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dustycomet · 最終編集者 dustycomet [ Mon Dec 15, 2014 10:13 pm ], 編集回数 1 回

菅原です。

　ことしのふたご群は見ごたえがありましたね。

　さて、10月からASI120MMとUFOCaptureHD2による分光観測を開始しました。
カメラの感度が低いので、期待したほどの捕捉率が得られない原因を考えてきました。
ほぼ同視野をカバーしているすぐとなりに設置した撮像カメラには
かなり明るい流星がキャプチャされているのに、
HD2には何も残されていないことが頻繁にあるのが気になっていました。
そして、昨夜、PCモニター上でリアルタイムに流星スペクトルがくっきりと移動していくのに、
HD2が無反応という場面を目撃しました。
これは、私の設定のどこかに問題があるに違いないと思い、
改めて機材の特性を整理してみると、

1. 流星出現時にフレーム間で変化する画素数が多い。
　　撮像では流星は線だが、スペクトルでは線の集まり＝面　に近い

2. ５FPSというフレームレート、露光時間が0.2secで使っているので、
　　通常のビデオカメラに比べてシンチレーションによるフレームごとの値の変動が小さい。

となります。

　その上でマニュアルを熟読すると、

１は、EXsize
２は、Scintillation Mask

に関係しています。
そこで試しに

EXsize　= 0
Scintillation Mask をoff（チェックをはずした）

にしたら、立て続けにスペクトルがキャプチャされました。

ただ、昨夜は明るい流星がたまたま多かったため、
という可能性も否定しきれていません。

上記のようなパラメータ設定の解釈は、正しいでしょうか？

前田

菅原さんへ
前田です。今年のふたごはそこそこ明るいのも飛んで私もスペクトル結構撮れました。

疑問の点ですが、EXsizeは、100で問題無いと思います。
問題は５FPSで、これは未体験です。普通に考えると継続時間の短い流星だと、
Min（ｆｒｍ）がデフォルトの２だと、1フレーﾑの流星は見逃すことになりますが、
明るければ、EXsizeの方でトリガがかかるはずです。

私のスペクトル用のノーマルのUFOCは、EXsize50です。

Scintillation MaskもOFFにすると普通は、星を拾って観測になりませんが、
積分しているのでその影響が少なかったのでしょう。

私で分かるのはこのあたりまでです。

SonotaCo

dustycomet

前田さん、SonotaCoさん

さっそくのアドバイスありがとうございました。
教えていただいた設定で実験をしてみます。

よく理解できていない箇所がいくつかあるのですが、
もう少し考えて、改めて質問させていただきます。

いろいろなパターンの動体を表示させたムービーを作って
キャプチャーの実験を繰り返したら理解が進むかなあ、
と思っております。

あるいは、撮像カメラでキャプチャされたムービーを、
UFOCaptureHD2に入力してキャプチャの実験が
できないかとも考えたのですが、
さすがにそういう機能はないですよね。

HDのカメラで再生できるメディアに書き戻し、
それをカメラで再生してキャプチャする、
という手もありますが、さすがに手間がかかりすぎですね。

SonotaCo

dustycomet · 日時: Sun Dec 28, 2014 8:26 am 記事の件名:

SonotaCoさん、コメントありがとうございます。
すでになさっていたのですね。

その後、皆さんにアドバイスいただいた設定で、ほぼ見逃しなくキャプチャされているようです。
10月の運用開始以来、
スペクトルの撮影は20個を超え、
漠然とした目標の週に1個のペースは十分クリアできそうです。
映りすぎてもreductionが大変ですし。。。