SonotaCo.JP

[ts007]

4月16日23時24分57秒の低速火球のスペクトルが撮影できていました。増光時に鉄が早くから見えています。Mgが少ないです。消滅点が30km以下になりました。

[ts007]

軌道計算結果です。今の所４点での結果です。消滅点が30km以下になりました。

[bs-soma]

2025年4月16日23時24分57秒の低速火球

低速なため電波観測でエコーは観測されていません

[tono]

連日明るい流星を捉えています。隣の家の屋根にかかったのが残念でした

[司馬康生]

消滅点高度が28km台、継続時間5秒少し超えた感じ、速度は十分低速。
顕著な分裂は見られない感じ。
大きな質量は落ちていないかと思いますが、発見の可能性は有るかもですね。
上田さんの事情は如何でしょうか 。

[SonotaCo]

Tokyo8の静止画動画です。C4K60pで撮れました。
確かに、重く固い印象がありますね。

[Shimoda]

長野県からです。低速ですが低空のためかあまり明るく感じませんでした。
これが落下していると面白いですね。

[上田昌良]

=撮影者の皆さんにお願いです。=

私は、かなり高齢化してしまい、計算力も鈍ってきました。しかし、元気であります。
この隕石落下地点の計算を司馬-上田チームで進めましょう。
今回の火球のように経路が短く、明るくないものから、隕石が回収できれば、たいへん面白いですね。
たしか、数年前にこのような火球から隕石が回収されてましたね、ヨーロッパ方面だったか？

撮影者の皆さんにお願いです。
この火球をUFOAnalyzerで処理され、自動作成されている　M*******A.XML　ファイル
を提供してください。添付ファイルにて次の所に送ってください。ご協力をお願いします。
送付先：ueda@meteor.chicappa.jp 上田昌良

[司馬康生]

上田さんより軌道計算データをいただき、落下シミュレーション計算を行いました。
まず初速決定のための指数関数近似は、良好な結果です。
解像度の高さが分かるデータです。空間位置で400m程度の誤差です。

シミュレーションは16日21時の館野、秋田、八丈島の風データ、17日09時の館野の風を採用しました。４データによるばらつきは小さなものでした。
それほど明るくない光度変化に対応して摩耗計数はかなり小さな値が適応しました。
結果、初期質量は110g,落下質量で80g程度です。不安になるくらい高い残存率です。
落下地点の分布がコンパクトなのは、こういった事情によるもので、
今冬に落下予報域がコンパクトというわけではありません。
位置は､那須烏山市、さくら市境界付近です。

データを提供頂きました皆様、上田さんありがとうございました。

[司馬康生]

落下推定位置を地図に落としてみました。
かなりコンパクトな分布ですが、実際には各種誤差が重なって、この何倍かの領域が落下可能性のある範囲と思われます。

[上田昌良]

隕石落下が期待される同時流星の軌道計算結果
＝2025年4月16日23:24:57(JST)出現＝

報告：上田昌良

概要
　隕石落下が期待される同時流星が2025年4月16日23:24:57(JST)に出現した。それで「司馬・上田チーム」でこの同時流星に伴う隕石落下予報地点まで計算した（落下予報位置はすでに司馬氏によって発表されている）。
　この同時流星のデータ等の提供は表１のとおり7名よりあった。表1中のM25013は関口孝志氏によって流星の位置測定を行った。特にM25007は超高解像度の撮影映像で精密な位置だった。
　筆者がこの同時流星の軌道計算を行った。この同時流星の消滅点高度は他の同時流星よりも低いものだった（図１）。この消滅点の低さ(29.2km)と低速(初速14.7km/s)から隕石落下の期待を持っている。さらに絶対光度が -2.3等である暗さから隕石回収があったならたいへん貴重な事例となる。
　計算結果は次の図表を参照願いたい。ここで、同時流星の組み合わせで、天球上の交差角が小さい場合には、その実経路が少しズレでしまっている。

謝辞
　撮影者(表1)の皆様には、貴重な撮影流星のデータ等をこころよく提供していただいたこと御礼申し上げる。

[SonotaCo]

計算と結果公開ありがとうございます。すごく興味深い結果で、隕石回収につながれはきっと希少種ではないかとワクワクします。風で結構ながされたようですね。
落下予想地点は珍しくアプローチ可能な平地で、是非行ってみたいのですが、ちょっと事情があってすぐにはいけません。レポート期待しています。

[ますみ]

皆様、いつも迅速な報告、隕石落下推定計算等ありがとうございます。

５月１日に３時間程、落下推定域の中心部をザックリと歩いて探しましたが、残念ながら隕石らしきものは見つかりませんでした。
のどかな農村地帯で丁度田植えの時期で、多くの水田は代掻きが終わって水が張ってあり、裏作の水田や畑には麦が大きく育ち、
森林部は下草や藪がうっそうと生い茂っており、実際に探索できる場所は農道、あぜ道程度と限定的でした。
(ソーラーパネル設備にも落下痕のようなものは無いようでした。)

習志野隕石の時のような市街地の探索とはまた違った難しさを感じましたが、推定エリアもコンパクトでワクワクしながら、
のんびり楽しく探索できました。
因みに、沿線の烏山線ではSUICAは使用できませんでした。

[Shimoda]

ますみさま、現地の捜索お疲れさまでした。このような報告はありがたいです。
遅くなりましたが、上田さん、司馬さん、迅速な計算と発表ありがとうございました。
もう少し近くなら行きたいと思いながら、落下地点の計算結果に反応できずにいました。
現地の状況が良くわかります。探せないことはない感じの田園風景ですね。それでも、畑や林間に落ちると捜索困難でしょうね。日本はこんな感じのところが多いです。
道の上にコロンと落ちていることを期待して、お近くの方はぜひ捜索お願いします。

[ts007]

母天体候補です。２０１６GT2が近いです。速度がやや速いですが近くのCAMも似ています。これだとすると２０９Pが母天体なので関連しているのでしょうか。木星軌道に近づくようです。