上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3088 所在地: 大阪府
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日時: Thu Mar 09, 2017 11:17 am 記事の件名: 2017年1月 かみのけ座流星群のまとめ |
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報告:上田昌良
2016年11月から2017年2月の間の「同時流星計算用CSV ハブ」より
データをダウンロードし、UFOOrbitV2で軌道計算をしました。その中で
かみのけ座流星群(COM)と判定されたものをまとめてみました。
COM群と判定さてたものでもあまりにもばらついているものは群がって
いないと判断してCOM群から省いてまとめをしました。
省いたものは、2016年11月16日から11月29日の間の12個と2月3日の1個
の同時流星。(輻射点の分布図で青丸で示してある)
COM群の同時流星は2016年11月1日から2017年1月31日の間に325個
ありました。この同時流星数は、2017年のしぶんぎ座流星群の同時流星
150個より多く、2倍の数がありました。天気や出現期間の長さなどの影響は
考えれますが、総流星数ではCOM群は小流星群ではないという印象を
受けます。
COM群は、活動期間が2ヵ月と長期続きますので、その間に活動始期と
終期の輻射点位置は50.9°も天球上を移動します。当然、その間に、速度
も変動しますし、日心軌道も変化します。詳しくは軌道計算結果の表をご覧
ください。
計算結果の表によりますと、COM群の発光点の高さは108.8 kmで流星では
高い方です。これは速度が初速63.9 km/sと速いことと関連があります。火球
クラスの特に明るいCOM群の発光点が200 kmを超えるものの出現が期待さ
れます。
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2016年12月から2017年1月のCOM群、同時流星軌道計算結果 1 |
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2016年12月から2017年1月のCOM群、同時流星軌道計算結果 2 |
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