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投稿者 |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Mon Apr 09, 2007 5:46 pm 記事の件名: UFOOrbitV2 リリース |
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おまたせしました。UFOOrbitV2をリリースしました。
マニュアルは最低限ですが、従来のUFOOrbitとある程度似ているので詳細な説明を省略し、早期に公開することとしました。
また、よろしくお願いします。
http://sonotaco.com/soft/index.html#ufoo
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ts007
登録日: 2004.08.09 記事: 5071 所在地: 埼玉県川越市
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日時: Mon Apr 09, 2007 9:50 pm 記事の件名: やっと完成しましたね。使ってみました。 |
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今日、完成版を使ってみました。使ってみててですが、
?orbit表示でpole viewを押しても変化しません。
また、赤緯を変化させていくと89度の次が−89になって90度になりません。
そのため表示されないのでしょうか。
?前田さんも言っていたように、radintに昔の四角(□)表示もあるといいと思いました。
とりあえず、この2点は気づきましたので報告しします。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Mon Apr 09, 2007 10:32 pm 記事の件名: Re: やっと完成しましたね。使ってみました。 |
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ts007 wrote: | 今日、完成版を使ってみました。使ってみててですが、
?orbit表示でpole viewを押しても変化しません。
また、赤緯を変化させていくと89度の次が−89になって90度になりません。
そのため表示されないのでしょうか。
?前田さんも言っていたように、radintに昔の四角(□)表示もあるといいと思いました。
とりあえず、この2点は気づきましたので報告しします。 |
さっそくのコメントありがとうございます。
pole view は 流星軌道平面の極からみるビューで、1つの流星を選択した状態でないとそうなりません。 こんどの 軌道図は、クリックで1つが選べるので、選んだ状態でお試しください。 90 にならないのは 計算が破綻させないための仕様です 。
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齊藤 直也
登録日: 2007.02.19 記事: 1999 所在地: 東京都 あきる野市
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日時: Tue Apr 10, 2007 7:48 pm 記事の件名: 開発ごくろうさまです! |
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少し使ってみました。
Ground MapのID名表示わかりやすくて良いですね。
日々の観測結果がRadiantにきれいに表示されるのがとても楽しいです。
早く使いこなせるように、頑張ります。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sun May 20, 2007 12:15 pm 記事の件名: UFOOrbitV2 V2.01 |
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UFOOrbitV2 初めての改版です。以下を修正した V2.01 をリリースしました。
・太陽黄経がこれまで瞬時分点で計算されていたものを J2000.0 に変更した。
・single siteモードにおけるregroupで高速流星が群と判定されにくい問題を改善した。
・地上経路の一致部分が全くない時に、Gmのチェックをオンにしても排除されない問題を修正した。
・QAの設定が保存されていなかったものを保存するようにした。
・輻射点リストから gCmを削除した。
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3090 所在地: 大阪府
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日時: Sun May 20, 2007 5:20 pm 記事の件名: Re:UFOOrbitV2 V2.01 |
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UFOOrbitV2 V2.01を使わせていただきました。太陽黄経ではおさわがせ
しました。
UFOOrbitV0.32を廃止され、UFOOrbitV2 V2.01になりましたので、マスターすべく
操作をしています。
read M csvで出力される結果で、UFOOrbitV0.32にあったのに、今回なくなった
出力データがありますね、
私、個人的に出力してほしいものは次のデータです。
YYMMDD(UT), hhmmss(UT), QQ(deg)
UFOOrbitV2 V2.01でのread M csvからの出力は、小数点以下たくさんの数字
をだしていただきありがたいです。発表するときには、有効数字を考慮して
数字を少なくしますが、
UFOOrbitV0.32を使って、輻射点や軌道を発表しようと思われている方は、
ぜひ、UFOOrbitV2 V2.01で再計算をしてみましょう。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sun May 20, 2007 6:34 pm 記事の件名: Re:UFOOrbitV2 V2.01 |
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上田昌良 wrote: | read M csvで出力される結果で、UFOOrbitV0.32にあったのに、今回なくなった
出力データがありますね、
私、個人的に出力してほしいものは次のデータです。
YYMMDD(UT), hhmmss(UT), QQ(deg) |
さっそく使って頂きありがとうございます。
旧 QQ 観測平面交差角 は、Qc という名前で出力されています。
(名前の変更は気が引けたのですが、Qxxx というの名前が増えたので、他と形を統一してわかりやすくしたつもりでした)
UTの個別の列は、ソートや後処理で便利だったのですが、列数が増えすぎるので止めたのですが...... リクエストがあるなら追加は簡単です。メモに入れておきます。
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Sat Jun 02, 2007 12:04 pm 記事の件名: UFOOrbitとQA |
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宮崎の前田です。
5月は忙しい日が続きましたが、その後2,3日余裕ができたので、UFOOrbitで
QAについてなどいろいろ試行錯誤してみました。まずは、細かなことから。
UFOOrbitで、よくわからないところ
Qualityタブで
2ヶ所だけの同時観測を解析しています。Allpassの場合です。
88caclc, 40metersとタイトルバーに出ました。
88−40*2=8 この8個の計算結果はどうなったのでしょうか。
Quality.logを見てみると42ペアの結果が載っており、レコードリストに載っ
ていない2つはvo too smallなどとなっていました。これら2つと、Quality.log
でも見ることのできない残りの2つのペアについて、気になるので見られる
ようにできませんか。
UFOOrbitV2もいろいろ使ってみると、ほんとに良くできています。
こういう機能があればいいなということは大体マニュアルを読むとその機能が
あります。
あまり重要度は高くないですが、あればよいなという程度の弱い希望です。
Quality.logとても便利ですが、もう少し情報がほしいです。
たとえば、UFOOrbitのタイトルバーに出るような情報が最初の行にあるとデー
タ数を数えなくてもすみます。また、先頭にはどのような条件で出力したファ
イルか、解析日時やソフトのバージョンなどもあればいいすね。たくさんlog
を出すとどれがどれか分からなくなりました。
Quality.logで、QAで制限をかけるとどれもQAの制限でリミットがかかったと
表示され、QAと他の条件でORを取っていた時に他の条件の方がどうなったのかが
分かりません。条件をかけたものすべてについて制限を越えたら表示して
ほしいです。
Qualityシートで条件をつけてはずされた分だけのリストが見たいことが
たびたびありました。
これは、以前も他のソフトで希望しましたが、レコードリストの多重ソートは
ここでも難しいですか。
Qualityタブのsingleの方でQr1/Qr2で、制限をかけたいことが1,2度だけ
ありました。(allpassにして、ソートかければすむことですが)
2日間ぐらいいじってみて、以前から私がQAに関して何となく気になっていたことが
やっと具体的に分かってきました。
2007年4月、5月の観測を例に見てみました。観測は片方はV0での解析です。
4月は全52ペアが時刻の判定で見つかり、QA<0.2で判定をすると12個の流星が
除かれました。(他に、表示されないが時刻だけの判定ではあと2個存在)
5月は全40ペア(calcは88個)の内11流星が除かれました。
4月と5月では5月にみずがめ群が多く高速短経路の流星が多くちょっと状況が
違うかも知れないと思い分けてみました。
除かれた理由を元のパラメータから想像しました。(ここが明示されると気分的に
は良いのですが)
1、片方の流星のみDurが3F以下、Qoが1度以下:3+2個 (4月、5月の順)
2、Qcが10度以下でVoが大きい:3+2個
3、両方の流星ともDurが4F以下、Qoは1度以上ある:1+0個
4、条件悪くなさそうだが、Vo大きくeも大きい。マイナス等級もある:2+3個
5、片方のみDur短めで5F程度,Qo1度以下:3+0個
6、片方のみDur短めで5F程度,Qo1度以上:0+2個
7、同定ミス:0+2個
私が判断するに1,2,3,7は除かれてよい流星で、4はよくわからないが除かなくても
よい流星。5,6はいわゆる片方の地点から静止流星に近くなってしまったもので、
軌道は無理でも輻射点は出せそうな流星。
私がQAの判断が厳しいと思ったのは、4,5,6あたりが除かれたからのようです。
特に4が全体の3-4割あって、しかも元の画像を見ると結構立派な流星が多いので、
そう感じたようです。
ここでQcを10度とか、Qoを1度などで区切りましたが、これもたまたま切りのよい
数字だからで、深い意味はありません。こうして一つ一つのパラメータで見てい
くとすべてがグレーゾーンの程度の差で、一つ一つのパラメータに制限を加える
ことの意味が分からなくなります(SonotaCoさんも似たようなことを書かれていた
ような気がします)。やはり、ここは、輻射点の位置の誤差(標準偏差の
ようなもの)と速度の誤差の2つぐらいに絞って判断したいですね。前者はEdで
あらわされていると思うのですが、後者が現在のパラメータではどれか判断が
できませんでした。
Gm%がマイナスのものは速度が大きくなる傾向があり、何かが悪いのですが、まだ、
原因がよくわかりません。Qcが小さい時によく起こるのですが、それだけが原因
ではないようです。元画像を自分の分だけしか見れないのでチェックが難しいです。
もう少しあるのですが、長くなってしまったので後ほど。
マックからペーストしたら先頭に変な記号が出ましたが、気にしないでください。
(行が空いたので、整理しました)
最終編集者 前田 [ Sat Jun 02, 2007 11:47 pm ], 編集回数 1 回 |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sat Jun 02, 2007 4:37 pm 記事の件名: Re: UFOOrbitとQA |
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UO2 使い込んでくださって嬉しいです
前田 wrote: | 88caclc, 40metersとタイトルバーに出ました。
88−40*2=8 この8個の計算結果はどうなったのでしょうか。
Quality.logを見てみると42ペアの結果が載っており、 |
再現するデータで調べるのが速いのですが、よろしければcsvを掲載するかお送りください。
プログラムをチラッと見たのですが、ちょっと可能性が思い出せません。
プログラム作成時には全ソースコードが頭に入っているのですが、
ちょっと時間が経つと、どんどん消えていってしまい 、
思い出すのに時間がかかるのです 。
前田 wrote: | レコードリストに載っていない2つはvo too smallなどとなっていました。これら2つと、Quality.log
でも見ることのできない残りの2つのペアについて、気になるので見られるようにできませんか。
Qualityシートで条件をつけてはずされた分だけのリストが見たいことが
たびたびありました。
|
これはあったら便利な機能だろうと思いました。
前田 wrote: | Quality.logとても便利ですが、もう少し情報がほしいです。
たとえば、UFOOrbitのタイトルバーに出るような情報が最初の行にあるとデー
タ数を数えなくてもすみます。また、先頭にはどのような条件で出力したファ
イルか、解析日時やソフトのバージョンなどもあればいいすね。たくさんlog
を出すとどれがどれか分からなくなりました。 |
先頭に出すことは難しいですが、最後に出すのは簡単だと思います。
前田 wrote: | Quality.logで、QAで制限をかけるとどれもQAの制限でリミットがかかったと
表示され、QAと他の条件でORを取っていた時に他の条件の方がどうなったのかが
分かりません。条件をかけたものすべてについて制限を越えたら表示して
ほしいです。 |
これはちょっと要調査です。最初に引っかかった条件を表示しているつもりでいました。
QAを調べるのは最後の筈なのですが......
前田 wrote: | これは、以前も他のソフトで希望しましたが、レコードリストの多重ソートは
ここでも難しいですか。 |
トライしたのですが、うまくいっていません。速度を犠牲にすれば簡単なんですが....
頭の調子の良い日に挑めばできそうな気はするのですが......不思議です。
前田 wrote: | Qualityタブのsingleの方でQr1/Qr2で、制限をかけたいことが1,2度だけ
ありました。(allpassにして、ソートかければすむことですが) |
Qrは輻射点が求まった後に計算するので....."singleの方でQr1/Qr2で" の意味がよく分かりません。
有効なら追加は可能だと思います。やるとするとPairの方ですが。
Vo と e が大きくなってしまうものは確かに多く、大変残念に思っています。
過去数10例は計算過程のトレースをして原因を調べていると思うのですが、
これまでの感触では、光芒の中心位置測定精度が最大のネックです。
できるだけのことはやっているつもりなのですが、
現状の自動処理では速度の計算が不安定になることを回避できていません。
状況を変えるには、以下のどれかが望まれる訳ですが....
・望遠レンズを使う(対象を大きく映す)
・キャプチャ解像度を上げ、シャープなレンズを使う(細かく計る)
・明度分解能を上げる(中心推定精度を上げる)
・S/N比を上げるまたは明度飽和を避ける(中心推定精度を上げる)
・時間分解能を上げる(サンプル数を増やす)
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Sat Jun 02, 2007 11:41 pm 記事の件名: レスです。 |
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前田です。
SonotaCoさん、返事どうもです。
>前田 wrote:
>88caclc, 40metersとタイトルバーに出ました。
cvsファイル添付しました。再現するでしょうか。
>前田 wrote:
>Quality.logで、QAで制限をかけるとどれもQAの制限でリミットがかかったと
>表示され、QAと他の条件でORを取っていた時に他の条件の方がどうなったのかが
>分かりません。条件をかけたものすべてについて制限を越えたら表示して
>ほしいです。
>これはちょっと要調査です。最初に引っかかった条件を表示しているつもりでいました。
>QAを調べるのは最後の筈なのですが......
試してみると、これは、わたしの勘違いだったようです。すみません。
>前田 wrote:
>Qualityタブのsingleの方でQr1/Qr2で、制限をかけたいことが1,2度だけ
>ありました。(allpassにして、ソートかければすむことですが)
>Qrは輻射点が求まった後に計算するので....."singleの方でQr1/Qr2で" の意味がよく分かりません。
>有効なら追加は可能だと思います。やるとするとPairの方ですが。
輻射点が求まった後に各観測地の分をそれぞれ、計算している時は確かにpairの方ですね。
これも、私の勘違いでした。
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Gm%がマイナスの時に速度が大きく出るようですが、その原因はわかりましたか?
Qcが小さいときにマイナスになりやすいようですが、それだけでも無い感じです。
U*.CVSファイルのことですが、az2とev2が無いようですが、どうでしょうか?
V0の時から無かったようなのですが。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Tue Jun 05, 2007 11:50 pm 記事の件名: 続きです。 |
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前田です。
同時が20個ですか。時刻の精度が悪いので、dtを30秒ぐらいにしてみてください。
QAについて(続き)
QAは、複数の候補の軌道から1つを選ぶために導入された指標のようですが、実際には
その流星自体の取捨選択にまで広げて使われています。後者の使い方には現在のQAは問題
があるように思います。その理由は、QAの評価には観測で得られた生のデータと、それら
から計算された結果のデータが混在しているからです。流星自体の取捨選択をする場合は
生のデータだけから行わないと良くないと思います。(マニュアルにもQualityシートの最後の
*4にそう書いてあります。)
簡単な例で言うとeの取り扱いです。QAの小さな流星の軌道をチェックしてみました。
QoやQcなどが小さくて明らかに誤差が大きそうな流星はすべてQAが非常に小さくなって
いました。しかし、それらがそれほど悪くなくてもQAの小さなものが結構あります。
それは、主にeの大きなもののようでした。eは主にVoなどから計算されますが
観測条件が悪くなさそうに見えるのにeが大きくなってしまったのは、
1、本当にeが大きい。2、UFOAnalyzerのVoなどの解析がおかしい。(雲やたま
たまのノイズがあったなどの可能性を含む)のどちらかだと思うのですが、現在の
判定では1の可能性が排除されているように思います。
これでは、現在の方法で求まった平均軌道は、eの大きな流星を優先して排除した結果
となり、本当の平均値にはならないような気がします。話は戻りますが、データの棄却
には、生データの誤差の大きなものを除くべきで、
結果がおかしいから除くのは、次の段階というか、別の作業だと思いました。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Wed Jun 06, 2007 10:36 am 記事の件名: Re: 続きです。 |
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前田 wrote: | 同時が20個ですか。時刻の精度が悪いので、dtを30秒ぐらいにしてみてください。 |
あまり細かくは調査していないですが、以下のように 20 個しかでないのですが???
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Wed Jun 06, 2007 10:38 am 記事の件名: Re: 続きです。 |
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前田 wrote: | QAは、複数の候補の軌道から1つを選ぶために導入された指標のようですが、実際には
その流星自体の取捨選択にまで広げて使われています。後者の使い方には現在のQAは問題
があるように思います。その理由は、QAの評価には観測で得られた生のデータと、それら
から計算された結果のデータが混在しているからです。流星自体の取捨選択をする場合は
生のデータだけから行わないと良くないと思います。(マニュアルにもQualityシートの最後の
*4にそう書いてあります。)
簡単な例で言うとeの取り扱いです。QAの小さな流星の軌道をチェックしてみました。
QoやQcなどが小さくて明らかに誤差が大きそうな流星はすべてQAが非常に小さくなって
いました。しかし、それらがそれほど悪くなくてもQAの小さなものが結構あります。
それは、主にeの大きなもののようでした。eは主にVoなどから計算されますが
観測条件が悪くなさそうに見えるのにeが大きくなってしまったのは、
1、本当にeが大きい。2、UFOAnalyzerのVoなどの解析がおかしい。(雲やたま
たまのノイズがあったなどの可能性を含む)のどちらかだと思うのですが、現在の
判定では1の可能性が排除されているように思います。
これでは、現在の方法で求まった平均軌道は、eの大きな流星を優先して排除した結果
となり、本当の平均値にはならないような気がします。話は戻りますが、データの棄却
には、生データの誤差の大きなものを除くべきで、
結果がおかしいから除くのは、次の段階というか、別の作業だと思いました。 |
話が核心に近づいてきましたね。
本当によく検討して頂いて嬉しいです。前田さんのために、QAが生まれた経緯など手短に書かせて頂きます。
先ず、どこまでが生データでどこからが計算結果かという境界は実は不明確だと思います。
誤差を単純計算したものは誤差としての利用を許すが、やや複雑な計算をしたものは誤差としての利用を許さないというのでは基準が不明確です。
私は、実際の観測誤差との因果関係が明らかであるかないかという点を判断基準にすべきだと思います。
と、ここまではよろしいでしょうか。
UO2のQAの目的は、あくまで観測誤差が大きいものを排除することです。
現在のビデオ観測では誤差の評価に必要な量が完全には測れていないことが問題の本質です。
個々の観測では光芒の形状や雲の影響などがあり、特に進行方向の位置測定誤差を自動的に評価するのが難しいのです。
進行方向の位置測定誤差は速度測定誤差に直結しています。
収差を補正した座標上で十分な直線性があっても進行方向位置測定誤差があります。
観測されるフィールド毎の速度は輻射点離角に応じて変化し、
単点観測時点では輻射点がわかっておらず、結果、変化を予測できず、フィールド数も少ないものが多いので、
進行方向位置測定誤差を直接的に測定するのが難しいわけです。
となると、進行方向位置測定誤差と因果関係が認められる量を探さないといけません。
最も単純には、直線性誤差との相関が高いと思われるのですが、この評価では十分ではありませんでした。
そこで、明らかに測定誤差の影響と断定できるものを探しました。
そこで注目したのが、地上経路の計算結果が遥か遠方になるケースです。
これはall passで2006年の結果のGround mapをzoom1.0見て頂ければ一目瞭然です。
日本から遥か離れた地図の外にまで多数はみ出ています。
これらは流星の組み合わせを取り違えているか、測定誤差が大きかったとしか考えられません。
で、これらと各数値の関連を調査したのですが、結果、e などが相関が高いことが分かり、現在のQAとなりました。
確かに、地上経路がありえないものになるケースで e が大きいものが多いと言っても、e が大きいのが全て誤差が大きいとは限りません。
このため、UO2では、QualityシートでQAのオフを可能として、e が大きいものなどの調査も可能としました。
逆にQAは不要かというと、実用プログラムとしてはそういうわけにはいきません。
QAは観測誤差とある程度関連があることが推定でき、
測定誤差の大きいものを効率的に排除することに繋がっているので、
平均的な精度を上げ、日々の運用を楽にします。捨てているものは多いですが、残っているものの精度は高いわけです。
研究の目的によって使い分けて頂くことが、作者の希望です。
地上経路が遥か遠方になるものを的確に排除する方法が見つかりましたら、是非お教えください。
それこそが、UO2開発過程で最も私が時間をかけて検討していたことで、現在のQAより良い尺度ができることは今も切望しています。
--------
遠い将来の話としては、複数点の同時観測結果の進入方向データだけから一度仮の輻射点を求めた後で、各測定点を評価しなおす方法が考えられます。
こうすると、輻射点離角を仮定した位置の近似とそれからの誤差を算出できるようになります。
複数サイトが完全なオンラインシステムになるか、交換データに全経路測定点情報を含むようにすれば、このようなことも実現できるかと思います。
説明: |
このはみ出すような異常な組み合わせをほぼ完全に排除するのがQAの目的です |
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Thu Jun 07, 2007 12:27 am 記事の件名: UFOOrbit操作 |
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宮崎の前田です。
>あまり細かくは調査していないですが、以下のように 20 個しかでないのですが???
操作を示すと、
1,立ち上げる
2,dtを20秒にする
3,ファイルを指定して、読み込む
4,all passボタンを押す
です。2と3を逆にすると、結果が変わってきます。
(前回のdtのままになっているので)
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