さぎたりうす
登録日: 2004.08.09 記事: 4404 所在地: 大阪府大阪市東淀川区
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日時: Thu May 17, 2007 12:38 am 記事の件名: アテン族起源流星 |
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同時流星CSVのデータを見ていて、珍しい軌道の流星が捉えられていることに気づきました。
20070514_034443という流星ですが、地球向点方向から来ているにもかかわらず、Vg=15.9km/sと非常に遅いものです。地球軌道より内側から来た場合に、このような速度の流星がありえるのですが、軌道はまさにアテン族の小惑星です。
軌道長半径が小さく、公転周期は0.5年程度です。
osaka01の単点観測のデータでも、近い位置に輻射点があろうかと思われる、流星がありました。ぼーっと尾を引きながら流れる、典型的な低速流星です。
UA2の推定輻射点をもとに軌道計算したものと、同時流星の軌道を以下に比較してみました。昇交点出現か、降交点出現かの違いがあるようですが、この類の流星の出現に今後注意していきたいです。
a q e ω Ω i
20070514_034443 0.591 0.143 0.759 187.8 232.5 4.4
20070515_040049 0.622 0.114 0.817 13.2 52.9 4.9
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