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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Tue Oct 05, 2004 11:16 am 記事の件名: 2004 9/30-1 の同時流星観測 と V0.40の分析結果 |
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9月30-10月1日には埼玉Nさんと2つの同時流星観測があり、ts007さんにより軌道計算して頂けました。折角なので、UFOAnalyzer V0.40 での分析結果と比較してみました。
以下、結果です。
最初は 22:31:23 の散在流星です。
ts007さんの分析結果は以下です。
発光点 139゜ 8.3 +36゜31.4 115.0km
消滅点 138゜57.4 +36゜16.6 83.8km
視輻射点 54.2゜ +65.7゜ 軌道長半径 12.5(A.U.)
修正輻射点 55.0゜ +66.1゜ 離 心 率 0.935
近日点距離 0.818(A.U.)
観測速度 54.0 km/s 近日点引数 231.6゜
地心速度 52.7 km/s 昇交点黄経 187.67゜
日心速度 41.2 km/s 軌道傾斜角 95.5゜
周 期 44.4
交差角 24.2゜ 突入天頂角 46.5゜
経路長= 45.0km m=-2.2 UF94174と同群
http://www5b.biglobe.ne.jp/~sekitaka/ryusei/o/2004/9/orbit20040930223123.htm
これに対して、
m_zz1 ra:55.0 dec:66.1 Vo: 54.0 2004-9-30-22-31
という輻射点データを輻射点リストに加え、ExタブのHを102lmと設定してUFOAnalyzer V0.40で私のクリップを単独分析した結果が以下です。
m_zz1 Za= 0.54deg, Vi= 52.85km/s, Vo= 54.00km/s RA: 55.00-> 53.69, DEC: 66.10-> 66.02
dd= 0.00deg, dr= 0.01deg V = 53.8km/s, dV= -0.4% H= 101.6km, dH= -0.4km
この結果からは高度のずれと天頂引力補正値のずれが若干目立ちます。
今後もこのようなデータを折に触れて出していきたいと思います。
------
V0.41では以下のようになりました。こちらはH=100kmのデフォルトでかなりよく合いました。
m_zz1 Za= 0.53deg, Vi= 52.85km/s, Vo= 54.00km/s RA: 55.00-> 53.71, DEC: 66.10-> 66.02
dd= 0.01deg, dr= 0.02deg V = 52.8km/s, dV= -2.3% H= 101.6km, dH= +1.6km
説明: |
WAT-100N + 6mmF0.8 + ELSA500TV + UFOCaptureEx |
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最終編集者 SonotaCo [ Wed Oct 06, 2004 9:17 am ], 編集回数 2 回 |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Tue Oct 05, 2004 11:23 am 記事の件名: 10/1 00:53:06 仮称ιくじら群 |
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同じく、埼玉Nさんとの同時観測、ts007さんの分析結果です。
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軌道計算結果 (0410s01)
出現時刻 : 2004Y 9M 30/ 1 D 0h53m 6
観測者 1 SonotaCo.s T-T
観測者 2 s.NOMOTO N-KOUNOSU
発光点 139゜ 8.4 +36゜29.6 100.2km
消滅点 139゜12.7 +36゜36.6 87.2km
視輻射点 7.6゜ -8.4゜ 軌道長半径 2.1(A.U.)
修正輻射点 4.9゜ -12.6゜ 離 心 率 0.651
近日点距離 0.719(A.U.)
観測速度 20.3 km/s 近日点引数 73.4゜
地心速度 17.2 km/s 昇交点黄経 7.76゜
日心速度 36.6 km/s 軌道傾斜角 7.1゜
速度誤差 0.0 % 周 期 3.0
交差角 6.9゜ 突入天頂角 132.0゜
経路長= 19.7km m=-0.4 JN851008とMSSJ6kと同群
こちらは、仮称ιくじら群でした。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~sekitaka/ryusei/o/2004/10/orbit20041001005306.htm
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こちらの UFOAnalyzer V0.40 による 私の流星についての単独分析結果は以下でした。
仮定輻射点 : m_zz2 ra: 4.9 dec:-12.6 Vo: 20.3 2004-10-1-00-53(Hex=100km)
m_zz2 Za= 5.04deg, Vi= 17.00km/s, Vo= 20.30km/s RA: 4.90-> 6.90, DEC: -12.60-> -7.96
dd= 0.59deg, dr= 0.59deg V = 20.3km/s, dV= -0.0% H= 99.1km, dH= -0.9km
こちらは天頂引力による輻射点移動を除けば非常によくあっていると思いました。
ts007さんの視輻射点と修正輻射点は軌道計算によるものなので、単純な天頂引力補正と比較するのが無理なのかも知れません。
いかがでしょうか。
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V0.41では以下のようになりました。
m_zz2 Za= 4.55deg, Vi= 17.00km/s, Vo= 20.30km/s RA: 4.90-> 6.71, DEC: -12.60-> -8.42
dd= 0.88deg, dr= 0.89deg V = 20.3km/s, dV= -0.1% H= 99.2km, dH= -0.8km
説明: |
WAT-100N + 6mmF0.8 + ELSA500TV + UFOCaptureEx
それにしても、綺麗な空。
東京ではこんなに良い夜空は年に数日しかありません。 |
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最終編集者 SonotaCo [ Wed Oct 06, 2004 9:20 am ], 編集回数 1 回 |
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ts007
登録日: 2004.08.09 記事: 5072 所在地: 埼玉県川越市
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日時: Tue Oct 05, 2004 8:16 pm 記事の件名: 軌道計算との比較について |
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軌道計算との比較をしていることについて、1つ目の方は、そちらの発光高度と軌道計算の発光高度が少し違っていることが一つの原因だと思います。大体はあっていると思います。2つ目の方は、視輻射点は、7.6 −8.4で大体あっていますね。この程度の誤差で仮定計算できるとはすごいですね。軌道計算プログラムもそのうちにできてしまいそうですね。そうすると、観測から軌道計算まで自動化できそうですね?
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Tue Oct 05, 2004 9:02 pm 記事の件名: 先は長いです。 |
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いつもお世話になっています > ts007さん
この比較は、ts007さんの計算した輻射点を用いて、速度算出したらどの位の誤差になるかを見たもので、まぁ、結果的に高度も位置も算出していることにはなるのですが、群分類上変な流星を排除する程度の役にしか立ちません。それに輻射点が仮定できる流星にしか対応できません。
軌道計算は、当初からの夢ではありますが、ネット上のデータ集約、同時流星判定、そして軌道計算とまだまだ大きな山が控えています。当分は手計算が頼りです。なにとぞよろしくお願いします。
V0.40はヒヤヒヤでしたが、しゃあさんの分析結果や、上の結果で、少し自信が出来てきました。私の所でもM_sdAなどよく集中する群では大変良い結果が出て、だんだん嬉しくなってきました。未知の突発群があったときに速度が揃っているか否かの判定には使えると思います。楽しみです。
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