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さぎたりうす
登録日: 2004.08.09 記事: 4391 所在地: 大阪府大阪市東淀川区
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日時: Mon Aug 13, 2007 7:22 am 記事の件名: 20070813_014653火球 |
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-4.4等判定のPer群火球です。輻射点近くなので、けっこうゆっくりでした。
12mmなので大きく写っていますが、かろうじて金星級です。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12653 所在地: 139.67E 35.65N
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ITO
登録日: 2004.08.09 記事: 1304 所在地: 東京都杉並区浜田山
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日時: Tue Aug 14, 2007 9:50 am 記事の件名: ペルセウス流星群 25mm レンズでの映像 |
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25mm レンズで真上に向けていたカメラでペルセウス流星群の火球が撮れたので、静止画を切り出してみました.
2007.08.14 02:29:52 ほぼ真上 明るさ -7.0等
静止画は動画を1フィールド(1/60 sec)で切り出したものです.
今朝は午前2時半頃から屋根の上で眺めていましたが、流星数は昨日より多かった? 比較的大きなものもあり、東京の明るい空でも 8個/時間位は見えました.
2日間とも条件に恵まれて楽しめました.
ITO
PS. 明日から休暇で白馬岳 → 後立山縦走に行きます(テント3泊).お天気が続くといいですね.
説明: |
2007.8.14 02:29:52 ペルセウス流星群
Wat-100N + Yakumo 25mm/F0.95 フィルター無し |
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masuzawa
登録日: 2005.04.09 記事: 3694 所在地: SHIOJIRI
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日時: Wed Aug 15, 2007 8:38 pm 記事の件名: Perと同じ位置に速度の遅いグループ |
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ts007 wrote: | 11/12日の同時流星です。ペルセ群は、137個ぐらいですが、γDraは、3個のみ。殆どが1時以降曇ったためだと思います。5つほど速度の遅い軌道があのます。別群なのでしょうか。速度エラーか |
散在流星の輻射点を見てみると、ペルセとほぼ同じ位置に速度の遅い一団が見えます。
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8/11-15 のspo (QA>0.5 のみチェック) --- 左上の水色の一団に注意 |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12653 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Thu Aug 16, 2007 8:24 am 記事の件名: Re: Perと同じ位置に速度の遅いグループ |
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masuzawa wrote: | ts007 wrote: | 11/12日の同時流星です。ペルセ群は、137個ぐらいですが、γDraは、3個のみ。殆どが1時以降曇ったためだと思います。5つほど速度の遅い軌道があのます。別群なのでしょうか。速度エラーか |
散在流星の輻射点を見てみると、ペルセとほぼ同じ位置に速度の遅い一団が見えます。 |
Spoのみを表示して未知の群を見つける方法ですね。
確認できれば大発見の可能性もあるかと思い、調べて見ました。
が.... 残念ながら、結論としては品質の問題のようです。
以下は今年の8/1-15のデータで同時観測の観測品質を絞りこんだ例です。
QA > 0.5 のみの絞り込みでSPOのみを表示すると 指摘のように はっきりとPerの低速群が浮かび上がります。
が、これに、地上経路の一致条件である Gm > 10%, dGP < 0.5度 を加えると一気にその数は減ります。
さらに dur > 0.3 を加えると 1つも無くなってしまいます。
つまり、この低速集団は、短いか、観測部位が一致しないため、地上経路の重複部分が少なく、結果として速度測定誤差が大きく出ている集団の可能性が高いと思います。 最大の要因は地上経路の重複率 Gmのようです。
なぜ Gmが小さいと速度誤差が大きくなるのかはまだ分かっていません。
(それでもdGrの南北分布は残ります)
今回のmasuzawaさんの指摘はとても重要で、群流星の極大期に散在流星も増えるという疑問の答えになっているような気がしました。
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masuzawa
登録日: 2005.04.09 記事: 3694 所在地: SHIOJIRI
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日時: Fri Aug 17, 2007 11:23 am 記事の件名: Re: Perと同じ位置に速度の遅いグループ |
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SonotaCo wrote: |
今回のmasuzawaさんの指摘はとても重要で、群流星の極大期に散在流星も増えるという疑問の答えになっているような気がしました。 |
なるほど、Perの周囲に分布しているspoは誤差によるものですか。Perの周辺には高速なものも含めてspoがかなりの数量があります。Perが増えるとspoも増えるという一因でしょうね。
別件ですが、
単点ではPerの比率が上がらないという件について、(UA2の群判定に関して)
1. みかけ上、他の群の輻射点と重なり、他の群として判定されている
2. 特に、PerとS38は近く(一部重複している)、S38に判定されている
3. Perの輻射点を通っているが、何故かspoの判定になっている。
1,2 はそういうこと(カタログの輻射点に近い方に判定する)でしょうが、3についてspoになるのは何故でしょうか?
8/15-16 で数例ありました。サンプルを添付します。
説明: |
-2等のPer群と思われましたが、spoの判定でした。 |
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さぎたりうす
登録日: 2004.08.09 記事: 4391 所在地: 大阪府大阪市東淀川区
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日時: Fri Aug 17, 2007 1:12 pm 記事の件名: Re: Perと同じ位置に速度の遅いグループ |
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masuzawa wrote: |
別件ですが、
単点ではPerの比率が上がらないという件について、(UA2の群判定に関して)
1. みかけ上、他の群の輻射点と重なり、他の群として判定されている
2. 特に、PerとS38は近く(一部重複している)、S38に判定されている
3. Perの輻射点を通っているが、何故かspoの判定になっている。
1,2 はそういうこと(カタログの輻射点に近い方に判定する)でしょうが、3についてspoになるのは何故でしょうか?
8/15-16 で数例ありました。サンプルを添付します。 |
簡単にいうと、サンプルの流星は、Perの輻射点から出ていると仮定すると、速度が速すぎるからです。輻射点近くに出現した流星ほど見かけの速度と経路長は短くなりますので、これほど輻射点に近い場所からPerの群流星がこのような経路長で出現することはありえないということです。
ログを出力すればわかると思いますが、速度誤差のdvがPerの場合200%とかものすごく大きくなっているはずです。
ちなみに3のケースは、ほとんどは速度エラーに起因するものと思われます。経路が短い場合(2、3フレームしか検出されないケース)、平気で倍や半分になってしまうので、その場合は40%の許容範囲をすぐに越えてしまいます。
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この流星はもしかしたらgDrの南北に細長い例のやつではないでしょうか....
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12653 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Fri Aug 17, 2007 2:21 pm 記事の件名: どなたか研究しませんか? |
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解説ありがとうございます。その通りだと思います。 > さぎたりうすさん
ところで、2007年のペルセウス座流星群は稀に見る全国的な好天とムーンレスナイトに恵まれて、画期的な観測ができていると思います。
どなたか、分析して今回の結果をまとめ、公表して頂けないでしょうか。
もちろん、しかるべき所へ論文発表して頂くのが一番良いですが、
部分的な結果を気軽にここに書いて頂くのでも価値があると思います。
思うに、
1.発生数,散在比率の日別変化
2.毎夜の輻射点と速度の分布
3.2の日々の変化
をCSVハブデータからの同時観測結果でまとめておきたいです。
できれば....
・現在の輻射点リストデータに拘らず(UO2での群分類を信用せず)、今回の結果のみからPer群と思われるものを選ぶ。
・輻射点分布はできれば楕円を仮定して軸の方向を定め、長軸と短軸の両方からみた頻度分布図を描き、平均と標準偏差を求める。
・速度について平均と標準偏差を求め、その位置や日による差を調べる。
・以上を観測品質別に2,3通り求める。
要するに、将来役に立つように ra-dec-vg-solの4次元空間上分布を整理しておくという作業です。
各群でのそのようなデータが揃えば、群別に可能性をパーセント表示するような新しい群判定方法を作ることができます 。
分析するには、UO2で日付と品質を絞ったU*.csvを作り、UFORadiantに掛けるとある程度は作業できると思いますが、楕円の処理などは別途考える必要があります。
第一歩は、このトピックの最初の方でNakaiさんがやっておられた単点観測数の統計です。あれ続きはないのでしょうか > Nakaiさん
そろそろPerも一段落だと思うので、出来る範囲で今やっておきたいです。さもないと、すぐ おうし群とか しし群 とかやってきてしまいます 。
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masuzawa
登録日: 2005.04.09 記事: 3694 所在地: SHIOJIRI
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日時: Fri Aug 17, 2007 7:27 pm 記事の件名: UA2, UO2 の群判定ロジック |
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さぎたりうす wrote: | この流星はもしかしたらgDrの南北に細長い例のやつではないでしょうか |
解説ありがとうございます > さぎたりうすさん
この流星は SonotaCoさんと同時になっていました。位置関係が悪いようで、QAのチェックをはずす必要がありますが gDr 判定でした。
再質問ですが、
UA2では、Perを仮定した場合は速度でNGになるので spoにしているとのことですが、gDr を仮定して計算してはないということですか?
UO2では gDr で認識されていますが...(2点の場合ですが)
UA2、UO2での群判定のロジックを解説してもらえば、理解が深まります。(上記の "UO2での群分類を信用せず" にも関係して...)
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12653 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Fri Aug 17, 2007 9:10 pm 記事の件名: Re: UA2, UO2 の群判定ロジック |
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masuzawa wrote: | 再質問ですが、
UA2では、Perを仮定した場合は速度でNGになるので spoにしているとのことですが、gDr を仮定して計算してはないということですか?
UO2では gDr で認識されていますが...(2点の場合ですが)
UA2、UO2での群判定のロジックを解説してもらえば、理解が深まります。(上記の "UO2での群分類を信用せず" にも関係して...) |
UA2でもgDrを仮定した計算もしていて、結果がspoになっているということはその計算ではgDrであると判断できなかったということです。
UO2の場合には、最初に視輻射点が求まり、速度が決まるので、それから天頂引力の作用を逆算して修正輻射点を求めます。
その結果の輻射点と速度が輻射点リストで許される範囲内にあるか否かで判定しています。
これに対し、UA2では、全輻射点に対して、リストにある速度を用いてその時刻の仰角で天頂引力が働いた後の視輻射点位置と観測速度を計算します。
で、観測情報がこれに合うか否かを調べます。
両者の差は主に速度にあって、天頂引力の計算にリスト上の値を使うか、それとも同時観測から決まる値を使うかということです。
速度はもともとある程度のばらつきがあるので、この両者に僅かに差が出で、ご指摘のようなことが起こると思います。
あくまで、UO2の方が正しく、UA2の群分類は仮定が含まれているわけです。
もっとも、UA2のような単点観測においても、視輻射点位置をはじめに仮定すれば(たとえば経路延長線上で最もカタログ位置に近い点など)速度の決定ができますが、
所詮この方法も仮定を含むもので、どこまで改善するか定かでないの実施していません。
>上記の "UO2での群分類を信用せず" にも関係して...
これは、既存の輻射点リストを使用せずに新たにクラスタリングして欲しい という意味です。
新しい輻射点データの作成においては、既存リストで分類した結果の(周辺を捨てた)統計をとっても意味がないというだけことです。
最終編集者 SonotaCo [ Fri Aug 17, 2007 10:58 pm ], 編集回数 1 回 |
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masuzawa
登録日: 2005.04.09 記事: 3694 所在地: SHIOJIRI
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日時: Fri Aug 17, 2007 9:27 pm 記事の件名: Re: UA2, UO2 の群判定ロジック |
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解説ありがとうございます > SonotaCoさん
画像(B20070816_023909TMAP.gif)上の J1_gDr の点線円内の黄色の + が修正輻射点ということですか? (それで、 UO2 では gDr 判定になっている訳ですね...)
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12653 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Fri Aug 17, 2007 10:19 pm 記事の件名: Re: UA2, UO2 の群判定ロジック |
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masuzawa wrote: | 画像(B20070816_023909TMAP.gif)上の J1_gDr の点線円内の黄色の + が修正輻射点ということですか? (それで、 UO2 では gDr 判定になっている訳ですね...) |
そうそう、その通りです。図で緑と白の交点が視輻射点で、黄色の線が天頂引力の作用分です。
gDrは低速なので、天頂引力の影響が大きく、わずかな速度の差によってかなりの差がでると思います。
流星データの処理に使われている論理は比較的単純で、未だに、誰でも割合簡単に理解できる範囲にあると思います。学問としてそんなに深くない感じです。流星研究はあまり産業の発達に役立たないと思われていて昔から予算が回らないからでしょうか。日のあたらない学問というか、まさに夜の学問なワケですね 。
逆に言えば、誰でも比較的容易に世界の最先端にたどりつけるわけです。是非、チャレンジをお願いします > 皆様
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Nakai
登録日: 2006.11.11 記事: 974 所在地: Saitama City, Saitama
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日時: Sat Aug 18, 2007 11:48 am 記事の件名: Re: どなたか研究しませんか? |
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SonotaCo wrote: |
第一歩は、このトピックの最初の方でNakaiさんがやっておられた単点観測数の統計です。あれ続きはないのでしょうか > Nakaiさん
そろそろPerも一段落だと思うので、出来る範囲で今やっておきたいです。さもないと、すぐ おうし群とか しし群 とかやってきてしまいます 。 |
お待たせしました。お盆も仕事が忙しく、なかなかアップデートできる時間がありませんでした。
以前のデータと同じ形式でまとめてあります。
使用したデータは2007年8月18日午前中までにSonotaCo Netにアップされたデータを使用しました。
8月12日より8月13日の方がPer観測数/全観測数(%)は高くなっています。
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2007年ペルセウス座流星群活動状況単点観測のupdate1 |
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単点観測まとめ。棒グラフはPer流星数(重複しているものはできるだけ省いてあります)、折れ線グラフは全流星数(重複はそのまま)。update8/18 |
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Nakai
登録日: 2006.11.11 記事: 974 所在地: Saitama City, Saitama
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日時: Sat Aug 18, 2007 1:35 pm 記事の件名: 2007年8月12日のペルセウス座流星群の活動状況(時間ごと) |
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2007年8月12日のペルセウス座流星群の活動状況を時間ごとにグラフにしてみました。
データはSonotaCo Netにアップされた8月12日の観測データを使用しました。
UFO Orbit V2をよびExelにて解析しています。
全国的に天気はよかったので、そのまま数をカウントしました。
1つの流星が複数のカメラで観測されているとき、重複はできるだけ除いてあります。
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Nakai
登録日: 2006.11.11 記事: 974 所在地: Saitama City, Saitama
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日時: Sat Aug 18, 2007 2:22 pm 記事の件名: 2007年8月13日のペルセウス座流星群の活動状況(時間ごと) |
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8月13日についても時間ごとの活動状況をグラフにしてみました。
データはSonotaCo Netにアップされた2007年8月13日のデータを使用しました。
Perと判定された単点観測のデータで重複を除外してあります。
8月13日は快晴のところもありましたが、観測点によっては観測中雲ったところがあり、ややいびつになっています。
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2007年8月13日のペルセウス座流星群の活動状況(単点観測・時間ごと) |
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