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2024年 ペルセウス座流星群の活動の始まりは何月何日

 
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投稿者 メッセージ
上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3157
所在地: 大阪府

記事日時: Mon Oct 14, 2024 12:55 pm    記事の件名: 2024年 ペルセウス座流星群の活動の始まりは何月何日 引用付きで返信

「同時流星計算用CSVハブ」にデータをアップロードしていただいている皆さん、ありがとうございます。
それらのデータを使って同時流星の軌道計算をしました。今回は、すべての方がアップロードを終えている2024年8月分を中心に軌道計算をしました。その結果から、ペルセウス座流星群(PER)の出現の始まりのころに注目しました。
しかし、悩ましいことがあります。
ここでPERの出現は7月21日からとし、それまではZCS(カシオペヤ座ζ流星群、No.444)の活動としました。ZCSの出現期間はIAUの流星群リストによりますと、太陽黄経λ106.40から118.89度、つまり7月8日から21日となっている研究があります(司馬康生、2023)。次の同時流星輻射点の分布図のようにPERの先行出現がZCSとなる配列になっているのです。ZCSの活動が終わり、PERの活動が始まるまでに空白の期間があるのです。
でも、ZCSはPERの先行出現にも思えるのです。
しばらく、IAUの流星群リストに従って処理し、PERとZCSの流星群に注目してゆきます。最初の疑問にもどりますが、PERの出現の始まりは何月何日なのでしょう。真実が知りたい、、、



Map PER ZCS 2024 0708 RP_ALL__RA_DEC.jpg
 説明:
2024年7,8月の同時流星輻射点分布
 ファイルサイズ:  357.01 KB
 閲覧数:  1364 回

Map PER ZCS  2024 0708 RP_ALL__RA_DEC.jpg



Map ZCS PER 2023 0708 RP_ALL__RA_DEC.jpg
 説明:
2023年7、8月の同時流星輻射点分布
 ファイルサイズ:  449.03 KB
 閲覧数:  1342 回

Map ZCS PER  2023 0708 RP_ALL__RA_DEC.jpg


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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3157
所在地: 大阪府

記事日時: Tue Oct 15, 2024 7:15 am    記事の件名: Re:2024年 ペルセウス座流星群の活動の始まりは何月何日 引用付きで返信

私の決定したPERの出現期間は次のとおりです。
2024年の出現期間、7月21日から8月27日
2023年の出現期間、7月22日から9月6日

この流星群の出現期間を決定するのは実に悩ましいものです。
それは、出現の始期と終期には出現数が少ないからです。
前述の決定は、同時流星輻射点の分布図における散在流星の散布状況と比べ
PER同時流星の輻射点の集中度合をみて決定しています。
決定方法の基準が違うと異なった出現期間となります。

ここで決定したPER出現期間は、7月21日以前には、PERは出現していないとしています。今後も出現期間を決定するならPERとZCSの関連にモヤモヤしたものが頭からはなれません。1月に出現のしぶんぎ座流星群の近くにも小流星群が活動しているとIAUの流星群リストにありますね、これは当フォーラムで話題にのぼっていました。
12月のふたご座流星群の近くには小流星群の活動がないことを祈ります。
 
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SonotaCo
Site Admin


登録日: 2004.08.07
記事: 12822
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Tue Oct 15, 2024 1:40 pm    記事の件名: Re:2024年 ペルセウス座流星群の活動の始まりは何月何日 引用付きで返信

上田昌良 wrote:
今後も出現期間を決定するならPERとZCSの関連にモヤモヤしたものが頭からはなれません。

未だ世界的に統一的な見解に至っていないとても難しい問題のように思います。
本来、親天体が同一なら出現の時期と輻射点方向が近いものは1つの群とするという考え方もあると思いますが、
IAUの現在の分類は、明確な切れ目(出現が停止する数日以上の期間または輻射点領域の数度以上の空白域)があるものは別群とするという雰囲気が濃厚だと思います。
私としては、前者が好きで、その中の空白の原因を明らかにしてゆくことがおもしろそうだと思っていますが、世の中はそれらはcomplexとして群の集合として別名を付けて扱い、流星群としてはJ14など後者に近い分類方法を使っていると思います。
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前田



登録日: 2004.09.01
記事: 2822
所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)

記事日時: Tue Oct 15, 2024 11:39 pm    記事の件名: 引用付きで返信

上田さんへ
前田です。
面白いまとめ、ありがとうございます。

PERの初期出現も、昔に比べるとだいぶわかってきた感じがします。
今年の7月は天気も良かったので、多くのデータが集まったのでないでしょうか。

もし書いておられたら、横軸を太陽黄経、縦軸にPER、ZCS,散在の流星数の変化の
グラフを見せてもらえれば、ギャップがよくわかるのではないでしょうか。
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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3157
所在地: 大阪府

記事日時: Wed Oct 16, 2024 9:42 am    記事の件名: Re: 引用付きで返信

前田さん、
「横軸を太陽黄経、縦軸にPER、ZCS,散在の流星数の変化のグラフ」
は、残年ながらありません。流星数のグラフの方がわかりやすいですね。
時間がとれれば作ってみます。
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