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メッセージ |
ash
登録日: 2012.07.11 記事: 17 所在地: 北海道
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日時: Thu Dec 06, 2012 11:12 am 記事の件名: 同時流星についてです |
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お久しぶりです。今まで断続的にしか進められていなかったのですが、そろそろ集中的に卒業論文制作に取り組みますのでこれからも是非よろしくお願いします。
以前、皆さまのおかげで無事?同時流星が撮影できていることがわかりました。
ありがとうございます。その後自分たちでもorbitを使いpair判定をしてみたところ、
3つ判定できました。
しかしここで疑問が生じました。
dtを3で表示すると3つのpair判定が出るのですが、dtを増やせば増やすほどpairとしてみなされるものが増えていきました。
そこでお伺いしたいのですが、どこまでのデータを同時流星として見てよいのか教えてください。
もともと使えるようなデータではないかもしれないのですが、私の考えでは、この状況でも同時流星といっていいのはやはりdtが小さい時でも表示される、3つの判定ということだと考えていました。
ただこの前の質問をした時にH.Yamakawaさんは4つあるとおっしゃっていました。
どこまでを同時流星として論文でまとめてよいものなのか教えてください。 |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 13274 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Thu Dec 06, 2012 11:27 am 記事の件名: |
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偶然に一致する場合があるので、確実と言うことができるのは、
15秒または16秒という同じ時刻誤差で3つが連続している14日の3つだけかと思います。
流星群の極大期では輻射点がほぼ同一の流星が多いため、別の流星で綺麗に計算が成立してしまう場合が多いです。このため、15日のものなど、たった1つ可能性があるといっても、全く信じることができません。
14日のように少なくともその間は時計が連続しているなどのなんらか時刻情報が必須と私は思います。
世の中、0か1かを求められることが多いのですが、それに0か1で答えてしまうのは科学的態度ではありません。14日のものは3つが連続しており、地上経路の計算結果もよく一致していますから、全てが同時観測である可能性は極めて高いです。
一方、15日のものは同時観測の可能性はあるが、そうでない可能性も大きいものということです。 |
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ash
登録日: 2012.07.11 記事: 17 所在地: 北海道
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日時: Thu Dec 06, 2012 11:37 am 記事の件名: |
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なるほどやはりこの3つが可能性として高いですね。
そこでこの3つのそれぞれの判定でmapを作りたいのですが
一つクリックして選択すると、片方の流星がそこに乗せられず、
苦戦しております・・・。
どうすればpairごとのmapが作成できるでしょうか? |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 13274 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Fri Dec 07, 2012 8:48 am 記事の件名: |
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| ash wrote: | そこでこの3つのそれぞれの判定でmapを作りたいのですが
一つクリックして選択すると、片方の流星がそこに乗せられず、
苦戦しております・・・。
どうすればpairごとのmapが作成できるでしょうか? |
UO2のリストなら右クリックで同時観測したものも描画対象になります。
下部の数値も選択の仕方によって違うので、数値はSaveU.csvをしてそれと見比べてみてください。 |
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ash
登録日: 2012.07.11 記事: 17 所在地: 北海道
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日時: Thu Dec 13, 2012 11:35 am 記事の件名: |
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無事マップが出せました。ありがとうございました。
今それぞれの同時流星の確認をしていたのですが、
pairの説明のところでお伺いしたいことがあります。
まず、「n観測地点であれば最大n*(n-1)個の軌道数になる」
というところです。私は始め、同時流星だから1つにつき2つの結果が出るのだと思い、
3地点なら3つデータが出るものだと思っていました。実際のところは
1つの同時流星を3地点で撮影するとorbitでは6個データが出てくるということですよね?
なぜそうなるか教えてください。
次にunified radiantのところなのですが、私はより精度が高い方の結果を用いたいと思っております。そこでこのunified radiantを使ってそのデータで進めようとお思ったのですが、仮に2つの結果が片方だけ精度が良いもので、もう一方の精度があまりよくないものだとしたら平均をとるunifiedより1\tを使った方がいいのかと悩んでいます。輻射点の修正なども考えるなら、やはりunified radiantを使用したもので考察したほうが良いでしょうか?
最後にこれは上の2つにも関係するかもしれないのですが、そもそも同時流星なら、2地点観測では1つに対し同じ結果が2つ出るものだと思っていたのですが、どうして結果に精度が良いもの悪いものなどの差が生じてくるのでしょうか?よろしければ教えていいただきたいです。
以上の2つ(3つ)をお伺いしたいです。よろしくお願いします。 |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 13274 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Thu Dec 13, 2012 3:47 pm 記事の件名: |
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| ash wrote: | 無事マップが出せました。ありがとうございました。
今それぞれの同時流星の確認をしていたのですが、
pairの説明のところでお伺いしたいことがあります。
まず、「n観測地点であれば最大n*(n-1)個の軌道数になる」
というところです。私は始め、同時流星だから1つにつき2つの結果が出るのだと思い、
3地点なら3つデータが出るものだと思っていました。実際のところは
1つの同時流星を3地点で撮影するとorbitでは6個データが出てくるということですよね?
なぜそうなるか教えてください。
次にunified radiantのところなのですが、私はより精度が高い方の結果を用いたいと思っております。そこでこのunified radiantを使ってそのデータで進めようとお思ったのですが、仮に2つの結果が片方だけ精度が良いもので、もう一方の精度があまりよくないものだとしたら平均をとるunifiedより1\tを使った方がいいのかと悩んでいます。輻射点の修正なども考えるなら、やはりunified radiantを使用したもので考察したほうが良いでしょうか?
最後にこれは上の2つにも関係するかもしれないのですが、そもそも同時流星なら、2地点観測では1つに対し同じ結果が2つ出るものだと思っていたのですが、どうして結果に精度が良いもの悪いものなどの差が生じてくるのでしょうか?よろしければ教えていいただきたいです。
以上の2つ(3つ)をお伺いしたいです。よろしくお願いします。 |
完全に理解するためには、恒星社厚生閣 長谷川一郎著 天体軌道論 の14章を読んで 同時観測からどうやって経路や日心軌道を求めるのかを理解することをお薦めします。理屈はそんなに難しくありません。
簡単に言うと、まず、2地点の観測の話しですが、
まず1点の観測からは、経路を含む1平面が決まり、2地点の各々の平面の交線方向として1つの輻射点方向が求まります。そして,求まった輻射点方向と各観測データから各フレームに映っている点の位置がきまり、そこから各観測点での測定速度が求まります。つまり、1ペア2地点の観測から、1つの観測輻射点と2つの経路、速度が求まるわけです。観測輻射点は1つなのですが、速度が日心軌道計算と真輻射点計算に使われるため、結果として2つの別の計算結果となります。
3点の観測では、各観測点にとって、計算相手となる点は2つあり、その各々と組み合わせて計算すると各々2つの経路が求まるため、3点では6つの経路が求まるわけです。
このどれが最も正しいかは複雑な要素が絡むため、平均する位しか一般的な方法はありません。個々の観測例では、各々のカメラに映った経路長や進行方向と視線方向の角度差などの関係で、個々のビデオからの測定精度が違うので、最もよい観測のデータを選ぶこともできます。どちらがよいかはケースバイケースでなんともいえません。
次にUFOOrbitのUnified Radiant方式の話しですが、まず、これは3点以上の観測の際に効果が出る方法なので、今回の観測のように2点観測の時は関係ありません。
3点以上の時はペア方式では前述のように求まる輻射点がn*(n-1)/2 個できてしまい扱いに困ることとなります。Unified Radiantはこの問題を解決するために、n 個全部のデータを一度に使って、最小2乗法で1つの輻射点を求めるものです。どの観測点からの経路計算にも同一の精度の高い輻射点(Unified Radiant) を用いるため経路計算のばらつきも減り精度が上がります。
最後の質問の "なぜ精度のよいものと悪いものができるか" という点ですが、これは物凄く奥深い質問です。これを理解するには、そもそもどのような測定誤差があって、それがどういう計算をするので、どう誤差が伝播あるいは拡大していって、結果としてどの位の誤差になる という説明をしないと答えになりません。
そもそもの測定誤差といっても主なるものはビデオ映像中の光芒の中心位置の測定誤差なのですが、それも 解像度やレンズ収差などとともにシャッター速度と対象の移動角速度の関係など実に複雑な要素からなっています。そしてそのような綺麗な誤差以外にノイズ混入による中心位置誤差の増加というとても扱いが難しい問題まであります。
ちゃんとやると これらを1つ1つ明確にしてゆき、軌道計算過程にそって共分散行列を用いた誤差伝播をしてゆくことになりますが、途中に最小2乗法などという過程もあるので、まじめに全部を追う人は殆どいないと思います。 |
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