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司馬康生
登録日: 2005.11.26 記事: 2167 所在地: 明石市
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日時: Sun Mar 26, 2023 6:43 pm 記事の件名: 落下推定計算初報 |
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上田さんから経路データを頂き、初速検討、落下の計算と進めました。
速度決定では、多くの観測が解像度の高いものを実感できました。
飛行距離を指数観測近似したときのO-Cを使って初速の検討を進めましたが、
決定された空間位置のばらつきに伴う誤差が現れ、また、一部は視野端の火球像故のずれかと思う部分もありました。また、やや周期的小増光をしていたことと関連するのか、速度も微妙に加減速している感じです。それでもV∞=15.30km/sとたぶん良好に決められたと思います。
続く落下シミュレーションでは、輪島、潮岬上空の大気データが、日本気象協会とWhioming Univ.の双方のサイトでダウンロード不能でした(データ不在?)。従って、館野のデータ(22日21時)のみで計算しました。
結果、突入室量は1.5kgでスタートし、地上落下はわずか30g余りでした。初期条件を前後させて計算した結果を地図で示しています。落下質量は10から60gの範囲です。地域的には岐阜県関市と郡上市の境界にある峠付近です。
データを提供頂いた皆様、上田様、ありがとうございました。
なお、計算はもう一度修正見直しをする可能性があります。
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指数関数近似をあてはめたときの飛行距離のO-Cと、飛行時間の関係。一直線に乗っていないのは、計算された経路の空間位置のばらつきに基づく。 |
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飛行時間に対する。地上高度。青が観測、赤が計算。経路末端、8秒余りで重ねるよう数値を調整。末端速度は3.6km/s程度。 |
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m-tomita
登録日: 2022.04.21 記事: 364 所在地: 石川県羽咋市
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日時: Sun Mar 26, 2023 10:37 pm 記事の件名: 輪島の高層観測 |
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司馬さん、大至急の検討ありがとうございます。
輪島のサイトは1月の火災で休止しています。2月28日までの観測は臨時の観測です。
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司馬康生
登録日: 2005.11.26 記事: 2167 所在地: 明石市
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日時: Tue Mar 28, 2023 10:42 pm 記事の件名: 再計算結果。 |
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m-tomitaさんありがとうございます。
火災停止ですか。一番近い位置ですので残念です。潮岬もデータが取れないですね。
仕方ないので、緯度の近い館野で我慢します。
さて、上田さんから追加されたデータをお送り頂きましたので、データ処理の見直しを含めて再計算を行いました。
消滅点が1km程低くなったりで、落下質量見積もりもかなり変わりました。
基準計算値として200g程となりました。落下質量範囲は50-290gです。
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指数関数近似をあてはめたときの飛行距離のOマイナスCです。 |
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飛行時間に対する地上高度。青が観測赤が計算(シミュレーション) |
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落下推定域。質量を上方修正したため、南東側に移動しました。 |
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Shimoda
登録日: 2006.12.12 記事: 3445 所在地: 長野県朝日村
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日時: Wed Mar 29, 2023 9:09 pm 記事の件名: Re: 再計算結果。 |
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上田さん、司馬さん、お疲れさまでした。
思ったより大きな隕石落下が予想されたようですね。また、予想以上に岐阜県側に入りましたが、やはり山の中なようです。
輪島の気象データ欠測は痛いですね。
司馬さんの結果をgoogleマップに落としてみました。山の中であることの再確認です。
中央に林道が走っていますが、通り抜け不能になっているようです。
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3089 所在地: 大阪府
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日時: Tue Sep 05, 2023 10:04 am 記事の件名: 隕石落下地点までの予報計算ができた火球の軌道計算結果 |
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隕石落下地点までの予報計算ができた火球の軌道計算結果
2023年3月22日19:10:05(JST)出現
報告:上田昌良
とんでもなく遅くなった今ごろ、3月の火球の報告です。
2023年3月22日19:10:05(JST)に-5.9等(絶対光度)の火球が福井県上空に出現した。この火球を動画撮影した9カ所から火球の位置測定データの提供が筆者にあった(表 参照)。この火球の軌道計算は筆者がorbit3で計算した(表 参照)。計算結果は、消滅点の高さが27.7kmに達しており、隕石落下が期待できる低さだった。また、発光点での火球の初速が15.3km/s±1.1km/sと遅く隕石落下に有望だ。しかし、この火球の全長が110.2kmと短く、もう少し長さが欲しかった。さらに明るさも物足りなく思う。
司馬氏による隕石落下の計算では、その予報質量が50?200gとなり、かなり大きい隕石が期待できる結果だった。落下地点は岐阜県付近の山中で、今回の隕石を見つけるのはものすごく困難な場所なのが残念だ。
最後になるが、この火球を撮影し、位置測定データを提供くださった9名の方々に御礼申しあげる。また、この火球に伴う隕石落下位置の計算をしていただいた司馬康生氏に感謝申しあげる。
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