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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3090 所在地: 大阪府
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日時: Wed Jan 24, 2018 8:43 am 記事の件名: 2017年11月9日20:21:18(JST)出現 NTA群流星の軌道計算結果 |
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おうし座北流星群に属する同時流星の軌道計算結果
= 2017年11月9日20:21:18(JST)出現 =
報告:上田昌良 (Masayoshi Ueda)
表題の流星が岡本貞夫氏(観測地:愛知県)と著者(大阪府)の間でTV同時観測となりました。軌道計算(orbit3.bas使用)の結果、この流星はおうし座北流星群(NTA)だったことがわかりました。さらに飛行経路の途中で小爆発を起こしており、その明るさが絶対光度(流星までの距離100 km)-3.5等でした。また、この流星の痕は1.3秒間残りました。この流星の初速は、V∞=32.4 ±5.8 km/sでした。今回の速度は発光点側の平均値です。やや遅い流星でも痕が残ることは以前から知られています。
この流星の最大光度になった最も明るい所は高度76.5 kmでした。流星の全経路を1としますと、最大光度地点の比率は0.81となり、消滅点近くで起こったことになります。
さらに詳しい計算結果は表に示しました。流星映像の位置測定はUFOAnalyzerV2で自動測定を行いました。また、この流星はSonotaCo Netwrkの報告を見ますと全部で9カ所の所にて同時観測が成立していました。2017年のNTA群は比較的活発な出現でしたので、同群のいろんな観測結果をまとめておくチャンスです。
岡本さんからこの流星の動画等一式を提供していただきましたこと感謝いたします。早くに提供していただきながら著者の都合(長いスランプに陥ってました)で処理が遅れてしまったことをお詫び申し上げます。
追伸、投稿しましたが、エラーで表示されませんでしたが、いつのまにか表示されていましたので、再度、画像を投稿します。
この流星は痕が残り、その痕の残った高さが93.9 kmから70.1 kmでした。痕の最も明るかった高度は76.2 kmでした。
痕の実経路長は38.6 kmありました。
NTA群の痕が残った同時流星が得られたのはたいへん珍しいことです。このような基礎データを残しておくことも大切です。
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3090 所在地: 大阪府
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日時: Sun Feb 11, 2018 8:21 am 記事の件名: Re:2017年11月9日20:21:18(JST)出現 NTA群流星の軌道計算結果 |
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投稿したらエラーが出て、そのままにしておきましたが、本日見ましたら文章が表示されていましたので、画像を再度、投稿してみました。今度はうまくいったようです。
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