SonotaCo.JP

[ITO]

１１月２０日の夜は、弱い気圧の谷の通過で荒れ模様．特に北陸から佐渡島付近には広範囲に雷雲があり、ポツリポツリと雷が発生しています．それとは別に関東の南方海上にも雷雲があって東に進行中．東京地方のお天気はこれから急速に回復するようですので、スプライト観測の好機かもしれません．頑張りましょう
ITO

今、雷のような発光あり． 23:32:47 かなり近いような. . .

[SonotaCo]

今、昨夜のクリップをチェックしてたら どのカメラにも数発の雷光が捉えられており、
東向き、2.6mm に 01:12:23 雷光に続くカラムスプライト2本が捉えられていました。
久々のスプライトです。雷光が大きいので結構近いようですが、スプライトそのものは小さいです。後ほど掲載します。

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時刻サーバーダウンのため、時刻が不正確でした。
ITOさんの 01:12:16 が正しいようです。

[ITO]

おはようございます．
やりましたね．スプライトの捕捉、おめでとうございます

こちらでは、昨晩（今朝）は能登半島沖の雷雲と北東方向の太平洋上の雷雲（茨城県沖）へカメラを向けていました．北東のはそれ程活発では無かったようですが、能登半島のは長く継続し、今でもポツポツ発生しています．

スプライトは次のように５個キャプチャ−出来ました．
　11/21 00:54:30　北西方向　能登半島付近
　11/21 01:12:15　北東方向　茨城県上空？（なかり近い）
　11/21 04:10:09　北西方向　非常に低空　能登半島のはるか沖合？
　11/21 04:58:22　　〃　　　　〃
　11/21 05:12:30　　〃　　　　〃

午前４時以降の３つはいままでにない程「低仰角」で、400km かそれ以上遠方で発生したと思われます．詳細は後程ＨＰに掲載します．
ITO

[SonotaCo]

すばらしいですね。低仰角スプライトはITOさんの独壇場ですね。
01:12:23 のスプライトは東京電力で正確な落雷位置がわかり、高度が算出できました。以下に掲載しました。
http://www65.tok2.com/home2/SonotaCo/Sprite2/2004-5.html

時刻がITOさんと相当ずれてますが、時計は大丈夫でしょうか?
私のGPS時計も時々観測不能になるので、ちょっと心配ですが

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追記、ITOさんの 01:12:16 が正しいようです。

[ITO]

20041121_011215 のスプライトを UFOAnalyzer で分析を行ってみました．
　右端：Dir 231.5　　Alt 37.9
　左端：Dir 228.5　　Alt 32.4
方位、高さはだいたい合っているので、同じスプライトと思います．カラム状２本だし．．
ご参考までにこちらの映像もアップいたします．画面右下は新宿方面なので、雲があるとご覧のように真昼並に明るく映ります．ご容赦を．．．

時計の件、あちゃ〜〜　本当ですね．このスプライトとほぼ同時に起きた雷光はかなり大きくて、他の２台のカメラにも映っていましたが、そちらの時間も 01:12:15でした．また、カミナリ２号も同時刻に方位 233（表示は 53.3） でプロットがあるのですが、その時計も 01:12:16 でした．全部のＰＣには「桜時計」を入れていますが、再度確認してみますね．
ITO

[SonotaCo]

いやいや、失礼致しました。
こちらの時刻同期システムが死んでいました。
実は、一昨日に停電(1秒以下の瞬断)があり、GPSの入っている自前の時刻サーバーがダウンして、以後、マシンは自動再起動したものの、サーバーがうまく立ち上がっていなかったようです。
今、確認したら、キャプチャマシン群の時計は7秒以上ずれてしまっていました。
ITOさんの時刻が正しいと思います。

うーん、GPS時計はやはり維持が大変です。
NTPでも良いサーバーを選び1分毎に更新すれば結局そんなに変わらないので、高速の常時接続の方はそうすべきですね。ちょっと反省しました。
昨日のレポートは全部時間がずれていました。

[ITO]

SonotaCo さん、了解しました．

１１月２１日のスプライト５個の映像をＨＰに掲載しました．
早朝４／５時台に発生したスプライト３個は仰角が５〜６度しかなくて、高度 80km で計算すると 発生地点が800km 以上遠方となってしまいました．いくらなんでも遠すぎるような気がしています．これが本当ならば、視野さえあれば北海道や九州のスプライトも観測可能となってしまいます．
いずれにせよ、お時間のある方はご覧下さい．
ITO

[SonotaCo]

見せて頂きました。 ＩＴＯさん
本当に低空ですね。こんな低空が遠くまで見通せたというのも凄いことだと思います。
距離の計算ですが、こんなに低仰角の場合は、地球の丸みを考慮しないと誤差が大きくなります。
昔作ったエクセルの表で計算させてみると、高さ80kmが5.9°に見えるのは地表距離で542.1kmと出ました。5.5度で563.0kmです。式は忘れましたが
ある程度以上離れると、地球の丸みで下がって見えているわけです。
それにしても遠距離には間違いないです。

もっと精密には大気の屈折による浮き上がりも計算するのかな、さすがにそこまでは私もわかりません。
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19:51 ゲゲ、雷鳴が聞こえて、雨が降ってきました 撤収です。
地球の半径だけなら、余弦定理をすこしひねると解ける筈です。

[ITO]

ありがとうございます．単純な式との差が大きい！　早速ＨＰを訂正させていただきます．
でも、550km 遠方のスプライトが見えるという事もすごいですね．

先程７時頃に帰宅したら、何やら雷鳴のような音が．．．雨も降ってきて、あわててカメラにビニ−ル袋を被せました．北関東のあちこちで雷が鳴っているのに残念ですね．
ITO

[SonotaCo]

スプライトの上端仰角 5.5度 地表距離 552kmというのは新記録として、後世にのこしましょう。

今後のため、計算式を思い出しておきました。
地球の半径 R km ( =6370 )
高度 H km ( =78 )
仰角 α 度

A = (α+90)/180*PI() として

直線距離 c = R*cosA +sqrt(R*R*cosA*cosA+2*R*H+H*H)
地心角 C = acos((2*R*R+2*R*H+H*H-c*c)/(2*R*R+2*R*H))
地表距離 L = R*C

この記録は当分破られないような気がします。

[ITO]

早速 Excel で計算シ−トを作りました．どうもありがとうございます．

ところで 200 - 300km 程度遠方のスプライトの場合でも、この式は適用出来ますか？　
仰角１５°の場合、地球の丸みを考慮しない場合と比べて約 25km の差が出ました（丸みを考慮した場合が近く表される）
ITO

[SonotaCo]