SonotaCo.JP

[SonotaCo]

久々、複数カメラにまたがる長経路流星がありました。
継続時間15秒、東京からみて北東から北北西で-4等でした。
同時観測結果が楽しみですが、明け方で比較星がなくなっており、東向きカメラは台風後プロファイルがずれている可能性があります。
とりあえず、静止画を掲載しておきます。

[SonotaCo]

Tokyo1 動画です。
WindowsMovieMakerを使ったのでハイビジョン動画のアスペクトが変わってしまいました。とりあえずお許し下さい

末端の最終仰角は8.6度でした。HD動画分のMCSVも作成中です。

[上田昌良]

この流星は、下田さんがデジタルカメラで撮影されておりました。
http://fireballman.blog109.fc2.com/blog-date-201109.html
＿
この映像の提供をお願いし、司馬さんと当方で軌道計算をしようと考えています。
そこで、SonotaCoさんにお願いです。この流星のUFOAnalyzerV2で処理しますと
作成されます「M*****A.XMLファイル」を提供していただけませんか。
送付先：上田　昌良
E-mail:　　etcueda(at)meteor.chicappa.jp
アドレスは(at)を＠に変えて使って下さい。迷惑メール対策防止のため
このように表示しています。

[上田昌良]

SonotaCoさんへ、
20110930_045315 長経路流星のUFOAnalyzerV2で処理後に
作成されます「M*****A.XMLファイル」を提供していただけませんか。
＿
送付先：上田　昌良
E-mail:　　ueda(at)meteor.chicappa.jp
アドレスは(at)を＠に変えて使って下さい。迷惑メール対策防止のため
このように表示しています。
＿
司馬さんとこの流星の軌道を出してみようと思っています。

[SonotaCo]

あ、ご依頼見逃してました すみません > 上田さん
開始部分のカメラは 明け方の薄明かりで比較星が無くなっており、台風後でカメラが動いた可能性があるので、その夜の比較星があるデータをプロファイルにして再分析して、後ほどお送りします。
(その夜の比較星がある分析後イベントでSavePして、当該イベントでReadPして、Aでなくanalyzeボタンで再分析させる)

[上田昌良]

長経路火球の軌道：2011-9-30, 4:53:15JST出現
報告：上田昌良、司馬康生、

　SonotaCoさん（東京都)が、この長経路火球を3台のカメラに撮影した。その火球の飛跡は88°にも達している長経路だった。この長経路火球は下田力さん(長野県)がデジタルカメラで撮影していた。同時観測が成立したので、詳しい軌道計算をした。下田さんの映像には曇りで星が写っておらず、その比較星は別の夜に撮った映像を使い、魚眼レンズ特有の補正を行ったりした。
　今回の火球は、天球上の交差角が4.2°と小さく計算の基礎となる輻射点の決定精度が悪かった。しかし、継続時間が15秒もある魅力的な火球であり、軌道計算を行った。計算結果はできるかぎり吟味をした。この結果は修正輻射点がα= 164.4°±2°、δ= -4.7°±3°とかなり精度が悪いが決定した。この位置はDSX群(ろくぶんぎ座昼間流星群)の輻射点に近いが、この火球は散在とした。
　また、実経路長は438kmという長経路でした。これは突入角が8°と浅かったことも影響していると思われる。
　観測速度の決定は、AnalyzerV2による自動測定の各位置は、そのフレーム間隔が1/60秒であり、速度のばらつきが大きかったので、３フレームごと(フレーム間隔が3/60秒)の位置を使った。今回の火球の速度の減速がみられ、初速が43.8km/s±7.3km/s、終速が23.4km/s±9.7km/sだった。この速度も前述のとおり決定精度が悪かった。
　この長経路火球のデータをこころよく提供していただいたSonotaCoさんと下田力さんに御礼をもうしあげます。