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大きな誤差の流星

 
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投稿者 メッセージ
さぎたりうす



登録日: 2004.08.09
記事: 4391
所在地: 大阪府大阪市東淀川区

記事日時: Sat Dec 30, 2006 6:14 pm    記事の件名: 大きな誤差の流星 引用付きで返信

12/30 04:31:03の-2等前後の流星がmasuzawaさん、INOUEさん、SonotaCoさんで、同時になっていますが、明るく経路長がそこそこあるにもかかわらず、3組でかなり大きなずれが生じています。 Question

1.どれかのprofileがずれている。
2.偶然同じ時間に同じあたりに2つの流星が出て、写野の端だったので、各カメラには1個づつしか写らなかった
3.流星そのものに関する問題(爆発などで、輝度の中心位置を正確に測れないなど)
4.ノイズや飛行機、人工衛星などが経路上に重なってきちっと測れていない。
5.プログラム上の特異点があり、きちっと計算されない

などの原因が疑われますが、各観測者の方、原因を特定できますでしょうか。



U20061229TM.GIF
 説明:
経路図
 ファイルサイズ:  6.63 KB
 閲覧数:  7050 回

U20061229TM.GIF



U20061229GM.PNG
 説明:
地上経路図
 ファイルサイズ:  16.33 KB
 閲覧数:  7050 回

U20061229GM.PNG


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SonotaCo
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登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Sat Dec 30, 2006 8:55 pm    記事の件名: 興味深い例ですね。 引用付きで返信

さぎたりうすさんの日々の注意力には脱帽です。

私のTokyo1_G6のクリップとその分析状況を調べてみましたが、
恒星の位置あわせは完璧で、Tokyo1の測定データには問題がないだろうと思います。
珍しくスペクトルが出かける規模の準火球で、経路長も十分あります。
気になるのは、ほぼ垂直に落下していることです。
Tokyo1から見てほぼ真南をやや西向きに流れています。
経路図の東から西に流れる短い線と符号してる感じです。

もっとも垂直に近いデータの計算で何か問題がでる可能性はあるかもしれません。



M20061230_043103_TK1_S6.jpg
 説明:
方位仰角線です。
 ファイルサイズ:  26.1 KB
 閲覧数:  7035 回

M20061230_043103_TK1_S6.jpg



M20061230_043103_TK1_S6M.jpg
 説明:
グレーティング付きなので恒星がすくないですが、よくあっていると思います。
 ファイルサイズ:  10.38 KB
 閲覧数:  7035 回

M20061230_043103_TK1_S6M.jpg


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SonotaCo
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登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Sat Dec 30, 2006 10:07 pm    記事の件名: 特異点かもしれません 引用付きで返信

私の観測分の単点トレイルマップを書いてみると、天の北極にかなり近い所を通るよようです。

各種計算で、天の北極は球面三角関数の基点として使っているので、これが角度が取れず計算誤差が大きくなっている可能性が高いような気がしてきました。
事実、同時観測におけるTokyo1経路は、そんなに低速な流星でないにも関わらず結構折れ曲がっています。おそらくは、UFOOrbitの輻射点計算上の問題だろうと思います。

特異点の回避は結構複雑な処理なので、すみませんが当面はこのように経路延長線が天の北極近くを通る場合には、こんな可能性もあると考えて頂けると助かります。
-------
追記
下図はUA2 で書いたものですが、この経路は平均極を利用した大円計算で経路を描いているので、今回の場合、平均極計算に誤差が出ていてその結果V0と差が大きい図になっている可能性が高いことが判りました。 後ろの記事にV0での単点トレイルマップを掲載しました。



TMAP.png
 説明:
公開が間近のUFOAnalyzerV2で書いてみました。
 ファイルサイズ:  18.15 KB
 閲覧数:  7021 回

TMAP.png




最終編集者 SonotaCo [ Sat Dec 30, 2006 10:52 pm ], 編集回数 1 回
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masuzawa



登録日: 2005.04.09
記事: 3694
所在地: SHIOJIRI

記事日時: Sat Dec 30, 2006 10:28 pm    記事の件名: Re: 大きな誤差の流星 引用付きで返信

さぎたりうす wrote:
12/30 04:31:03の-2等前後の流星がmasuzawaさん、INOUEさん、SonotaCoさんで、同時になっていますが、明るく経路長がそこそこあるにもかかわらず、3組でかなり大きなずれが生じています。 Question

私のUFOOrbit の環境では、それほどずれていないのですが。何が違うのでしょうか?



U20061230_043103GM.gif
 説明:
 ファイルサイズ:  12.71 KB
 閲覧数:  7011 回

U20061230_043103GM.gif



U20061230_043103TM.gif
 説明:
 ファイルサイズ:  6.48 KB
 閲覧数:  7011 回

U20061230_043103TM.gif



C20061230_043103.gif
 説明:
profile と analyzed line と Dir/Alt の合成画像です
 ファイルサイズ:  31.41 KB
 閲覧数:  7001 回

C20061230_043103.gif




最終編集者 masuzawa [ Sat Dec 30, 2006 10:43 pm ], 編集回数 1 回
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SonotaCo
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登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Sat Dec 30, 2006 10:41 pm    記事の件名: Re: 大きな誤差の流星 引用付きで返信

masuzawa wrote:
私のUFOOrbit の環境では、それほどずれていないのですが。何が違うのでしょうか?

ええと、Use Alpha Delta(平均極使用) をオンにするとさぎたりうすさんの結果、オフにするとmasuzawaさんの結果になるようです。

ということは、平均極の算出、つまりUFOAnalyzer側の問題の可能性も出てきました。
これは、調べないといけませんね。調べます。

いずれにしても、MCSVデータで単点トレイルマップを書いてみると、私の分が本当に北極近くを通っています。多分これが原因だと思います。



U20061229TM.png
 説明:
こちらは M.CSVの単点データをUFOOrbitでプロットしたものです
 ファイルサイズ:  16.44 KB
 閲覧数:  7002 回

U20061229TM.png


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INOUE



登録日: 2006.02.09
記事: 4321
所在地: 東京都八王子市

記事日時: Sun Dec 31, 2006 5:00 am    記事の件名: 通常流星でした 引用付きで返信

観測上特に問題点はありませんでした。


M20061230_043103_Kanagawa1_SEM.jpg
 説明:
美しい流星ですね
 ファイルサイズ:  14.34 KB
 閲覧数:  6971 回

M20061230_043103_Kanagawa1_SEM.jpg


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登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Sun Dec 31, 2006 1:30 pm    記事の件名: UFOAnalyzer V0.80 引用付きで返信

調査の結果、やはり平均極の計算過程で、0に近い値での除算が発生していました。
で、このような場合には平均極の求め方を変更し、座標系を切り替えて計算することとしました。
ちなみに、このような場合には従来赤道座標計算していたものを地上座標で計算することにしました。これで 今回の場合を含めて、殆どの場合は 問題を回避できるのですが、尚、天の北極と 天頂とを結ぶ線と重なる流星についてはやはり計算できません。2つの座標系では必ずその両方の特異点を通る直線が存在するので、本来なら3つ目の座標系を用意しないと解決できません。 実例がないと動作試験ができないので、今回はそこまでやりませんが、また実例が見つかりましたら、考えたいと思います。 修正した UFOAnalyzer V0.80 は今日中に公開できると思います。
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