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投稿者 |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12669 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sun Feb 05, 2023 6:48 am 記事の件名: 2023/02/04-5 太平洋上 |
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東京世田谷からみて北東の近距離TLEです。
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右半分の光芒は渋谷付近、中央は原宿、TLEの下は新宿方向で、スカイツリーもなんとか映っています |
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astro45
登録日: 2021.11.08 記事: 11 所在地: 福島県相馬市
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日時: Sun Feb 05, 2023 12:36 pm 記事の件名: re:2023/02/04-5 太平洋上 |
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2023年2月4日 22時台にとらえたスプライトを比較明合成してあります。
かなり長時間継続して発生したようですね。
画像サイズ大きかったですね。リサイズしました。
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最終編集者 astro45 [ Tue Feb 07, 2023 6:45 pm ], 編集回数 1 回 |
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ts007
登録日: 2004.08.09 記事: 5069 所在地: 埼玉県川越市
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日時: Mon Feb 06, 2023 8:46 pm 記事の件名: こちらでも6件撮影できました。 |
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こちらでも6件撮影できました。212446 214833 215046 220310 221107 223418。
明るめの3つを掲載します。
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最終編集者 ts007 [ Sat Feb 11, 2023 5:33 pm ], 編集回数 1 回 |
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ITO
登録日: 2004.08.09 記事: 1305 所在地: 東京都杉並区浜田山
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日時: Mon Feb 06, 2023 10:55 pm 記事の件名: 2023. 2. 4 - 5 本州東方の太平洋上空でスプライト 22イベント |
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2023. 2. 4 - 5 本州東方の太平洋上空でスプライト 22イベント
2023. 2. 4 日本海にあった低気圧が東北地方を横切って太平洋側へ抜けました。夜になってその低気圧の周辺で季節風の吹き出し(?)による帯状の収束帯(前線)が形成され、5時間に渡って雷が発生しました。
そんな中、スプライト22イベントが観測されました。
観測時刻:
19:24:31 19:58:15 20:34:20 20:57:45 21:06:07 21:21:22 21:23:34 21:24:46 21:48:33 21:49:42 21:59:16
22:03:10 22:07:54 22:09:40 22:11:07 22:18:22 22:32:02 22:34:18 22:38:09 22:54:30 23:04:39 00:38:46
発生場所: 茨城県〜宮城県東方の太平洋上空
今回観測されたスプライト22イベントの内、6イベントがダンシング・スプライトでした。
福島県沖に発生した雷雲は最盛期で長さ約 300km の細長い帯状の形。
雷雲が細長く連なった場合、最初に発生した雷に誘発されて次々に雷が発生するケースがあるのですが、今回もそのような発雷が数多くあり、その結果「ダンシング・スプライト」が観測されたのでしょう。
今後ダンシング・スプライトの発生位置も解析してみようと思います。
ITO
PS. 投稿する画像の幅が大きすぎるとちょっと見づらくなりますね。当方は横方向の画像サイズは 960 pixels にしています。
説明: |
2023. 02. 04 21:24:46 福島県沖の太平洋上で観測されたスプライト
Panasonic DC-GH5s(改造品)+ IR Cut filter cut-off 690nm + Nokton25mmF0.95 C4K60p
冬季スプライトらしい「カラム型スプライト」です。発生位置は観測地点から約 230kmでした。 |
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説明: |
2023. 02. 04 21:48:33 福島県沖の太平洋上で観測された「ダンシング・スプライト」
Panasonic DC-GH5s(改造品)+ IR Cut filter cut-off 690nm + Nokton25mmF0.95 C4K60p
最初に中央の大きなスプライト群が出現し、その後3つのスプライトが発生しました。 |
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説明: |
2023. 02. 04 22:07:54 福島県沖の太平洋上で観測された「ダンシング・スプライト」
Panasonic DC-GH5s(改造品)+ IR Cut filter cut-off 690nm + Nokton25mmF0.95 C4K60p
これも「ダンシング・スプライト」で、全部で6つのスプライトが連続して出現しました。 |
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説明: |
2023. 02. 04 22:34:28 福島県沖の太平洋上で観測されたスプライト
Panasonic DC-GH5s(改造品)+ IR Cut filter cut-off 690nm + Nokton25mmF0.95
FHD/60fps (1920 x 1080p@60fps) でのキャプチャーです。 |
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説明: |
スプライトの時刻別発生場所(推定)
UFO AnalyzerV4 が出力した位置情報を地図上にプロットしました。
スプライトの発生位置が時間と共に南下しているのが判ると思います。 |
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ITO
登録日: 2004.08.09 記事: 1305 所在地: 東京都杉並区浜田山
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日時: Sat Feb 11, 2023 9:27 pm 記事の件名: 2023. 2. 4 22:07:54 ダンシング・スプライト(解析 1) |
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2023. 2. 4 22:07:54 ダンシング・スプライト(解析 1)
2023. 2. 4 22:07:54 福島県東方の太平洋上空で観測された「ダンシング・スプライト」について UFO AnalyzerV4 で解析してみました。
このスプライトの発光継続時間(合計)は約 0.37 秒。この間に5つのスプライトが連続して出現しました。
最初のスプライトは10本のエレメントから構成されるスプライトでしたが、最も遠い位置(観測地点から約 575km 遠方)で出現しました。
次のスプライトは最初のスプライトから約 0.10 秒後に観測地点に近づくような位置で出現しました。その後さらに3つのスプライトが連続して出現しました。
これらの5つのスプライト(グループ)は多数のエレメントを含む複雑な構造を持っており、(大規模なスプライトに見られる)環状の配置を持つグループもありました(Group 2, Gpour 3, Group 4)。
スプライト発生時、福島県沖には多くの雷雲が帯状に連なった前線のようなもの(収束帯?)がありました。
最初に発生したスプライト(Group 1)は前線からやや離れた場所で発生しましたが、Group 2 以降の4つのスプライトはこの前線上で発生した事が判りました。
「ダンシング・スプライト」は、(遠く離れた)複数の雷雲が短い間隔(ms 単位)で次々に地上放電を発生させる事により発生します。
いくつかの文献では最初に発生した落雷によって次の落雷が「誘発」されると示唆されていますが、詳細はほどんど未解明のまま...まだまだ研究されていない分野のようです。
ITO
説明: |
2023.2.4 22:07:54 ダンシング・スプライト 各グループの発生時刻、グループ間の間隔
出現時間(最初の出現から終了まで)は 0.367 秒でした。 |
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2023.2.4 22:07:54 ダンシング・スプライト 各グループの映像
スプライトの各グループを切り出したものです。 |
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説明: |
2023.2.4 22:07:54 ダンシング・スプライト 各グループの平面配置
スプライト Group1 から 5 まで南東方向に進行しました。
Group 2, 3, 4 は環状の配列(?)のようです。 |
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説明: |
2023.2.4 22:07:54 ダンシング・スプライト+気象レーダー(気象庁発表)
発生当時のレーダー画像(気象庁 22:10 発表)と重ね合わせてみました。
スプライト Group 2 - 5 は雷雲の帯上で発生していている事がわかります。 |
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説明: |
2023.2.4 22:07:54 ダンシング・スプライト 動画(mp4) C4K60P
前半はノーマル速度、後半は10倍のスローモーションです。 |
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220754_V5_NS.mp4 |
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ITO
登録日: 2004.08.09 記事: 1305 所在地: 東京都杉並区浜田山
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日時: Fri Feb 17, 2023 9:08 pm 記事の件名: 2023. 2. 4 22:07:54 ダンシング・スプライト(解析 その2) |
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2023. 2. 4 22:07:54 ダンシング・スプライト(解析 その2)
2023. 2. 4 22:07:54 福島県東方の太平洋上空で観測された「ダンシング・スプライト」について、その起源となった雷についての情報が得られましたので報告します。
今回、いつもの C4K60P のキャプチャーとは別に、GPS 時計をスーパーインポーズした 1920x1080p/59.94FPS のシステムでもこのスプライトをキャプチャーする事が出来ました
(GPS 時計が表示する時刻は非常に高精度で、誤差は 100万分の1秒レベルと言われています)。
スプライトはその起源となる雷放電より僅かに遅れて出現する事が知られています。スプライトの出現時刻(GPS 時刻)と雷放電の発生時刻より「(スプライト出現の)雷放電からの遅延時間」を計算してみました。
雷情報では 22:07:53 - 55 の範囲内に4つの雷放電が記録されていました。
スプライトの各グループと4つの雷放電の発生位置、及び両者の発生時刻の比較により、スプライトの各グループと4つの雷放電は次のように対比している事が判りました。
スプライト 出現時刻 雷放電 スプライトの遅延(ms)
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Group 1 22:07:54.001 検出なし ー
Group 2 22:07:54.101 22:07:54.011 90
Group 3 22:07:54.301 22:07:54.204 97
Group 4 22:07:54.318 22:07:54.272 46
Group 4 22:07:54.368 22:07:54.328 40
いろいろな文献では起源雷放電からのスプライトの遅延は 6 - 100ms と報告されています(もっと遅延が大きい論文もない訳ではありませんが...)。
今回の結果はそれと同程度の遅延があった事を示しています。
ITO
説明: |
2023. 2. 4 22:07:54 ダンシング・スプライト
Panasonic DC-GH5s(改造品)+ IR Filter cut-off 710nm + Nokton25mmF0.95 GPS 時計スーパーインポーズ付
1920 x 1080 p /59.94fps でキャプチャー
スプライトが映っているフレーム32枚を比較明合成法で一枚にまとめました。 |
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説明: |
2023. 2. 4 22:07:54 ダンシング・スプライト 各グループの画像です。
画像右下に移っているのが出現時の GPS 時計による時刻です。 |
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説明: |
2023. 2. 4 22:07:54 ダンシング・スプライト スプライトの起源雷からの遅延時間(ms)
今回は遅延は 40 - 100ms である事が判ります、 |
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説明: |
2023. 2. 4 22:07:54 ダンシング・スプライト 各グループと起源となる雷の発生位置
同時観測による三角測量ではなく、スプライトの上端高度を仮定する事によりスプライトの各エレメントの位置を求めました。
この図は「スプライトの各エレメントの上端高度を 80km」と仮定した時の平面配置です。 |
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藤原康徳
登録日: 2004.08.10 記事: 2717 所在地: 大阪市淀川区
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日時: Sat Feb 18, 2023 1:13 pm 記事の件名: GPS時計のスーパーインポーズ |
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藤原康徳です
ITOさん
いつも素晴らしい画像を見せていただきましてありがとうございます。
本筋の話ではありませんが、今回の報告で時刻表示にGPS時計のスーパーインポーズを使われておられるとのことですが、これはどのような装置なのでしょうか。たいへん興味があります。
NTSCでは、GPS同期した時刻をスーパーインポーズさせる機材は何種類か販売されており、アマチュア向けにも(でも精度は同じ GHS時計+TIVi)安価な機材が提供されていました。
流星観測では、現時点ではmsまでの精度を必要とはしていませんが、星食の分野では出来る限り時刻精度を上げるということで、GHS+TIViが使用されてきました。
星食の分野でも最近はCMOSカメラカメラ(ASI290mm等)が標準となってきておりGHS+TIViが使えなくなっています。そこでGPSを使って観測用PCの時刻を校正するとともに、GPS同期した1ppsで発光するLEDを現象の前後に発光させてそれで時刻を校正して測定するというようなことを行っています。
長くなりましたが、GPS同期した時刻がスーパーインポーズさせる機材があれば星食の分野でも大いに活用できるのではないかと思っています。
御多忙中、恐縮ですがよろしくお願いします。
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ITO
登録日: 2004.08.09 記事: 1305 所在地: 東京都杉並区浜田山
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日時: Sat Feb 18, 2023 2:41 pm 記事の件名: ビデオタイマー GPS |
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藤原さん、
現在使用しているのは下記のメーカーが製造しているビデオタイマーと呼ばれているものです。
http://www.seprotec.co.jp/tm-10d.html
但し、使用中の装置は研究機関から共同研究用に貸与されているもので「特注品」との事。
仕様は 解像度 FHD(1920x1080p)、入力/出力 HDMI、時刻表示 1/1000 秒迄 ですが、市販品(Model : TM-10D)は解像度、入出力は同じで表示時刻は 1/100 秒(ms が二桁)のようです。
GPS ユニットを背面に取り付ける事により GPS からの時刻信号を受信し、表示時刻の補正を行ってくれるようです。
市販品もかなり高そうですが、1/1000 秒までの特注品は相当高額!と聞きました。装置の操作性、安定性、質感などは素晴らしいものです。
一度上記メーカーに問い合わせてみたらいかがでしょうか?
このメーカーは映像関連機材が専門のようで、上記以外にもいろいろ製造・販売しており相談にも乗ってくれそうです。
ITO
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藤原康徳
登録日: 2004.08.10 記事: 2717 所在地: 大阪市淀川区
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日時: Sat Feb 18, 2023 3:38 pm 記事の件名: ビデオタイマー GPS |
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ITOさん、早速のお返事を頂きましてありがとうございます。
カタログを見ました。価格は要問合せのようですね。市販品でもかなり高そうな感じです。以前のNTSCのときでも10万円から30万円していました(GHS+TIViは格安中の格安でした)。
ITOさんが使われておられる機材はまさに理想的ですが、EMCCD並みのお値段がするのではないかと思います。
もうだいぶ前ですが、極地研でも高速でオーロラを撮影するという研究(300fps)の一環でGPS時刻を取り込むということを行っている方がおられましたが、
すごく苦労されていました(最初は1pps同期LEDを使われていた)。
その後はこの研究とは別ですが、100fps撮影できるEMCCDカメラでの複数大学・研究所でネットワーク観測が行われているようです。
GPS時刻同期はどうしているのですかと聞いたのですが(別の先生にですが)、何か解決したよということで詳しくは不明でしたが、
おそらくITOさんがお使いのような機材を導入されたのでしょうね。
流星観測でも100fpsでGPS時刻同期観測が出来れば軌道計算方法は大きく変わる可能性があるように思います(もちろん精度が向上するかどうかが重要ですが)。
まあ、アマチュア(特に収入のない年金生活者)には高嶺の花かなというところです。2,000円程度のGPSレシーバーとLEDでも星食観測なら実用にはなっていますので、これで頑張ることですね。
ありがとうございました。
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