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20090515 南天から2つの長経路流星 010724 015909
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流星談話室 (Meteors)
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SonotaCo
Site Admin
登録日: 2004.08.07
記事: 13302
所在地: 139.67E 35.65N
日時: Thu May 21, 2009 3:09 pm
記事の件名: Re:いつもお願いばかりですが
上田昌良 wrote:
その中で、流星の速度の減速があったかどうかですが、消滅点に
近いOkayama1での観測からは、図のように減速がみられていました。
おー、最後の爆発の付近の減速のことなのですね。納得しました。
ここ数日、海外対応
で忙しくてこの件に対応できていなくてすみません。
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上田昌良
登録日: 2005.02.07
記事: 3297
所在地: 大阪府
日時: Thu May 28, 2009 12:02 pm
記事の件名: Re:いつもお願いばかりですが(最終結果報告)
逆行の長経路火球軌道の1:07:24JST分の最終結果の報告です。
逆行の長経路火球の軌道
上田 昌良
出現年月日: 2009年5月15日
時刻(JST) : 1:07:24
視 輻射点 αo: 301.4°
δo: -32.8°
修正輻射点 αG :301.7°
δG :-33.5°
初速 V∞ :66.13km/s
終速Vs :62.41km/s
地心速度VG :64.93km/s
絶対光度 :-4.0mag.
発光点 λ:136.959°
φ:+34.342°
h:117.6km (-0.2mag.)
消滅点 λ:135.229°
φ:+35.942°
h:87.7km (-0.9mag.)
最大光度地点 λ:135.312°
φ:+35.867°
h:88.9km (-4.0mag.)
a :軌道長半径 :53.710 AU
e :離心率 : 0.9899
q :近日点距離 : 0.5425 AU
Ω :昇交点黄経 : 233.860°
i :軌道傾斜角 : 151.789°
ω :近日点引数 :86.058°
P :周期(年) : 393.63
流星群名 :散在
継続時間 :3.5s
測光質量 :3.3g
突入角 :7°
実経路長 :231km
(2000.0年分点)
自動TV観測によって、この火球は、多くの地点で撮影された。この火球の詳細な位置などのデータを提供していただいたのは次の方々であった。
井上、斉藤、三好、mars、岡本、Nakai、Yamakawa、ada、上村、上田、
この10カ所の撮影データを使って、軌道計算をしたので、最終の結果を報告する。今回の目的は、減速を調べることにあった。
出現時刻については、発光点が写っていた撮影データから決定した。撮影は、ビデオ映像の動画である。それをUFOAnalyzerV2で位置・光度測定したデータを提供していただいたのである。その中身データをみてみると、流星の写っている各フレームは1フレームも逃さずに測定がされていた。数フレームの測定もれのあったのが2カ所の観測地点だけであり、そのソフトの優秀さが伺える。
今回の火球は、継続時間が3.5秒(井上)と長かった。そのため、発光側と消滅側に分けて対地軌道の計算をした。2地点での組み合わせから軌道計算をした結果、実経路の発光点側は経度・緯度がよく一致したが、消滅点側がうまく一致しなかった(図1参照)。多点同時流星の計算はUFOOrbitV2に任せるべきであろう。それで、精度よく求まる2地点の観測データの組み合わせを使った。
今回の目的である速度の減速は、mars氏と斉藤氏の組み合わせから決定した。もちろん、火球に近い観測地で消滅点を撮影していた三好氏の所での撮影データからも減速が見られていた。図2を見れば明らかなように消滅点付近で流星の速度の減速がみられた。観測速度が66km/s程度の速い流星であっても減速が観測できたことはうれしいかぎりである。結果的に、継続時間が長かったことも原因していると思われる。軌道は楕円軌道となったがe離心率:0.9899であり、わずかな速度で軌道が大きく変動する値であった。
この流星の最大光度は絶対光度で-4.0等に達しているので、火球の仲間入りである。突入角は7°と浅かった。実経路長は、全経路を写した井上氏の流星象で231kmあり、その測光質量は3.3gであった。速度が速いと小質量でも明るく輝くということがここでも確認できた。この火球は、修正輻射点から散在であった。
最後に、火球の処理データの詳細をこころよく提供してくださった皆さんにあらためて感謝を申し上げる。
M09032-lonlatH.jpg
説明:
実経路は発光側がよく一致するが消滅側が一致しなかった。
ファイルサイズ:
46.02 KB
閲覧数:
2159 回
M09038HVokayama1.jpg
説明:
mars氏と斉藤氏の組み合わせから、速度の減速が確認できた。
ファイルサイズ:
83.21 KB
閲覧数:
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上田昌良
登録日: 2005.02.07
記事: 3297
所在地: 大阪府
日時: Sat May 30, 2009 10:07 am
記事の件名: 2009年5月15日1h59m09s JSTの流星
2009年5月15日1h59m09s JSTの流星の減速を調べた結果を
報告します。
明るさが、-2.7等なので、火球という明るさに達していなかった。
速度の図をみてもわかるように、この同時流星の減速は
明確にはわからなかった。図では減速がありそうにも見える
(計算上の赤い線ではそうみえる)。同時流星の天球上の
交差角が他の組み合わせより大きかった(Q=:17°)
Nakai氏-Yamakawa氏の組み合わせでの計算から、初速
は65.3km/sとなり、これをV∞速度とすると、Vg=64.2km/sで
e:1.0038の双曲線軌道となる。この離心率からも、ごくわず
かな速度決定の差で楕円軌道・双曲線軌道に変わってしまう。
流星の継続時間が1.9秒あったが、観測からは減速が明確に
つかめなかった。
また、実経路もQが10°以下の組み合わせがあり、完全には
一致しなかった(図、参照)。
当初の目的であった同時流星の減速が確認できなかったという
結論になりました。
このUFOAnalyzerV2での詳細な処理データを提供していただ
きました5名の皆さんにお礼を申し上げます。
M09049-HVMz.jpg
説明:
同時流星の速度の減速は明確には確認できなかった。ありそうにもみえるが、
ファイルサイズ:
139.34 KB
閲覧数:
2097 回
M09049-lonlatH.jpg
説明:
実経路、2地点の組み合わせから求めたもの。Yamakawa氏の画像から測光質量は0.4gとなった。
ファイルサイズ:
58.14 KB
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