上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3090 所在地: 大阪府
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日時: Fri Mar 16, 2018 6:32 pm 記事の件名: 2018年1月12日6:16:06(JST)出現の長経路流星もアースグレージングでなかった |
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長経路流星の軌道計算結果
=2018年1月12日6:16:06(JST)出現、絶対光度-1.5等=
報告者:上田 昌良 (Masayoshi Ueda)
(1) 概要
表題の流星が2カ所で同時観測された。この流星は軌道計算の結果、その実経路長が207.7 kmもある長い流星だった。その継続時間も5.5秒あり、長かった。このように経路も時間も一般の流星よりも異常に長い流星はアースグレージングを疑ってみたくなる。今回の流星は発光点(写り始め)の高さが98.6 kmで、消滅点(写り終わり)が93.9 kmだった。発光点側の突入角が3.9°と浅かったが、今回の観測から得られた結果ではこの流星はアースグレージング流星ではなかった。
(2) 観測地
この流星は2カ所で同時観測された。その撮影者は、横道順一氏(岡山県、M18007)と上田昌良(大阪府、M18008)だった。2カ所共、ワテックカメラにて動画で撮影されたものだった。
(3) まとめ
今回の長経路の流星は、初速が34.8 km/s±2.8 km/sで地球大気に突入角3.9°で突入してきた。そして、流星の高さは順調に低くなっており、実経路長が207.7 kmと長かったものの通常の流星だった。今後も変わり種の流星があれば、積極的に情報交換をする大切さを認識した。
(4) 謝辞
今回の長経路流星のデータ等を快く提供していただいた横道順一氏にお礼申し上げます。
説明: |
流星の高度、順調にその高度を下げていった。高度の決定精度が悪かった。 |
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