SonotaCo.JP

[ts007]

２６日の０時２０分３１秒に低速火球が撮影できています。残念ながら西カメラと南のカメラに同時に撮影されていて途中しか動画映像がありません。そのため、自動解析できず光度は、はっきりしません。他の方はどうでしょうか。画像のアップをお願いします。同時流星の軌道計算結果から　IW_NHY群の可能性もあります。

[SonotaCo]

Tokyo1でも残念ながらカメラの境界でしかもちょうどそこに雲があって、前半しか分析できていません。-4等とういうのはその前半の値で、最後の爆発は遥かに明るい(-8等位?)と思います
やや不運でした 。

[ts007]

色々な方のデータが入ってきました。等級は、ー６等程度となりました。私の西カメラの自動解析のデータは、間違えであることが判明しました。再計算の結果をアップしました。３月２日

[masuzawa]

長野から撮れていないか見直したところ、ノイズとして消去したクリップの中に以下の画像がありました。
時刻、位置的に同じものだと思われます。

[ts007]

私の大学の後輩が魚眼で全経路撮影していました。これで全容が分かりました。３１秒から発光し、すぐに増光して２秒間ぐらい半月近くの光度で継続し、後半減光しています。眼視の火球情報。http://bbs7.sekkaku.net/bbs/?id=jnbbs&mode=res&log=577私の後輩も魚眼カメラで撮影していました。http://oriot.wordpress.com/2011/02/26/200110226-2h20m31s-meteo/

[三本松ＨＳ 三好]

kagawa1からは　-0.8等でした。

[上田昌良]

撮影されましたみなさんに、次のファイルの提供をお願いします。
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2011年2月26日　0時20分31秒
UFOAnalyzerV2で処理しますと、その動画の入っているホルダーに
例：　M20110404_204212_Osaka03_6mA.XML
というようなM*****A.XMLファイルができています。そのファイルには、
測定しました流星の各フレームごとの位置・光度が保存されています。
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M*****A.XMLファイルの送付先：上田　昌良
E-mail:　etcueda(AT)meteor.chicappa.jp
（E-mail中の　(AT)　を　@　に換えて使用ください）
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この提供の締め切りを2011年4月9日(土)とさせていただきます。

司馬さんより、この火球は22km付近が消滅点でかなり低いので、詳細な検討をして、今のうちに
まとめておこう。とのお言葉がありました、ちょうど、私も落ち着いたところでしたので、まとめてみたい
とおもいました。
もし、隕石落下地点の予報がでましたら、隕石捜索を、、、、、

[上田昌良]

この火球の位置測定データをSonotaCoさん、三本松高校、ts007さんから提供していただきました。ありがとうございました。
また、ts007さんからは、ご無理なお願いをして動画等一式を提供していただきました。軌道計算をしたのですが、ここのコーナーの対地軌道図にもありますように、実経路が分かれてしまいます。その原因はわかりませんでした。
結局、発表できる軌道が出せませんでした。協力いただきました皆さんには申しわけなく思います。

[上田昌良]

この火球について司馬さんが、ts007さんの知人の高橋さんより動画の提供を受け、測定をされました。積算タイプのビデオ映像ですが、うまく測定をされましたので、軌道計算を再開しました。絶対あきらめない、これは大切ですね。
この火球の実経路や日心軌道等を報告します。消滅点の高さは24.2kmと低く、そのときの速度は1.3km/sと遅いものでした。
隕石落下予報については、現在、司馬さんが計算をしています。

[司馬康生]

上田さんの計算データを元に、隕石落下予報計算を進めました。
火球の消滅点高度が低いことから、小さな隕石が落下したと予想できました。
ただ、落下仰角が大きいことが影響したのか、消滅点付近での減速が急で、末端付近で急激に質量が減少したのではないかと思います。
それでも、最大で50g程度の落下があったかもしれません。
計算の精度ですが、発光経路の観測誤差はやや大きい目で、1km弱くらいに達しているかもしれません。そこからのダークフライト部分は逆に経路仰角が大きいことから、誤差が生まれにくくなっています。それでも、落下質量見積もりがやや小さいことから、風の影響で、落下域は東西に広がった予報になってしまいました。
図は、条件を変えて計算したときのナマの値をプロットしたものです。落下質量において4?50g程度の範囲での結果です。

[ts007]

上田さん、司馬さん、計算ありがとうございました。流石ですね。少しでも、隕石の落下の可能性がありそうですね。動画がしっかり録画できていれば、もっと早く分かったのですが。８ヶ月も継続解析本当にありがとうございました。

[Shimoda]

日本火球ネットワークJNの下田　力です。SonotaCoネットの活動を脇で見せてもらいながら、データの引用を勝手に行っていました。挨拶が遅くなり申し訳ありませんでした。

この火球の観測と解析を粘り強くやっていただいた、上田さん、司馬さんはじめ皆さんのご努力に敬意を表します。
解析結果を地図に投影すると、横田基地にどんぴしゃですね。西側を除いて市街地に当たりますので、落ちていれば誰かが気づいてもよさそうです。隕石捜索をすると、米軍や警察などにすぐに引っかかりそうで、難しそうです。
航空写真を添付してみます。

これからもよろしくお願いします。

[司馬康生]

計算結果を観測と重ねて図示しました。