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さぎたりうす
登録日: 2004.08.09 記事: 4406 所在地: 大阪府大阪市東淀川区
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日時: Wed Dec 06, 2006 10:03 pm 記事の件名: Northern Toroidal それとも突発?りゅう座付近 |
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この3日ほどで、α202°δ+64°付近からVg=40km/s程度の流星が4つ記録されています。
位置は、この時期のNorthern Toroidalのすぐ傍です。
散在流星源の突発というのも変ですが、小群の活動があったのでしょうか?
また、0等以上の明るいものばかりです。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Thu Dec 07, 2006 8:07 am 記事の件名: Re: Northern Toroidal それとも突発?りゅう座付近 |
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私もこの数日、明るい散在が多いのが気になっていました。
今、IMOの新しいワーキングリストと、Sirkoさんの仮群をあわせた新しい輻射点リストを作る作業をしています。今日できると思うので、それで調べてみます。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Thu Dec 07, 2006 9:19 pm 記事の件名: はっきりした出現だと思います。 |
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一応、明瞭な出現といえると思います。
過去にも数例類似軌道の観測記録がありました。
おめでとうございます。 とりあえず aDr と名前をつけました。
例によって、1/t をやってないので、同じ流星を重複して含んでいますが、一応平均を出しておきす。
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さておき、ようやく IMO の新しいワーキングリストを中心として新しいリストの骨格が出来てきました 。
今日、いろいろ調べた感触では、AntiHelion も Troidal source も 過去の様々な命名を一度綺麗に整理するためのもので、今後、精密で、条件の揃った観測によって、再度分類してゆくことになりそうな気がしました。
特にTroidal source の方は Uma や今回の aDr のように分離していきやすいと思っており、集中の良いものは しっかり記録していく価値があると思います。
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多点同時になっているものが多いですね。明るい証拠ですね。 |
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さぎたりうす
登録日: 2004.08.09 記事: 4406 所在地: 大阪府大阪市東淀川区
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日時: Fri Dec 08, 2006 5:31 pm 記事の件名: しぶんぎ群? |
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仕事場からです。
今、気づいたのですが、これって、しぶんぎ群の軌道とそっくりですね。
先日十三塾で、しぶんぎってトロイダルっぽい軌道をしてますねという話題が出ていました。アンチヘリオンの中の濃い部分がおうしだったりχOriだったりするように、もしかしてトロイダルの中に、しぶんぎやaDrがあるのではという気がしてきました。
それらが拡散していくと、トロイダルになるのではないでしょうか。
a q e ω Ω i
aDr 2.3 1.0 0.6 191 253 72
Qua 2.6 1.0 0.6 171 283 72
当然Vgは41km/sで同じくらいですね。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Fri Dec 08, 2006 7:53 pm 記事の件名: 11月から2月の北天 |
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UFORadiantで11月2月の北天を速度色別で書いてみました。
見事に40km付近の黄色は繋がっていました。
ようやくUFORadiantも活躍の場が出来てきた感じです。
dra 0.6° ddec -0.52°位で aDr と Qua は一体になりました。
このような1ヶ月にもわたる長期間の群活動ではD' 判定は殆ど役立ちません。
dra と ddec を考慮した ra-dec-vg grouping だと綺麗に群分類できるようです。
(但し、dra と ddec は UFORadiantのように極大日における方向ベクトルとして扱う必要つまり、輻射点移動は大円上の移動として扱う必要があり、単に日数を掛けて加算してはいけません。大円移動(心射図法での直線)方式での移動で極付近もばっちりのようです。)
Quaはまとまりのよい群のような気がしていましたが、これが長期間活動して、 Northern troidal source の一部を形成していたとは思いませんでした。
Northern troidal source なんて言葉はすぐに死語になりそうですね 。
それにしても、仕事中にこんなこと思いつくなんて
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dra = 0.6, ddec =0.52 @ 1/4 -> 202,64@12/5 |
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さぎたりうす
登録日: 2004.08.09 記事: 4406 所在地: 大阪府大阪市東淀川区
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日時: Fri Dec 08, 2006 9:02 pm 記事の件名: 早期こと群を思わせる出現.... |
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実は、四月のこと群も結構、トロイダルと近いのですが、
通常の活動期間が非常に短く、しぶんぎ群とよく似ています。
ところが、こと群が極大の20日ほど前に捉えられることがあります。
早期こと群とか言ってますが、それとなんとなく似ているような気もします。
早期こと群らしき流星は2004年に上田さん−岡本さんの間で同時がとらえられています。これこそ、北トロイダルのすぐそばです。Vgも40km/sです。
http://www.lily.sannet.ne.jp/ueda/memo4TV.html
この辺の話は、流星群の進化にまつわる軌道論のすごく難しい部分で
長谷川先生や大塚さんの得意とするところです。
素人にはついていくのがしんどい世界ですが、何かわくわくするものを感じています。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Fri Dec 08, 2006 10:15 pm 記事の件名: こと群はもう少し数が欲しいですね。 |
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QUA と LYR について、極大を中心として、日付範囲 ±30日、Vg範囲±5km/s として その付近の全同時観測流星をプロットしてみました。
どうでしょうか、LYRももう少し数があればはっきりしそうな感じがします。来年の楽しみですね。
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ts007
登録日: 2004.08.09 記事: 5072 所在地: 埼玉県川越市
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日時: Fri Dec 08, 2006 11:01 pm 記事の件名: しばらく見ていないうちに、次々に |
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しばらく疲れがたまっていて見ていませんでしたが、興味ある解析ですね。またしてもRadint が活躍していますね。私のデータも多いのですが気づきませんでした。というより解析していませんでした。観測整理で手一杯でした。でも、早期出現は、毎年見られているので、確実にとらえられていると言うことでしょうか。これも、毎日の観測がたくさんの方が出来るようになったからですね。観測だけは、しておけば、誰でも解析できるのでこのような発見は、今後も楽しみですね。
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さぎたりうす
登録日: 2004.08.09 記事: 4406 所在地: 大阪府大阪市東淀川区
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日時: Fri Dec 08, 2006 11:22 pm 記事の件名: The Quadrantid meteoroid complex |
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昨年ICARUSに、しぶんぎ複合群の論文が出ています。
そういうのがあるというのは、なんとなく聞いていたのですが、あらためて見ると、しぶんぎそのものというのではなく、複合群の生き残りなのかもしれませんね。
以下の論文の153ページのFig.14〜17を見ると、今回観測された一群は、しぶんぎ母天体の最有力候補の2003EH1の現在位置のちょうど対称位置くらいに位置しているように見えます。(見方を間違えているかもしれませんが)
http://aquarid.physics.uwo.ca/~pbrown/quads.pdf
おひつじ群やみずがめδまで複合群の一味じゃないかというかなり大胆な論文ですが、複合群の一味が見つかったということなのかもしれません。
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さぎたりうす
登録日: 2004.08.09 記事: 4406 所在地: 大阪府大阪市東淀川区
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日時: Sat Dec 09, 2006 2:14 am 記事の件名: SirkoさんのShower73とも似てますね |
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少し時期がずれますが、SirkoさんのリストのShower73,78とかなり一致してます。
ちょうど73と78の間を埋めるような時期に出現しています。
計算は例のごとく長谷川先生によるものです。
長谷川先生は北トロイダルだとコメントされています。
a q e ω Ω i
S73 2.7 0.981 0.631 189.4 246.5 73.6 (Nov23-29)
aDr 2.3 0.980 0.572 190.4 252.4 71.6 (Dec1-5)
S78 2.9 0.983 0.656 184.7 258.7 68.6 (Dec6-23)
Qua 2.7 0.970 0.640 171.0 283.0 72.0 (Jan1-6)
やはりしぶんぎの長期間の活動を捉えているのかもしれません。
Sirkoさんの計算では、輻射点の移動ははっきりしませんが、こうして並べるとかなり明白なもののように見えてきます。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sat Dec 09, 2006 10:35 am 記事の件名: S73,S78 |
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今作っているV2用の新しいリストでは明らかに重複するものは排除しているのですが、これを元に戻して、Sirko さんのpdf にあった全ての Stream を加えて関係を見てみました。
この結果、以下のものは しぶんぎ座流星群の極大を中心として dra 0.6deg/day, ddec -0.52deg/day の方向の大円上計算で、ほぼ一致しました。
Stream 73
aDr (2006年12/5 突発)
Stream 78
Stream 83 (QUAの自動分析結果とされるもの)
QUA (今回作り直したもの)
私としてはUFORadiant開発で生まれた輻射点の大円上移動計算方式が非常に良い結果を生むことが分ったような気がしており、ちょっと興奮しています。
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さぎたりうす
登録日: 2004.08.09 記事: 4406 所在地: 大阪府大阪市東淀川区
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日時: Sat Dec 09, 2006 1:36 pm 記事の件名: いつの間にか英語版に |
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気がつけば、英語版にも書いていただいてますね。
ありがとうございます >SonotaCoさん
IMO-Newsにも投稿しておきましょうか。
early Quadrantids というのは、調べた限りではこれまで全く無かった概念なので、SonotaCoネットワークの大発見かもしれません。
今までは、早くても大晦日前後からの出現だと言われてましたので、それが1ヶ月以上も前から出現がつながっている可能性があるというのは、すごいことです。
途切れ途切れに活発化している部分があるということは、想像力を膨らますとQuadrantid meteoroid complexに属する、未発見のparent comet or asteroidが2003EH1を先頭にSW3彗星のように数珠つながりになって並んでいるのかもしれません。
冗談抜きで、論文化の価値がありそうです。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sat Dec 09, 2006 1:44 pm 記事の件名: 天から降ってくる忙しさ |
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へいへい、英語版トピックは以下です。
http://sonotaco.jp/forum/viewtopic.php?t=1236
とりあえず、Sirkoさんにはそれを見るように、一報を入れておきました。
他へ連絡はしても良いのではないでしょうか。元々公開研究 なので。
しかし、今日こそUFOA V2のプログラムをしようと思うと 忙しさが天から降ってくるので困ります
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3090 所在地: 大阪府
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日時: Sat Dec 09, 2006 5:13 pm 記事の件名: Re:Northern Toroidal それとも突発?りゅう座付近 |
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さぎたりうすさん、突発をみつけられたことおめでとうございます。
遅いReですが、
よくこのような輻射点を見つけましたね、トロイダルとの関連を調査
されているのが斬新ですね。
4月8日ごろの早期こと座流星群をトロイダルと結びつけられること、
すばらしい考えですね、
このころ、流星群なのに輻射点が分散しているわけがこれで解けそう
ですね。
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