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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12980 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sun Jan 19, 2025 10:37 am 記事の件名: MRaDViewer |
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MRaDViewer(MRaDV)はSonotaCo Networkの流星輻射点速報 MRaD (Meteor Radiant Databese)を閲覧するためのツールです。
Windows11(64bit版)上で動作します。
PCにMicrosoft VCの実行用ライブラリがインストールされていない場合には、
事前に https://aka.ms/vs/17/release/vc_redist.x64.exe をダウンロードしてインストールしてください。
パブリックMRaDはAMRaD(MRaD自動更新システム)によって日々更新されており、以下のツールで日々自動ダウンロードできます。
MRaDDownloader : https://sonotaco.jp/forum/viewtopic.php?t=5889
2025年1月現在、パブリックMRaDにはSonotaCo Networkの観測による2007年から現在までの50万件超の流星輻射点、流星軌道情報が格納されています
流星輻射点情報については文献1を参照してください。
MRaDDownloaderにより,ローカルMRaDディレクトリにファイルがダウンロードされている場合、
MRaDVを起動し、ディレクトリを指定し、"read"を実行するとローカルなMRaDディレクトリにあるすべての _U2*S.csv(SNMv3), MRaD*.csv が読み込まれます。
以降、様々な条件で輻射点情報と流星群カタログのよる群輻射点情報を赤道座標、黄道座標、地球向点中心座標(EL-Ls)で表示することができます。
MRaDと同一の形式の輻射点情報であれば他のデータも表示できます(UFOOrbitと異なり、地表経路は表示されません)。
MRaDフォーマットはFormat_of_SNMv3&MRaD_OrbitData.csvに記載されています。
流星群の情報は.jx.csv形式の流星群カタログを読み込み、表示日付に合わせたドリフト位置に群名表示をすることができます。
re-class機能により読み込んだ流星群カタログに基づいて全流星の群分類をやり直すことができます。この際、カタログ上の分布標準偏差に対する
輻射点偏差倍率(Nr)と地心速度偏差倍率(Nv)およびカタログ上の発生太陽黄経sol1,sol2からの許容ずれ日数(ddays)を指定して再分類することができます。
流星群に含まれる流星のみの表示(showers)および流星群に含まれない散在流星のみの表示(spo)をすることができ、選択された群に属する流星のみの表示も可能です。
jxフォーマットはFormat_of_jx_ShowerAndClusterData.txtに記載されています。
群分類の詳細については文献2を参照してください。
文献1 : SonotaCo, et al. (2021).“SNMv3: A Meteor Data Set for Meteor Shower Analysis”. WGN, Journal of the IMO, 49:3, 64..70.
文献2 : SonotaCo, et al. (2021). “J14 Meteor shower and cluster catalog”. WGN, Journal of the IMO 49:4,76..97
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V1.01 2024/1/19 (c)SonotaCo
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12980 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sun Jan 19, 2025 10:42 am 記事の件名: Er指定 |
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Er の指定により 輻射点方向観測誤差による選別を行うことができます。
Er < 1.0がデフォルト設定であり、観測輻射点方向誤差 1.0度以下の流星のみ表示対象になります。
Er チェックボックスをオフにすると読み込まれた全流星が表示対象になります。
Er < 0.2などの設定により、高精度で測定された流星のみに限定することができます。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12980 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sun Jan 19, 2025 10:47 am 記事の件名: 年、発生太陽黄経による絞り込み |
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Year チェックボックスをオンにすることにより、指定年のみのデータの表示となります。
Sol チェックボックスをオンにすることにより、指定太陽黄経度を中心として +/- に指定した度数の黄経範囲の流星のみを表示することができます。
SetLatestDaysをチェックすると YearおよびSolが現在から直前の範囲に設定されます。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12980 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sun Jan 19, 2025 10:51 am 記事の件名: 軌道要素による選択 |
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a,e,q,incl,vg,amag,h1,h2 につき、範囲を限定した表示を行うことができます。
特定の流星については画面の左クリックによりその日時を表示することができます。
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h2 < 30km以下の流星のみ表示し、画面をクリックしてその流星の日時を表示する例 |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12980 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sun Jan 19, 2025 11:00 am 記事の件名: 流星群の選択表示 |
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ウィンド左下部の流星群リストには MRaD中で分類されている 流星群別の総数、表示数、発生黄経が表示されています。
"*"をオンの流星のみが輻射点図に表示されます。
showerボタン押下により全群流星のみの表示となります。
spoボタン押下により散在流星のみの表示となります。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12980 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sun Jan 19, 2025 11:07 am 記事の件名: 流星群カタログを用いた再分類 |
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Shower Catalogシートのre classボタンを押下することにより、その時点で読み込まれている流星群カタログを使用してMRaD中の全流星の再分類を行うことができます(再分類結果は表示のみで保存されません)。
この際、輻射点方向差と地心速度差に対して、カタログ上の標準偏差の何倍までを許容するかというNr,Nv、およびカタログ上黄経範囲の外に何日分まで許容するかというddaysの
指定が可能です。詳細については参考文系を参照してください。
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通常のNr=3をより大きく設定するなどして群流星への判定を増やした例 |
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ts007
登録日: 2004.08.09 記事: 5468 所在地: 埼玉県川越市
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日時: Wed Jan 22, 2025 8:08 am 記事の件名: 素晴らしいです。 |
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SonotaCoさん。いつも素晴らしいですね。ここの所慣れるために使ってみました。色々で来て面白いです。
1つ目の図では、輻射点の移動があってもs-slで集中していてよくわかります。
2つ目では、J4にはない群の輻射点のまとまりが見られるので、これらも輻射点リストに追加できるといいと思いました。
まだ、1年分やると既知の流星群や新輻射点がみつかりそうですね。
それから軌道のタブは追加できるのでしょうか。2007年ごろのradintのようなのもまた復活するとよいと思っていますが。軌道図でも確かめられるとよいと思いました。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12980 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Thu Jan 23, 2025 7:41 am 記事の件名: Re: 素晴らしいです。 |
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ts007 wrote: | 2つ目では、J4にはない群の輻射点のまとまりが見られるので、これらも輻射点リストに追加できるといいと思いました。 |
輻射点のまとまりを議論する時には必ず周囲の散在流星を含めた図を表示して議論しましょう。
なんらかの方法で選択したものだけ表示して"まとまっている"というのは"まとめた"ものを表示しただけなので新規の集中としては全く説得力がありません。
MRaDViewerのshowerのみの表示機能は緩すぎる選択基準によって選択されたものが多数のspoを含んでいないかどうかの確認のためのものです。
spoのみの表示機能は見逃されている集中の発見と緩すぎる群流星の選択基準によって散在流星分布に穴があいてしまっていないかどうかを確認するためのものです。
この両者は新群の発見に大変重要なものですが、新規の集中の度合いを示す方法としてはspo表示の中で集中している部分があることを示すのが適切だと思います。
SonotaCo Networkではこれまでの皆さんの観測から、J4論文、AAC論文、J14論文等で数十(たしか30個程度)の新流星群の名称をIAUから得て、論文化しています。これらはなんと現在活動している全流星群の1/4程度(J14は120個程)になっています。
集中を発見したと思った場合にはその集中の度合いを慎重に吟味して、過去に発見されていないことを確認し、是非、IAUに報告して群名の指定を得て、論文化して記録を残してください。
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