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投稿者 |
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さぎたりうす
登録日: 2004.08.09 記事: 4598 所在地: 大阪府大阪市東淀川区
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日時: Tue Oct 17, 2006 11:07 pm 記事の件名: 2006年10月15/16日おおぐま座突発群 |
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15/16日におおぐま座のα146°δ+64°付近に突発群があったようです。
速度は52km/s程度のようです。
すくなくとも同群の流星が6個同時になっています。
こちらで観測した流星は同時にはなっていませんが、明らかに集中しています。
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先ほど、masuzawaさんがCSVをあげてくださり、
昨夜16/17に私のところと同群流星が同時になっていることが分かりました。
12mmでの-2等の流星です。
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単点観測の結果は以下のとおりです。
6mm 12mm(群/全)
14/15 4/15 3/40
15/16 3/22 0/35
16/17 0/23 2/47
14/15の方が明瞭に活動しています。14/15の6mmは平均光度が0等台で粒ぞろいに明るいです。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12925 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Wed Oct 18, 2006 8:58 am 記事の件名: Re: 2006年10月15/16日おおぐま座突発群 |
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突発の発見、おめでとうございます。かなり明瞭な集中ですね。
関連すると思われる観測をリストアップしておきます。
【集中している観測 (◎は精度が十分だと思われるもの)】
20061014_233736 ◎ Saitama1W6 Tokyo1_S8 _Ishikawa_1 osaka01_02
20061016_003926 ○ Ishikawa2 Saitama1W6
20061016_022235 ○ Niigata1 Saitama2 Tokyo4 Tokyo1_S2
20061016_023603 ○ Ishikawa2 Saitama1W6 Tokyo1_S6
20061016_024639 ◎ Ishikawa2 Saitama1W6 Tokyo1_S8
20061016_040002 ○ Saitama1Z6 Saitama2
20061016_042944 ○ Ishikawa2 Nagano1_m2 Tokyo1_S6
20061016_043820 ○ Kanagawa1 Tokyo1_G6 Saitama1S12 Saitama3_A0
20061017_021259 ◎ Nagano1_m2 osaka1_02
【やや離れているもの】
20061014_040110 ?? Saitama1Z6 Tokyo4 Nagano1_m3
20061015_040827 ?? Niigata2_e2 Tokyo1_S2
20061015_210638 ?? Kanagawa1 Saitama3_A0 Saitama1S12
20061016 002527 ?? Tokyo1_S2 Tokyo4
20061016_005811 ?? Kanagawa1 Saitama1S12
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12925 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Wed Oct 18, 2006 9:21 am 記事の件名: UFORadiantの出番かな |
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とりあえず、精度を無視して10月の全同時観測からUFORadiantで該当流星の平均を出しました。
以下が暫定速報です。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12925 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Wed Oct 18, 2006 11:07 am 記事の件名: 今年が初めての突発かもしれません。 |
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UFORadiantで過去のデータを調べてみました。
SonotaCo Network には D' < 0.1 となる流星は過去ありませんでした。
MSSWG で 1994年に1つ、IAU で1958年に1つ D'<0.1 となる流星がありましたが、輻射点は3度以上ずれており、今回の突発群と関係は少なそうです。
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UFOAnalyzer用 輻射点レコードは以下でどうでしょう
m_Uma 10 10 30 10 15 10 202.0 146.0 65.0 0.0 0.0 53.0 3.0 5.0 Ursa Major 2006
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極端に短いものを除きました
D' < 0.1 の流星 |
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R<3.0度に絞ると今回のもののみになり、 D' = 0.04 です。 |
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最終編集者 SonotaCo [ Thu Oct 19, 2006 9:55 am ], 編集回数 1 回 |
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masuzawa
登録日: 2005.04.09 記事: 3801 所在地: SHIOJIRI
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日時: Wed Oct 18, 2006 9:33 pm 記事の件名: おおぐま座突発群 |
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大阪-長野間同時になった UMa の長野からの眺めです。
最近、このカメラを少し南に振ったことで、さぎたりうすさんとの同時が増えているようです。現在、ちょうど南西向きです。
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さぎたりうす
登録日: 2004.08.09 記事: 4598 所在地: 大阪府大阪市東淀川区
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日時: Wed Oct 18, 2006 9:42 pm 記事の件名: 海外の情報は? |
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今のところ、海外からの情報は入ってきていないようですが、
複数夜にわたって出現していることから、海外でも観測されている可能性が高いと思います。
取り急ぎ、英語掲示板の方にヘタクソ英語 で書き込んでおきましたが、英語得意な方が補足していただければありがたいです。
ここにCSVをあげられていない方の間でも同時が成立しているようです。
それにしてもこれほど軌道の立った未知の流星群が、複数夜にわたって明瞭な活動を見せるのは珍しいことです。
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ts007
登録日: 2004.08.09 記事: 5421 所在地: 埼玉県川越市
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日時: Wed Oct 18, 2006 11:02 pm 記事の件名: 驚きです。本当に突発群ですね。 |
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観測疲れで発見できませんでした。15/16日は、同時も多く、西方で同一方向からの明るい流星が多くオリオン群が多くなったのかなあと思っていましたが、大熊群の突発とは知りませんでした。今までにこの近くには、輻射点がありませんね。集中している8個の流星が同時になっています。後2個は、やや離れていますが同一群でしょう。他の5個も関連しているようですね。橋本さんや大塚さんから彗星に関連するものがあるか連絡いただきたいですね。SonotaCoさん後1つありましたよ。10-15 192139 -0.5 Tokyo1_S8とIshikawa_1 143.6 64.4 55.3がありました。全部で10個のようですね。あと、関西で2個はあるようです。是非、日本の観測結果をまとめて発表できるといいですね。輻射点付近の拡大図を作成しました。また、単点からの輻射点移動を作成しました。3度の東方移動があるようです。14/15日は、61度付近と64度付近とに2つ集中が見られますが。13/14は、殆どなしです。私も調べましたが、MSSWG の 1994年に近いのが2つありましたが、1つは同一群でしよう。λ βが殆ど同じでした。もう一つは別群です。私個人の単点の輻射点も求めてみました。10個から
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私個人の単点からの輻射点。ほとんどが15/16日です。 |
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最終編集者 ts007 [ Fri Nov 03, 2006 5:00 pm ], 編集回数 3 回 |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12925 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Thu Oct 19, 2006 9:51 am 記事の件名: まだ続いているようですね。 |
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10/18-19にも単独分析でm_Umaとなる流星が2つありました。まだ続いている可能性があります。
以下はTokyo1が15-16に捉えたm_Umaの中の明るいものです。
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10/15-16 Tokyo1_S2 東京北 6mm |
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10/15-16 Tokyo1_S6 東京南西 6mm |
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分光カメラでも幾つか捉えたのですが、残念ながらスペクトルは撮れませんでした |
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室石英明
登録日: 2005.05.07 記事: 1294 所在地: 石川県能登町
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日時: Thu Oct 19, 2006 10:51 am 記事の件名: Re: おおぐま座突発群 |
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masuzawa wrote: | 大阪-長野間同時になった UMa の長野からの眺めです。
最近、このカメラを少し南に振ったことで、さぎたりうすさんとの同時が増えているようです。現在、ちょうど南西向きです。 |
能登のカメラにも捕らえられていました。
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M20061017_021259_Ishikawa_1_1P.jpg |
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さぎたりうす
登録日: 2004.08.09 記事: 4598 所在地: 大阪府大阪市東淀川区
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日時: Thu Oct 19, 2006 12:58 pm 記事の件名: 18/19状況 |
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こちらでは1個m_Uma判定のものがありました。
朝、CSVをアップロードする時間がありませんでしたので、かえってからアップロードします。
ふと思ったのですが、近日点距離q=1.0ですよね。
これまでトレイルと地球軌道がきわどく交差しなかったのではないでしょうか。
だんだんと軌道が進化して、qが小さくなってきて、交差するようになってきたということは考えられないでしょうか。
じゃあ、母天体はなんだ?という話ですが、おそらく今は活動していない彗星でしょう。これほど地球軌道に近づく彗星で周期も10年〜20年くらいのものであれば、とっくに発見されていていいはずです。
軌道が立っているので、黄道から外れている時期がほとんどで、小惑星としても発見されないのではないかと思われます。
遠日点付近で木星か土星に接近して、摂動を受けているのではないでしょうか?
もしかしたら新しい定常流星群の誕生の瞬間に立ち会っているのかもしれませんね
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12925 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Thu Oct 19, 2006 7:18 pm 記事の件名: 2004年の単独観測 |
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私の過去の単独観測データを調べてみました。
2005年は台風の影響で、観測できていませんが、2004年は10月14日夜が快晴でした。
これをUFOAnalyzerのm_Umaを追加したリストで再分類してみると、暗い流星ですが、3つ m_Umaに分類される流星がありました。
まだCSVハブが始まっていない時期の単独観測データなので、必ずしも確実にm_Umaだというわけではありませんし、極大日でない可能性も高いです。
しかし、2004年にも少ないながら出ていた可能性もあるようです。
もしかすると、出現規模が小さいので、過去同時観測にならず見過ごされていた流星群なのかもしれません。
さぎたりうすさんのおっしゃる通り、q=1.0というのは近日点付近で地球軌道にぶつかるわけで、非常に興味深く思います。
毎年ある流星群なのか否か、来年まで待たないといけないのがもどかしいですね。
それにしても、今回の突発群の検出は、このフォーラムが始まって以来の大きな出来事かと思っています。
過去には隕石落下の可能性がある火球や、今年のEarth Grazing火球などもありましたが、
今回のような見事な突発流星群を捉えたことは本当に嬉しいです。
発見者のさぎたりうすさんに感謝しております。
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IMOのSirkoさんには一応メールしておきました。スパムフィルターに掛かるかもしれないので届くか否かは定かではありません。
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さぎたりうす
登録日: 2004.08.09 記事: 4598 所在地: 大阪府大阪市東淀川区
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日時: Fri Oct 20, 2006 12:17 am 記事の件名: 過去の観測の見直し |
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2004年、2005年の観測を見直したところ、あまり明るいものはありませんでしたが、この群に判定されるものがいくつか見つかりました。ただやや速度は遅めで40km台で見積もられるものが多いです。
今年の出現が顕著なことには間違いありませんが、数は少ないものの地道に出現している群なのかもしれません。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12925 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Fri Oct 20, 2006 11:55 am 記事の件名: Sirkoさんから返信をもらいました |
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IMOのSirko Molauさんから詳細な返信を頂きました。以下要約します。
1. この輻射点はSirkoさんが今年やったデータベースからの自動検出(http://www.metrec.org/imc06.pdf)では見つかっていない。
2. データベース上で太陽黄経 200度〜205度の期間をあらためて調べた所、この輻射点は この期間内で、おうし南群、オリオン群についで3番目に明瞭な活動をもっているものだった。
3. 1.の自動検出は6セグメント(≒6夜)以上連続する出現を検出するものだったが、設定を5セグメントにして自動検出すると以下の群として検出された。
>Shower # 82 : sol= 200 - 204 Oct 14 - Oct 18 5 rad points 402 met
>Mean values : sol= 202 Oct 16 equ= 145.3 / 64.7 ecl= 121.0 / 47.1 vel= 49 val= 18.05
>Max values : sol= 202 Oct 16 equ= 143.7 / 64.0 ecl= 120.7 / 46.2 vel= 51 val= 35.35 met= 110 / 10.8%
>Drift : equ= 0.1 / -1.3 ecl= 1.1 / -1.1
(1999年から2005年までの単点観測で、402個の流星が可能性があり、その極大は sol 202, ra 143.7, dec 64.0, Vi 51 km/s だった)
4.この結果は日本での今回の観測と良く一致している。2006年の結果はまだわからないが、出現していると確信している。
ということでした。どうやらこれまで見つからなかった出現期間の短い定常群が見つかったということになりそうです。 おめでとうございます > 皆様
さぎたりうすさんにはメールの原文を転送しておきます。
以下はSirkoさんが作ってくれた氏のデータベースから検出した輻射点移動図です。
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黄色が今回の群、上がNorthern Toroidal sporadic source |
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2836 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Sun Oct 22, 2006 2:00 pm 記事の件名: こちらでもありました。 |
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宮崎の前田です。
熊本との同時観測で2個捕らえられていました。
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さぎたりうす
登録日: 2004.08.09 記事: 4598 所在地: 大阪府大阪市東淀川区
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日時: Sun Oct 22, 2006 11:15 pm 記事の件名: 大阪−長野の同時流星 |
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masuzawaさんが同時流星CSVのところでUmaの同時かもと書かれていましたので、軌道計算したところ、そこそこ経路長もあり、それほど精度の悪い流星とは思えませんが、速度がかなり小さく、ずいぶん違う軌道が求まりました。
輻射点位置からは、二つ前の記事に書かれていた、Northern Toroidal sporadic sourceではないかと思います。
今回もとまった輻射点は143.3°+68.5°Vg=44.6km/sですが、モラウさんが送ってこられた星図でのNTSの10/21の位置にぴったりです。また、速度も49-35km/sとUmaよりは遅いようですので、まあこんなものではないかと思います。
それにしてもこの流星はそれこそ、黄道に対して完全に垂直ですね。散在源がこんな軌道でたくさん回っているのでしょうか?にわかに信じがたい話です。
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