上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3316 所在地: 大阪府
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日時: Thu Jun 23, 2011 10:48 am 記事の件名: 祝 SonotaCo Networkデータからの論文 |
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海老塚さんからの情報で次の論文が発表されました。
Interstellar Meteoroids in the Japanese tv Catalogue
Maria HAJDUKOVA JR.
PASJ: Publ. Astron. Soc. Japan 63, 481?487, 2011 June 25
という論文が出版されました。この研究の元データはSonotaCo Networkのものです。
さっそく海老塚さんから論文をいただき読んで(見るだけ?)みました。
直訳では次のような内容です。興味のある方は原論文を読んでください。
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日本のTVカタログの恒星間の流星体
Maria HAJDUKOVA JR.
要約
現在の研究は、このデータベースで恒星間の流星の本当の割合を決定する目的で、日本のTVカタログ
(SonotaCo 2009)で集めらた14763個の正確に決定された流星軌道の解析に基づくものである。
恒星間の流星が記録された流星軌道の中で存在するならば、それらの日心速度の過剰の配布は近くの
星の視線速度の分布と一致しなければならない。
恒星間の流星の速度Vi=20km s-1に対して、太陽に関して、我々が地球に到達する恒星間流星のVH
=46.6km s-1の日心速度を得る。(標準太陽運動、太陽向点α271°δ+29°V 19.5km/s、理科年表より)
日心速度VH=42.1km/s以上で双曲線軌道。
vHの決定におけるいくらかのエラーは、特に放物線の限界の近くで、実際は存在しない人為的な双曲線
軌道をつくる可能性がある。
データの解析は、カタログ中で本当の双曲線の流星の存在に賛成したいくらかの説得力のある議論も生
じなかった。
484本の双曲線軌道の膨大な大多数がそれらの速度の過大評価によって生じたことを示し、そして、おお
よそ、それらの50%は流星雨に属していた。
さらにまた、全てのケースで速度の双曲線の過剰は、きわめて小さい。近隣の恒星の速度分布よりワンオ
ーダー少ないと示唆する。
データーベース中の全調査した流星軌道の中で惑星間のものに可能性のある恒星間の流星の割合の
上限は、1.3 X10^-3である。 |
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