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仮称:τおとめ群

 
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投稿者 メッセージ
司馬康生



登録日: 2005.11.26
記事: 2513
所在地: 明石市

記事日時: Tue Jan 03, 2012 9:22 pm    記事の件名: 仮称:τおとめ群 引用付きで返信

12月の火球データを抽出中に、植原さん発見の新群の目立った集中が目を引きましたが、apexのまだ東に、ぼんやりとした輻射領域があるように見えました。抽出して軌道要素から選択を行い、以下のような結果を得ました。未知の群でしょうか、それとも既知でしょうか。また、関連する彗星の調査や、前後年の確認は行っていません。この「ぼんやり」程度は、存在するなら"annual"ではないかと想像します。

極大?=12月20日ごろ
輻射点:R.A.204.2 Decl+4.5
Vg=66.68km/s
以下、軌道要素の単純平均
a=14.01 q=0.602 e=0.9585 ω=101.8 Ω=267.17 i=151.67



radiants2.gif
 説明:
この図を見ていて、中央の東西に延びたおぼろげな集中が目につきました
 ファイルサイズ:  23.94 KB
 閲覧数:  12318 回

radiants2.gif



radiants2a.gif
 説明:
絞り込んだ結果がこれです。
 ファイルサイズ:  5.74 KB
 閲覧数:  12318 回

radiants2a.gif



orbits2.gif
 説明:
軌道を描くとばらけています。誤差なのかなぁ?
 ファイルサイズ:  35.11 KB
 閲覧数:  12318 回

orbits2.gif



radiant_shift.gif
 説明:
輻射点移動です。それらしい結果になっています。
 ファイルサイズ:  6.56 KB
 閲覧数:  12318 回

radiant_shift.gif


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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3286
所在地: 大阪府

記事日時: Wed Jan 04, 2012 9:19 am    記事の件名: 仮称:τおとめ群 引用付きで返信

司馬さん、当方で調べたかぎりでは、これは新群ですね。やりましたね。
かなりぼんやりとした輻射点の集中ですが、
数年前まで遡って、この新群の有無を調べられて、すぐにまとめて新群認定のIAUの担当者へ論文を送りましょう。OKがでれば論文誌に投稿しましょう。
この投稿先は、レフリー審査がないWGNがよかったのですが、最近はかなり混んでいるようです。投稿したのになかなか載らないと文句を言ってる英語に堪能な日本のアマチュアがいるそうです。
_
お手伝いできることはしますので、発表しましょう。新群の発表論文の見本は、おおくま座流星群の発見のさぎたりうすさんのありましたね。
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司馬康生



登録日: 2005.11.26
記事: 2513
所在地: 明石市

記事日時: Wed Jan 04, 2012 10:15 pm    記事の件名: もう少し調べてみます 引用付きで返信

上田さんへ

ご確認ありがとうございます。
もう一度、輻射点移動を見直しました。
群の抽出を、輻射点移動と速度で条件付け、以下の通りになりました。
R.A.=0.801(λ-267.39)+204.62
Decl=-0.188(λ-267.39)+4.42

この活動は、11月から続いている可能性があり、1月に続いているように思えます。
1月のデータも含めて検討を進めたいと思います。まず、11月と昨年のデータの見直しから進めます。
「群」と「散在」の線引きをどうするかしっかり定義しなければなりません。
位置、速度からは、電波観測のデータも要検討かもしれません。
また昇交点でも地球軌道に近づきそうで、Twin shwerになっている可能性も要チェックでしょう。そうすると、4、5月頃を中心に調べなければなりません。
とりあえず思いつきばかりの羅列です。
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SonotaCo
Site Admin


登録日: 2004.08.07
記事: 13268
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Thu Jan 05, 2012 9:47 am    記事の件名: Re: もう少し調べてみます 引用付きで返信

司馬康生 wrote:
「群」と「散在」の線引きをどうするかしっかり定義しなければなりません。

難しそうな話しに臨まれてますね。
この例はまさに微妙、何かあるようにも見えますが... Confused

雑多な感想ですが、
この部分だけではなく、どのような線引きをしたら全体からどの位群が見つかるというアプローチが説得力があるように思います。
J4のときに私はとても明確なものという所で線を引きましたが、
よりばやけた所を含めた結果が是非みてみたいです、よろしくお願いします。

輻射点移動があるから群というのは因果関係としてはやや弱いように思います。地球の公転運動によって散在流星の分布自体も日々移動しているのかもと思います。また夜間のみの光学観測だとさらに系統的な偏りも入ってくると思います。
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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3286
所在地: 大阪府

記事日時: Thu Jan 05, 2012 4:22 pm    記事の件名: Re: もう少し調べてみます 引用付きで返信

SonotaCoさんから、建設的なご意見がありました。やはり、司馬さんも述べておられるように、
「群」と「散在」の線引きをどうするかしっかり定義
が入り口での判断ですね。今回の流星群はかなりぼやけていますからね。
_
輻射点の広がりを仮定してみる(現在得られている流星群のRPのひろがりがかなり参考になるでしょう)。天球上の輻射点分布をみる。
D、D′ 判定で軌道の離れ具合をみてみる。Jopekの新Dv判定もありますが、今回はそこまではいいでしょうね。
_

ここから、司馬さんの判断ですすめてみましょう。いろいろ言ってますけど、協力はしますので、
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司馬康生



登録日: 2005.11.26
記事: 2513
所在地: 明石市

記事日時: Sat Jan 07, 2012 6:01 pm    記事の件名: 群の存在証明 引用付きで返信

SonotaCoさん
 貴重なご意見ありがとうございます。重要な点ですね。
「群」と「散在」の区分については、2段階で分けて考えてみました。今回は第一段階です。
まず、「群」そのものが存在する証明です。これは「ぼんやり」を「鮮明」に変える作業と考えました。つまり、得られた輻射点の位置を輻射点移動量だけ修正して、作図しました。この結果、ランダムな分布に対して、特定の場所で角面積あたりの分布個数が多い場合、何%以上の確率で「群」が存在する、ということを、統計学的に言えるはずだ、という考えです。やってみると幸い、2008年以降、継続して同じ位置に集中が見られますので、ランダムな分布の中の突出が偶然に集中した、という可能性は、ほぼ消えると考え、統計学の本を開くことはやめました。ということで、第一段階を通過で、次に行きたいと思います。
余談ですが、図を見ると、4年間の推移を見てみると、2011年が少々活発に見えます。たまたま目についた理由でしょう。
さて、第二の「群」と「散在」の分別は、平均軌道を出して、上田さんご提案のとおり、D判定を使って所属判断を行い、改めて平均を求めて、、、というループを落ち着くまで数回回す方法でどうか、と考えています。



Radiants3.gif
 説明:
2008-2011年の輻射点(移動を修正したもの)
 ファイルサイズ:  19.56 KB
 閲覧数:  11016 回

Radiants3.gif


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司馬康生



登録日: 2005.11.26
記事: 2513
所在地: 明石市

記事日時: Mon Jan 09, 2012 2:32 pm    記事の件名: 活動増減&光度分布 引用付きで返信

皆様のデータを使わせていただいていますので、途中経過ですが、公開しつつ進めます。
2006、2007年のデータも加えて輻射点が見られるか確認しました。2007年はやはり明確に出現が確認できましたが、2006年は認められませんでした。おそらくサンプルが少ないたでしょう。
さて、太陽黄径1度ずつに対する出現分布を出しました。ここでは、輻射点の位置と速度を条件として、UFOOrbitによる群判定として選んでいます。D判定ではありませんので、もう一度検討しようと思います。しかし、おおむね傾向は見えると思います。ピークは270度付近で、活動期間は12月初旬から1月10日ごろです。
光度分布からは、光度比γは2.8程度と大きく、暗い流星が多いと思われます。



Activity.gif
 説明:
2006年から2011年までの集計です。
 ファイルサイズ:  16.51 KB
 閲覧数:  12026 回

Activity.gif


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前田



登録日: 2004.09.01
記事: 2911
所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)

記事日時: Tue Jan 10, 2012 9:10 pm    記事の件名: 群と散在 引用付きで返信

宮崎の前田です。
遅ればせながら興味のある話題なので書き込みます。
まず、この群ですが、確かに、存在するように見えますね。ただ、芯のような部分が
ないのが、残念ですが。

SonotaCoさんの言われるように、輻射点移動は群が合ったとしたら
仮定のもとなので、逆は怪しいと思います。これは、既知の群の初期出現
の判定の時、よく問題になる件です。

観測時間が長くなれば空のどんな位置でも散在流星は必ず存在するので、
付近の単位面積当たりの輻射点の密度のようなものをだして、それより明らかに
多いという筋がいいと思います。
この時に横軸に太陽黄経との差を取ると、積算効果がでて観測時間のむらも
見えにくくなるので、S/Nが高くなるのは、ご承知の通りです。

出現数の変化がきれいですが、もう少し区間を長くして対数で書くと極大が見えてきませんか。

光度関数は、このグラフから出すの難しそうですが、?4から?2あたりから引いたのでしょうか。

私も書き込むぐらいですが、応援します。がんばってください。
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司馬康生



登録日: 2005.11.26
記事: 2513
所在地: 明石市

記事日時: Fri Feb 10, 2012 10:25 pm    記事の件名: Re: 群と散在 引用付きで返信

前田 wrote:
宮崎の前田です。
遅ればせながら興味のある話題なので書き込みます。
まず、この群ですが、確かに、存在するように見えますね。ただ、芯のような部分が
ないのが、残念ですが。


このあたりは、観測から測定誤差によるばらつきとの境界がどのくらいか、という微妙な領域になるのではないでしょうか。活動期間の長さや、緩やかなピークからは、「芯がない」ことは不自然では無いと考えていますがいかがでしょう。

前田 wrote:
SonotaCoさんの言われるように、輻射点移動は群が合ったとしたら
仮定のもとなので、逆は怪しいと思います。これは、既知の群の初期出現
の判定の時、よく問題になる件です。

観測時間が長くなれば空のどんな位置でも散在流星は必ず存在するので、
付近の単位面積当たりの輻射点の密度のようなものをだして、それより明らかに
多いという筋がいいと思います。


先にお示しした輻射点(移動を差し引きした)マッピングの図で、今回はまあいいんじゃないかと思いますがいかがでしょう。もっとバックグラウンドとの差が不鮮明な場合には、密度の比較を使い、群の存在する確率は、、という流れの説明がすっきりすると思います。この横着はだめでしょうか?

前田 wrote:
この時に横軸に太陽黄経との差を取ると、積算効果がでて観測時間のむらも
見えにくくなるので、S/Nが高くなるのは、ご承知の通りです。

出現数の変化がきれいですが、もう少し区間を長くして対数で書くと極大が見えてきませんか。


対数で表示するには、少々絶対数が少ないかと思い、対数化せず5年間の積算数そのままで示そうかと思います。
ところでその後、D'判定(Streamとして)で群判断を行った活動曲線と、移動を考慮した輻射点位置(±3度以内)+速度(±5km/s以内)で(showerとして)群判断を行った活動曲線との両方を出してみました。結果はShowerピークはstreamピークより2,3日遅くなります。これをどう解釈したらよいか迷います。よくわかりませんので、報告としては、群判断手法によってピークがずれるという指摘のみで、解釈しないのが良いかと思っています。

前田 wrote:
光度関数は、このグラフから出すの難しそうですが、?4から?2あたりから引いたのでしょうか。


おっしゃるとおりです。こちらも少々サンプル数が少ない感じです。
改めて計算していますが、γ=3位になりそうです。けっこう暗い傾向です。

前田 wrote:
[私も書き込むぐらいですが、応援します。がんばってください。


ありがとうございます。
頑張ってみます。
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司馬康生



登録日: 2005.11.26
記事: 2513
所在地: 明石市

記事日時: Fri Feb 10, 2012 10:36 pm    記事の件名: 観測者の皆様へ 引用付きで返信

結果報告のまとめを進めています。そこで、この群の観測された方の紹介を簡単にさせていただきたく思います。地図上にお名前をマッピングするといった形を考えて作図を進めています。該当する方々は、以下のとおりです。

泉さん(AK1)、Adaさん(Chiba2)、天文館さん(FO1)、司馬(Hyogo3)、室石さん(IS1)、Yamakawaさん(IS2 & TK4)、
三本松HS(kagawa1)、Inoueさん(KN1)、前田さん(MZ1)、Masuzawaさん(Nagano1)、上村さん(Niigata2)、Marsさん(Okayama1)
さぎたりうすさん(osaka1)、上田さん(Osaka3)、ts007さん(Saitama1)、SonotaCo さん(TK1)、齊藤さん(TK6)、Itoさん(TK2)
の19地点(18名かと思います)でした。

実名がわかり、かつ差し障りがないであろう場合(このニュアンスはおわかりいただけると思いますが)、実名で、それ以外の場合、こちらのネットワークでの表示名での紹介とさせていただきたいと思います。
これについて、お名前(アルファベット)をお教えいただける、あるいはその他ご意見やコメントをちょうだいできるなら、司馬までご連絡いただけないでしょうか。
kqc43540@biglobe.ne.jp
ご面倒をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
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ts007



登録日: 2004.08.09
記事: 5827
所在地: 埼玉県川越市

記事日時: Sat Feb 11, 2012 8:28 am    記事の件名: sirko氏のS82群と思われます。 引用付きで返信

メールで送りましたが、私も2011年をまとめて気付きましたが、sirko氏の単点のS82群を捕らえたものと思われます。でも、活動範囲は、12月だけのようですが1月にも少しありそうですが分かりません。


B20111210_043419RMAP_Rg12月.PNG
 説明:
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B20111210_043419RMAP_Rg12月.PNG


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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3286
所在地: 大阪府

記事日時: Sat Feb 11, 2012 11:22 am    記事の件名: Re:sirko氏のS82群と思われます。 引用付きで返信

ts007さん、「sirko氏の単点のS82群を捕らえたものと思われます。」
とのことですが、小生は、sirkoのリストを知りませんでした。この論文名をご存じでしたら教えて下さい。入手したいと思います。
UFOシリーズに出ているのですね。有名な輻射点のようですね。
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ts007



登録日: 2004.08.09
記事: 5827
所在地: 埼玉県川越市

記事日時: Sat Feb 11, 2012 12:09 pm    記事の件名: ここにあります。 引用付きで返信

ここにあります。http://www.imonet.org/imc06/imc06.pdf かつて、http://sonotaco.jp/forum/viewtopic.php?t=1340ここでSonotaCo氏が紹介されていました。
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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3286
所在地: 大阪府

記事日時: Sat Feb 11, 2012 1:35 pm    記事の件名: Re:ここにあります。 引用付きで返信

ts007さん、ご多用の中、教えていただきありがとうございました。
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司馬康生



登録日: 2005.11.26
記事: 2513
所在地: 明石市

記事日時: Sun Mar 10, 2013 10:45 pm    記事の件名: wgnで発表されました。 引用付きで返信

この群については、上田さんとまとめたものが、WGN41-1、p.7-10で公表されました。
データを提供されたり、ご意見を出して頂いた皆様、ありがとうございました。
流星群の「新発見」はイギリスの方に半年差で先を越され(データ元は同じくこちらでした)、残念でしたが、
流星群の特徴という点では、かなり解明したつもりです。
おそらく、次回のIAU総会に際しては、確定流星群の扱いとされることでしょう。
名前は、残念ながらσおとめ群となりそうです。
データを提供された方で、上記資料(pdf)を希望される方は、
kqc43540「@」biglobe.ne.jp
の「」を外してお知らせください。
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