24分(JST)のものが、一番の大物だったようです。
ちょっと落ち着いたら、念のため、隕石落下の計算をしたいところです。
(ごく小さなものは、落ちていそうです。・・・発見は期待薄ですが)
場所としては、沼津市付近でしょうか。
説明: |
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ファイル名: |
U2_20100402a_.csv |
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1.26 KB |
ダウンロード回数: |
1344 回 |
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司馬康生
登録日: 2005.11.26 記事: 2168 所在地: 明石市
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日時: Mon Jun 21, 2010 8:29 pm 記事の件名: 2010年5月の火球リスト |
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5月は6個が該当しました。
うち5個は、秒速25km程度以下の低速の流星です。
特に、_20100501_214221 と _20100503_003556 は継続時間5秒以上、秒速13km台でした。
いずれも消滅点高度は、40km程度以上で、隕石落下に繋がるものは無かった見込みです。
アテン型軌道のものを2個含みます。
説明: |
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ファイル名: |
U2_20100501_F.csv |
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1.15 KB |
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1264 回 |
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司馬康生
登録日: 2005.11.26 記事: 2168 所在地: 明石市
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日時: Sun Oct 10, 2010 8:50 pm 記事の件名: 2010年6月-9月の火球 |
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ずいぶん長らくためてしまいました。
今回から、軌道要素を単純平均ではなく、輻射点と速度からの算出としました。
計算には重野好彦氏のソフトを使用しました。
これで、軌道要素の数値同士、修正輻射点と地心速度との間に大きな矛盾は無いものと思います。
8月はペルセウス群が圧倒し、9月には9月のペルセウス群が目立っています。
散在流星は、春は低速流星が多かったのですが、高速流星主体と変化しています。
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ファイル名: |
U2_20100601_a.csv |
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723 Bytes |
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1198 回 |
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ファイル名: |
U2_20100701_a.csv |
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1014 Bytes |
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1197 回 |
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ファイル名: |
U2_20100801_a.csv |
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5.42 KB |
ダウンロード回数: |
1295 回 |
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ファイル名: |
U2_20100901_a.csv |
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2.36 KB |
ダウンロード回数: |
1168 回 |
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3090 所在地: 大阪府
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日時: Mon Oct 11, 2010 8:53 am 記事の件名: Re:2010年6月-9月の火球 |
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火球リストの選出ありがとうございます。
私の意見は司馬さんにお会いしたときに申し上げるべきですが、(メールではおおきな誤解を生みますので)
リストがでましたので、あえてここへ書き込みます。これは私見ですので、読み流して下さい。
_
OrbitV2で計算した、(UNIFIED)の計算結果を使うというのはだめなのですか。
例えば、「2010年6月 3個」のリストについては、私なら添付しましたリストのようにOrbitV2で計算しました
ものより、(UNIFIED)の計算結果を使います。この数値自体には矛盾はいっさいありません。
以降は、お会いしたときにでも、、
説明: |
2010年6月分の火球リスト
OrbitV2での計算結果 |
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U2_20100601_司馬さんが選んだ火球.xls |
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39 KB |
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954 回 |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Mon Oct 11, 2010 8:41 pm 記事の件名: Re: 2010年6月-9月の火球 |
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司馬康生 wrote: | 今回から、軌道要素を単純平均ではなく、輻射点と速度からの算出としました。
計算には重野好彦氏のソフトを使用しました。
これで、軌道要素の数値同士、修正輻射点と地心速度との間に大きな矛盾は無いものと思います。 |
上田昌良 wrote: | OrbitV2で計算した、(UNIFIED)の計算結果を使うというのはだめなのですか。 |
えーと、記憶によれば、UFOOrbitV2で unified radiantモードの時、ID1が (UNIFIED_n)の形になっているレコードの軌道要素は上田さんのおっしゃるように、修正輻射点と地心速度の段階で平均し、これを軌道要素に変換したものになっていて、そのレコード内での矛盾はない筈... と思いますが....
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司馬康生
登録日: 2005.11.26 記事: 2168 所在地: 明石市
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日時: Tue Oct 19, 2010 9:27 pm 記事の件名: 対応が後手ですみません。 |
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以前上田さんから個人メールでいただいていた問題でした。
やっと、ゆっくりと見てみました。
確かに、unified radiant で求めた、輻射点、速度、軌道要素の数値が最も妥当ですね。
しっかり見ておりませんでした。
少数、同一火球で、別流星判定の場合が出ます。その時unified数値が複数個出るため、これを統一するための別途処理が必要なのかな、という印象です。
また、相談させてください。
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司馬康生
登録日: 2005.11.26 記事: 2168 所在地: 明石市
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日時: Mon Dec 06, 2010 9:02 pm 記事の件名: 2010年10月の火球リスト |
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unifiedで処理したものです。
しし群、おうし群ともあまり目立たず、静かな部類に入るでしょうか。
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U2_20101001_a_.csv |
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1.39 KB |
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司馬康生
登録日: 2005.11.26 記事: 2168 所在地: 明石市
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日時: Tue Dec 07, 2010 8:43 pm 記事の件名: 2010年11月火球リスト |
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先月分で、「しし群が少ない」とボケていました。オリオン群です。
11月は未報告の方もいらっしゃるかもしれませんが、興味深いものが含まれるので、急ぎアップします。
消滅点高度が40km以下に突入したものが3個ありました。
_20101106_211349は、かなりの低速で、隕石落下を検討したくなるデータですが、残念ながら日本海上空です。
_20101119_000316 これは今月のハイライト?おうし群で、消滅点36km!どんなしっかりした物質だったのだろう。ただ、速度的には燃え尽きているでしょう。ちなみに消滅点は石川県七尾市上空付近。
_20101127_183452は、消滅点が白山上空付近です。それほど明るくないのに低空まで光っていたようです。ごく小さなものは落ちているのだろうけど、探せそうな場所ではありません。
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31個です。nTa=8,sTa=1,Leo=8,daD=1 |
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U2_20101101_a.csv |
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6.39 KB |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Wed Dec 08, 2010 2:35 pm 記事の件名: Re: 2010年11月火球リスト |
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司馬さんがピックアップされた11月の3流星の地図を描いてみたので、掲載しておきます。
やっはり地図が分かりよいですね
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七尾市上空のやつです。12mmレンズだったので結構ハデでした。 |
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