ITO
登録日: 2004.08.09 記事: 1306 所在地: 東京都杉並区浜田山
|
日時: Sat May 19, 2018 10:44 am 記事の件名: 2018. 5. 17 - 18 能登半島〜新潟県沖の日本海(?)上空でスプライト 7イベント |
|
|
2018. 5. 17 - 18 能登半島〜新潟県沖の日本海(?)上空でスプライト 7イベント
2017. 5. 17 は北海道に北にある低気圧から延びる寒冷前線が東北地方の南部を横切り、その前線付近の広い範囲で雷が発生しました。
夜の始め頃は能登半島沖に雷雲の塊があったのですが、時間の経過と共に東進し、佐渡島〜新潟県上空、そして福島県/岩手県上空を通過して太平洋へ抜けていきました。そんな状況下でスプライト7イベントが観測されました。
東京地方は薄曇りで恒星が見えない状況。スプライトも雲の切れ間に見える感じで残念ながら発生場所は推定出来ませんでした。
観測時刻: 22:57:58 00:18:41 00:41:47 00:59:38 01:07:17 01:14:00 01:16:38
発生場所(推定): 能登半島〜佐渡島〜新潟県上空(?)
比較的明るいスプライト2点を掲載します。
その中で 01:14:00 に観測されたスプライトはその形がちょっと珍しいもの。まるで天井から下に延びる「鍾乳石(Stalactite)」のような形状の発光で、過去にも何回か見た事はあるのですが、今回のように鮮明に写ったのは初めてです。
960x540 pixels で切り出した画像も掲載します。
今回も Panasonic GH5s(改造品)+Nokton25mmF0.95 で 4K60P でキャプチャーし、WAT-902HU からのキャプチャー信号(音声信号)を外部トリガーとして使用しました。
以前の観測では同一PC内でこの2台のシステムを同時に稼働し、WAT-902HU のキャプチャー時の音声信号をスピーカー端子から出力してライン入力端子から入力する方法で外部トリガーを行っていたのですが、信号を受けた時に GH5s 側でトリガーはかかかるが録画しないという不都合が起きていました(全部のイベントではないのですが)。
今回は WAT-902HU のシステムを別のPCで稼働させ、そこから GH5s 側のPCに音声信号を入力する方法で行いました。PCが2台必要ですが、結果は素晴らしく、WAT-902HU でキャプチャーしたスプライトは GH5s でもすべてキャプチャー/録画する事が出来ました。
しばらくはこの方法で観測を続けようと思います。
ITO
説明: |
May 17, 2018 22:57:58 能登半島付近上空で観測されたスプライト
この時刻では雲の切れ間が多くあり、充分観測可能な状況です。
Panasonic DC-GH5s(No. 1 LPF を除去)+ Nokton 25mm F0.95
動画(avi)からスプライトが写っているフレーム(6枚)を取り出し、比較明合成で一枚に合成しました。 |
|
ファイルサイズ: |
128.98 KB |
閲覧数: |
2321 回 |
|
説明: |
May 18, 2018 01:14:00 新潟県沖の日本海上空で観測されたスプライト
「鍾乳石」のように上から垂れ下がっているような発光です。
この時刻になると薄雲が広がり、赤外線に感度があるカメラでは映像全体に赤みが増してきます。
Panasonic DC-GH5s(No. 1 LPF を除去)+ Nokton 25mm F0.95
動画(avi)からスプライトが写っているフレーム(4枚)を取り出し、比較明合成で一枚に合成しました。 |
|
ファイルサイズ: |
116.25 KB |
閲覧数: |
2321 回 |
|
説明: |
May 18, 2018 01:14:00 新潟県沖の日本海上空で観測されたスプライト
スプライト部分の拡大画像 オリジナル(3940 x 2660 pixels)から 960 x 540 pixels で切り抜きました。 |
|
ファイルサイズ: |
168.71 KB |
閲覧数: |
2321 回 |
|
説明: |
May 18, 2018 01:14:00 新潟県沖の日本海上空で観測されたスプライト
動画です。 1080p mp4 形式 |
|
ダウンロード |
ファイル名: |
011400_3.mp4 |
ファイルサイズ: |
325.75 KB |
ダウンロード回数: |
218 回 |
|
|