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藤原康徳
登録日: 2004.08.10 記事: 2717 所在地: 大阪市淀川区
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日時: Mon Jan 06, 2020 9:01 pm 記事の件名: 2020年1月4日 21時42分35秒の火球 |
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2020年1月4日 21時42分35秒(JST)に室生観測所の東向きDMK33GX290e(4mm F1.2)で火球を捉えています。画像からは、かなり明るいと思いますが、
今のところ、SonotaCoネットのCSVハブには、SonotaCoさんの観測があるだけです。
残念ながら大阪市内の自宅のカメラには写っていませんでした。
日本流星研究会のホームページの掲示板には、目撃談が数件あがっています。
α7s+35mm F1.4+300本/mmグレーティングで前半部のスペクトルが得られていますが、完全にサチッテいます。
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DMK33GX290e+4mm F1.2 FHD 30p ピークホールド画像 |
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α7s+35mm F1.4+300本/mmグレーティング FHD 60o ピークホールド画像 |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12669 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Tue Jan 07, 2020 7:21 am 記事の件名: Re: 2020年1月4日 21時42分35秒の火球 |
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Tokyo8の静止画動画です。
継続時間があり、見ごたえのある遠方火球でした。かなり南よりなので、太平洋上かもと思います
最近、関西方面で火球が多いですね。 同時観測データが集まると良いのですが...
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M20200104_214235_TK8_U7.mp4 |
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藤原康徳
登録日: 2004.08.10 記事: 2717 所在地: 大阪市淀川区
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日時: Fri Jan 10, 2020 11:49 pm 記事の件名: 軌道 |
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藤原康徳です。
今日(10日)室生観測所に行ってUFOAnalyzerV2で測定をしてきました。
消滅点は何とか陸地ににひっかかっているようです。28.6 kmと結構低空まで侵入しています。隕石落下の可能性は?
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3088 所在地: 大阪府
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日時: Fri Jan 17, 2020 6:52 am 記事の件名: 消滅点高度が30km以下だった火球の軌道計算結果 |
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消滅点高度が30km以下だった火球の軌道計算結果
2020年1月4日21:42:35(JST)出現
報告:上田昌良
1. 概要
この火球は藤原氏より「結構低空まで侵入しています。隕石落下の可能性は?」との指摘があり、司馬氏と協議した結果、隕石落下地点の計算まで行うことになりました。このフォーラムに報告のあったお二人のデータで計算を始めたのですが、米口氏もこの火球を撮影していることがわかり、急きょ、同氏に流星データの提供をお願いしました。
米口氏のデータが入ることで、同時流星の天球上の交差角が89.6°の組合せとなり、同交差角では理想の90°に極め近い角度となりました。
計算結果から、初速は19.1km/sで地球大気による著しい減速がみられ、終速が6.0km/sとなっていました。ただ、突入角が64°と大きく、かなりの質量が溶けてしまうことが予想されます。それでも消滅点高度は27.8kmとかなり低いので隕石落下を期待し、その後の計算は司馬氏にお願いしました。
この火球の絶対光度はマイナス4.9等で、実経路長が66.6kmでした。詳しくは下記の図表を参照ください。
2.流星データ
この火球は、次の諸氏より火球データをいただきました。お礼申しあげます。
藤原康徳(奈良県、M20001)、SonotaCo(東京都、M20002)、米田一彦(石川県、M20003)
画素数は、M20002:2,160x3,840、4k、M20003:480x720、Watec、M20001:1,080x1,920?、DMK33GX2900、 (M********A.XMLより)。
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司馬康生
登録日: 2005.11.26 記事: 2166 所在地: 明石市
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日時: Sat Jan 18, 2020 8:58 pm 記事の件名: 隕石落下は海中か?? |
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おとなしい光度変化と消滅点の低さで隕石落下が期待できる火球かと思いました。
飛行中の破砕もほぼ無さそうですね。
上田さん、SonotaCoさん、藤原さん、米田さんありがとうございます。
まず、初速推定のための指数関数近似の検討です。図のとおり、3.1秒程度まで良く近似できています。
SonotaCoさんの映像の画質の良さがよくわかります。
3.1秒を過ぎてからグラフが大きく跳ね上がり、やや大きな落下質量の期待が膨らみます。
続いてシミュレーションと観測と比較しました。
時間と地上高度の関係で一致させるように計算の初期条件を調整すると、戸惑う結果となりました。
ほとんど摩耗しない隕石という結果になってしまいました。
球形と仮定した700gの石質隕石をで突入させ、摩耗なしでこのカーブを計算上ほぼ再現できてしまいます。
幸いスペクトルがあり、隕鉄(?)という疑いは消えそうです。
実際は、末端のみ上記の仮定に近い実態で、4秒くらいまでは普通より控えめな摩耗があったというくらいなのでしょう。
いずれにしても、質量は良く残されて地上まで届いていると思います。
最後に、近似できた計算条件の中の初期条件値を有りそうな範囲で前後させ、落下点、落下質量を数値積分で追跡しました。
風データは、同日21時で、落下域分布図で、館野(茨城県)の風データを使った結果が左側、右側上の分布が八丈島の風データ、右下の分布が潮岬のもの。
冬期は偏西風が強く、最大秒速90m以上の風を受けています。
緯度の高い地点(館野)の偏西風がやや弱かったようです。
誠に残念ながら、落下予報域の中心は海上に出てしまいましたが、それでも少々豊橋市南端にかかっています。
このあたりは、30年以上前に良くドライブしましたが、野菜(冬場は大根)、メロン、花卉などの農業が盛んな地域でした。
計算結果の質量範囲は50-100g程度です。
落下が地上域なら発見可能サイズかと思います。
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司馬康生
登録日: 2005.11.26 記事: 2166 所在地: 明石市
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日時: Sat Jan 18, 2020 9:21 pm 記事の件名: 落下経路図 |
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落下経路図です。偏西風で10km程東に流されています。
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藤原康徳
登録日: 2004.08.10 記事: 2717 所在地: 大阪市淀川区
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日時: Sun Jan 19, 2020 8:35 pm 記事の件名: 隕石落下? |
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藤原康徳です。
上田さん、司馬さん、計算等ありがとうございました。隕石落下の可能性が高いということはたいへん嬉しいところです。
予想落下点のほとんどが海ということですが、陸地の海岸には行ってみたいと思っています。
ありがとうございました。
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