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2004年Per群追加分析

 
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投稿者 メッセージ
しゃあ



登録日: 2004.08.09
記事: 547
所在地: 山口県宇部市

記事日時: Sat Sep 25, 2004 8:47 pm    記事の件名: 2004年Per群追加分析 引用付きで返信

前田さんのご希望に沿えるかどうか・・・。
速度分布はM_sOriスレッドの9月の散在流星のものが参考になるかと思います。
輻射点からの離角と角速度の相関も出してみました。



per2004degvel.gif
 説明:
輻射点から近いからかリニアになっています。
 ファイルサイズ:  43.5 KB
 閲覧数:  13629 回

per2004degvel.gif



per2004vel.gif
 説明:
元データがないので残念ながら旧角速度計算のものです。
 ファイルサイズ:  16.86 KB
 閲覧数:  13637 回

per2004vel.gif


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登録日: 2004.08.07
記事: 12671
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Sun Sep 26, 2004 7:56 am    記事の件名: そうかぁ、 引用付きで返信

M_Perのグラフは圧巻です。
原理的にはこのグラフの幅が発光高度のばらつきに相当するのかな? と思います。
以前、前田さんが、おっしゃっていたことですが、
輻射点からの距離を補正した値をレポートに出しても価値あるかなと思い始めました。

M_sOrのスレッドの方では再分析して下さったんですね。ありがとうございます。
結局、計算方法はたいした違いでは無かったようですが、気になっていたことが
1つ解決して嬉しいです。
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前田



登録日: 2004.09.01
記事: 2759
所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)

記事日時: Sun Sep 26, 2004 11:59 am    記事の件名: 引用付きで返信

しゃあさん、リクエストに応えていただきありがとうございます。
おっしゃるとおり、同じ輻射点からの離角で、の速度のばらつきは
流星の出現した仰角のためです。いくつか、飛び離れた集団は
群判定のミスでしょうね。

思ったより平らな部分が無くなるのですね。先に私の書いた仮定は、
たとえばsinの極大部分ふきんとすべて1とみなしたようなものですから、
実際はだらだらと変わっているのですね。参考になりました。

散在流星の分布もこうなるのか、そうかーとしみじみ眺めました。
この話も長くなるなのですが、散在流星の対地速度はダブルの極大を
示しています。その理由は、地球に追突するタイプと、地球が追突
するタイプがあるからです。もちろん2つのタイプの個々の散在流星の
輻射点分布も異なります。後者かいわゆる、地球向点方向ですね。
それらを平均してみるとどうなるのかは、頭で考えてもちょっと
わかりませんが、このグラフはその結果です。

SonotaCoさん、
流星の出現位置(赤緯、赤経、仰角)がきまれは、ただ一つの仮定
”この流星は**群である。”をつかえば、一つの流星から対地速度
が求まります。

http://www.imo.net/calendar/cal04.html#Radiant
のtable3を使います。
この表は眼視観測について書いてある話なのですが、、対地速度(V)を仮定して
しますが、D(りかく)、h(仰角)からVが求まります。
そして、このVが異なれば、最初の仮定が間違っていたことになります。
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登録日: 2004.08.07
記事: 12671
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Sun Sep 26, 2004 6:37 pm    記事の件名: 引用付きで返信

前田 wrote:

SonotaCoさん、
流星の出現位置(赤緯、赤経、仰角)がきまれは、ただ一つの仮定
”この流星は**群である。”をつかえば、一つの流星から対地速度
が求まります。

http://www.imo.net/calendar/cal04.html#Radiant
のtable3を使います。
この表は眼視観測について書いてある話なのですが、、対地速度(V)を仮定して
しますが、D(りかく)、h(仰角)からVが求まります。


流星、素人モードのSonotaCoです。

このTable3ですが、これも発光高度を仮定して出てきたものだと思うのですが???
Vを対地速度、Dを離角、hを仰角、Hを発光高度、として
単純には、角速度 a = arctan(sinD*sinh*V/H) だと思うのですが、これでD=h=90°の値から逆算すると
V=25km/s-> H=100km
V=40km/s-> H=94km
V=60km/s-> H=104km
となり、これで全体を計算すると表とほぼ合うのですが.....微妙に違いますネ。
だいたい、中間の速度で高度の仮定が最低になっているのも腑に落ちません。

これは何か奥深いことがありそうですね。
この表を出す式をご存知の方おられましたら、お教え下さい。

しゃあさんのペルセデータを仰角で補正するとこんどは発光高度の分布を算出できる筈と思うのですが.....
なんか、ぜんぜん自信がなくなってきました。 Sad
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しゃあ



登録日: 2004.08.09
記事: 547
所在地: 山口県宇部市

記事日時: Sun Sep 26, 2004 9:39 pm    記事の件名: 仰角補正 引用付きで返信

えー、仰角補正がなんだかわかりませんが、*SIN(ALT)で処理してみました。
なんだか凄くいいです。



per2004degvelalt.gif
 説明:
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per2004degvelalt.gif


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登録日: 2004.08.07
記事: 12671
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Sun Sep 26, 2004 10:21 pm    記事の件名: あ、あれ 引用付きで返信

sin(仰角)を角速度に掛けた値が縦軸ですか?
なんだか、私もよくわからなくなってきました。
仰角の低いものは、遠いから、見かけの角速度は小さくなっているはずなので、どちらかというと割り算かな? と思ったんですが.....もう私は混乱しています Rolling Eyes
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しゃあ



登録日: 2004.08.09
記事: 547
所在地: 山口県宇部市

記事日時: Sun Sep 26, 2004 10:32 pm    記事の件名: Re:あ、あれ 引用付きで返信

sin,cos,tanと組み合わせでやってみたら*sinが一番説得力がありました。
実験式ですみません。
(離角のほうに補正かけています。)
前田さん、どっかに理論式ないですか?
主要群判定の精度向上に重要な武器となると思うのですが。
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登録日: 2004.08.07
記事: 12671
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Mon Sep 27, 2004 9:14 am    記事の件名: 今週中にプログラム化しておきます。 引用付きで返信

私が昨日考えた地球の丸みを入れない式をひっくり返すと、

Dを離角、hを仰角、Hを発光高度(=100km)、aを見た目の角速度として対地速度V(km/s) は

V = tan(a)/sin(D)/sin(h)*H(=100)

です。UFOAnalyzerの vel は流星全体のものなので、
Dを求めるには ra1,dec1とra2,dec2の平均を出すのが良いと思います。
rx = (ra1+ra2)*π/360
dx = (dec1+dec2)*π/360
同様に輻射点の赤緯、赤経のradianを rs ds とすると
D = arccos( cos(dx)*cos(ds)+sin(dx)*sin(ds)*cos(rx-rs) )
h = (alt1+alt2)*π/360
a = vel*π/180
として上の式に放り込むとVが出て来る筈です。
(全部アドリブで書いているので....間違っているかも.....ご指摘歓迎します)

今週は忙しいので、すぐには出来ませんが、レポートにVを計算して入れるようにしますね。

これまでの同時流星の軌道計算結果をみていると、発光高度は40〜120kmにばらついている
ので、ずっと躊躇してきた計算です。同時流星は火球が多いので、バラツキが大きかったの
かもしれません。しゃあさんのグラフを見ていて、やる価値がありそうな気がしてきました。
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しゃあ



登録日: 2004.08.09
記事: 547
所在地: 山口県宇部市

記事日時: Mon Sep 27, 2004 12:39 pm    記事の件名: Re:今週中にプログラム化しておきます。 引用付きで返信

忙しいのに煽ってすみません。

さて、
V = tan(a)/sin(D)/sin(h)*H(=100)
で、 tan(a)はsin(a)ではないでしょうか。
a=90 deg/s の時に特異点が出てしまいます。
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登録日: 2004.08.07
記事: 12671
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Mon Sep 27, 2004 2:33 pm    記事の件名: Re:今週中にプログラム化しておきます。 引用付きで返信

しゃあ wrote:
V = tan(a)/sin(D)/sin(h)*H(=100)
で、 tan(a)はsin(a)ではないでしょうか。
a=90 deg/s の時に特異点が出てしまいます。


すみません、ちょっと時間がなくて、考えていられません。
明後日にジェットの学会発表があって、まだ準備が済んでいないのです。
で、明日から2日間、音信不通になります。
よろしくお願いします。 > 皆様
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登録日: 2004.08.07
記事: 12671
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Mon Sep 27, 2004 6:23 pm    記事の件名: ええと、 引用付きで返信

発表の準備が、一応終わり、少し落ち着きました。
で、ちょっと考えてみました。
先の式の精度を少し上げ、以下とすると特異点を避けることができます。
V= H * a / (sin(D) * sin(h))
式は単純になりましたね。これでもIMOの表に良く似た表が作れます。
tanでもsinでもなくそのまま使うのがとりあえずの正解のようです。

さらに地球の丸みを考慮した式も考えたのですが、これは長くて書けません。

いずれにしても、長経路の流星は平均化による誤差が大きくて精度が落ちます。
かといって極短経路のものは測定誤差が大きくてこれまた精度が落ちます。

時間があったら、私も自分のデータで計算してみたいです。
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前田



登録日: 2004.09.01
記事: 2759
所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)

記事日時: Mon Sep 27, 2004 11:35 pm    記事の件名: レスいろいろ 引用付きで返信

しゃあさんのペルセの修正図すごいですね。横軸が離角*sin(h)
という意味ですか? 
私も正確な理論式わかりません。冊子にはグラフが載っているので、
それを載せます。元の出どこと思われるのはつきとめたのですが、
その論文が見つかりません。家のどこかにあるはずなのですが、、、

わたしも(行きがかり上)、輻射点を通る子午線上に流星が出現するという
簡単な2次元のモデルで考えてみましたが、
V=(H*tan(a/sinD))/sinh
となりました。SonotaCoさんとだいたい同じ結果となります。
表とも微妙に違います。流星が輻射点の下側に出たとき
この式で良いのか自信がありません。
添付のグラフと同じような図が書ければどの式でもいいのでは
ないでしょうか。ちょっと、すっきりしませんが。

特異点はaを10でわって計算し、結果のVを最後に10倍すれば、
さけられます。

SonotaCoさん
確かに、流星の出現高度の仮定が必要でした。すみません。しかし、
流星の発光点はそんなにばらつきません。マッキンリーの教科書では、
写真観測では、ほとんど105kmから95kmに入っています。
ただし、消滅点は質量や、速度で大きく変わります。
ですから、高さを推定するときは、発光点側で行うのがベターです。

それにしても、すごいペースの書き込みですね。
学会頑張ってください。



Vel2.gif
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しゃあ



登録日: 2004.08.09
記事: 547
所在地: 山口県宇部市

記事日時: Tue Sep 28, 2004 12:10 am    記事の件名: いや、その 引用付きで返信

>横軸が離角*sin(h) という意味ですか?
すみません、単なる試行錯誤でして角速度/sin(h)∝離角が正だとは思います。
ビンゴが出たのでついUPしてしまいました。 



gem2003degvelalt.gif
 説明:
恥かきついでに2003Gemの同じ処理のものです。
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