上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3090 所在地: 大阪府
|
日時: Thu Sep 15, 2016 10:19 am 記事の件名: 2016年のペルセウス座流星群の出現は多かった |
|
|
2014年から2016年の3年間でペルセウス座流星群(PER)の出現数が2016年が一番多かったことがわかりました。
その比較の方法は、
・SonotaCo Networkに報告のありました8月の1ヶ月間のPER群の同時流星数と散在流星(SPO)の同時流星数を比較しました。
・参考にPER群とSPOの平均の明るさを表示しました。
表に、各年の比(PER/SPO)で示しました。単純にSPOと比較したところで、2016年はPER群がSPOより1.56倍でした。2015年は1.22で、2014年は1.10ですから、やはり2016年のPER群の出現は多かったといえます。
TV観測による流星数は天気に左右されます。特に極大期に撮影できたかどうかでもその流星数が大きく変動します。そのように各年の比較が困難な面もありますが、「今年は多かった」という表現より
「2016年はPER群がSPOより1.56倍の流星数でした。これは2015年の1.22倍や2014年の1.10倍より大きく、2016年のPER群は3年間では最大の活動でした。」と数値で示すことが一方法だと思います。
編集:前述の方法は、極大期に他の日の出現数を圧倒するような多さの出現をするPER群には適しません。これは9月24日開催の十三塾で発表していて気づきました。
前述の方法は、小流星群で長期の活動がある場合にのみ有効な判断方法です。
ここに間違いであることを述べさせて頂きます。
PER群のように極大期に多数出現する流星群は観測流星数が天気に左右されます。
説明: |
|
ファイルサイズ: |
46.81 KB |
閲覧数: |
1967 回 |
|
|
|