前のトピックを表示 :: 次のトピックを表示 |
投稿者 |
メッセージ |
三本松HS 三好
登録日: 2007.05.16 記事: 1290 所在地: 東かがわ市
|
日時: Mon Jun 17, 2013 11:18 pm 記事の件名: UFO Orbit amagについて |
|
|
生徒がふたご座流星群の、発光継続時間と光度との関係を調べていて気付いたことを質問させてください。
kagawa1とTokyo1のcsvをUFOOrbitにかけてamagを見ると同時流星の絶対光度がkagawa1からとTokyo1からとで2等級くらいちがっています。kagawa1の方が全体的に明るく計算されています。比較星が少ないクリップは除外しています。
Hyogo3との間ではamag差は0.2等級程度と差は1/10程度になります。
流星までの距離が関係しているとしても、あまりにも大きな差なので、何か分析方法が間違っているのでしょうか
|
|
トップに戻る |
|
|
SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
|
日時: Tue Jun 18, 2013 8:13 am 記事の件名: Re: UFO Orbit amagについて |
|
|
問題提起ありがとうございます。
絶対等級の差が大きい問題は以前から指摘がありましたが、関係要素が多く、個々原因が違うケースが多いので詳細な調査はされていません。
関係要素としては以下のようなものなどがあると思います
比較星の不足や間違い
視野境界による部分観測の問題
最大値を等級しているために不安定な爆発をとらえる問題
雲や空の透明度による光芒の広がりの問題
あまりにも低速なため痕とみなされる問題
8bit明度飽和により、近い地点の明度が低く計算される問題
折角ですので、まずはいくつかの例で具体例で原因を探ってみるのが良いかと思います。
両者とも比較星十分ある観測で 絶対等級の差が大きいものと小さいものの例を2,3例挙げていただけますでしょうか。Tokyo1とkagawa1を含んで4,5点以上の同時観測のものがよいかと思います。
Quote: | kagawa1からとTokyo1からとで2等級くらいちがっています |
何か統計的に計算結果がでているものがあれば、是非お教え下さい。
|
|
トップに戻る |
|
|
三本松HS天文部
登録日: 2009.05.29 記事: 138 所在地: 香川県東かがわ市三本松
|
日時: Tue Jun 18, 2013 7:35 pm 記事の件名: Re: UFO Orbit amagについて |
|
|
三本松高校で流星について課題研究をしています生徒の、安部、水無瀬、吉岡です。
私たちは流星群の光度について調べ、継続時間と最大絶対光度の関係をグラフに描いたところ、ふたご座流星群において下図のような2つのグループに分かれているようなグラフができました。
・2010,2011,2012のふたご座を調べましたが、このような二極化が見られたのは香川から見た2012-2013のふたご座のみです。
・2012の他の3大流星群にはこのような傾向は見られませんでした。
・地心速度は30-40(km/s)となっており、地心速度の影響は考えにくいです。
・比較星の個数の不足は見られません。
・日、時間によって一方のグループが集中している傾向は見られません。
・部分観測や雲に掛かっているデータは除いています。
私たちは上記のことから大きな粒子のグループと小さな粒子のグループがあったと考えました。皆さんのご意見をお聞きしたいです。よろしくお願いします。
説明: |
|
ファイルサイズ: |
14.14 KB |
閲覧数: |
14115 回 |
|
|
|
トップに戻る |
|
|
さぎたりうす
登録日: 2004.08.09 記事: 4406 所在地: 大阪府大阪市東淀川区
|
日時: Thu Jun 20, 2013 1:12 am 記事の件名: Re: UFO Orbit amagについて |
|
|
三本松HS天文部 wrote: | 三本松高校で流星について課題研究をしています生徒の、安部、水無瀬、吉岡です。
私たちは流星群の光度について調べ、継続時間と最大絶対光度の関係をグラフに描いたところ、ふたご座流星群において下図のような2つのグループに分かれているようなグラフができました。
|
興味深く拝見させていただきました。
確認ですが、最大光度というのは「UFOOrbitで算出した絶対光度」ということですね。
気になったのは、-5等、-6等という明るい流星でも継続時間が短いものが多いということです。
推測ですが、地平方向に向けられているので、かなり遠方の流星が捉えられているのではないでしょうか。
試しにUFOOrbitでkagawa01をkeyにして、同時流星を計算してみました。2012年は明らかに遠方の流星が多く捉えられています。そのあたりがヒントだと思います。
説明: |
|
ファイルサイズ: |
69.74 KB |
閲覧数: |
14088 回 |
|
説明: |
|
ファイルサイズ: |
70.32 KB |
閲覧数: |
14088 回 |
|
説明: |
|
ファイルサイズ: |
73.03 KB |
閲覧数: |
14088 回 |
|
|
|
トップに戻る |
|
|
三本松HS天文部
登録日: 2009.05.29 記事: 138 所在地: 香川県東かがわ市三本松
|
日時: Fri Jun 21, 2013 7:04 pm 記事の件名: Re: UFO Orbit amagについて |
|
|
ご意見ありがとうございます。
流星までの距離を300km以下、300?400km、400km以上の3つに分けてグラフにしてみまた。距離をこのように分けたのはデータ量の個数に合わせたためです。このグラフを見ると流星の距離が400km以上の流星も二極化していることが分かります。このことから流星までの距離が影響していないと考えられます。
説明: |
|
ファイルサイズ: |
20.4 KB |
閲覧数: |
14040 回 |
|
説明: |
|
ファイルサイズ: |
20.8 KB |
閲覧数: |
14040 回 |
|
説明: |
|
ファイルサイズ: |
19.5 KB |
閲覧数: |
14040 回 |
|
|
|
トップに戻る |
|
|
さぎたりうす
登録日: 2004.08.09 記事: 4406 所在地: 大阪府大阪市東淀川区
|
日時: Sun Jun 23, 2013 5:31 pm 記事の件名: Re: UFO Orbit amagについて |
|
|
三本松HS天文部 wrote: | ご意見ありがとうございます。
流星までの距離を300km以下、300?400km、400km以上の3つに分けてグラフにしてみまた。距離をこのように分けたのはデータ量の個数に合わせたためです。このグラフを見ると流星の距離が400km以上の流星も二極化していることが分かります。このことから流星までの距離が影響していないと考えられます。 |
なるほど、確かに遠方の流星も2極化してますね
こういう切り口は、SonotaCoネットの観測を利用したものは初めてですので、非常に興味があります。
観測の偏りによるものでないことを確認するため、SonotaCoネットワークの観測全体ではどうか?ほかの流星群ではどうか?など十分な検証を行うようにしてください。
ところで、面白い研究ですので、8月24-25日の大阪での流星会議で発表されませんか?学生の方は、会議の参加費は無料です (宿泊食事費は必要ですが..日帰り参加も可能です。)
|
|
トップに戻る |
|
|
三本松HS天文部
登録日: 2009.05.29 記事: 138 所在地: 香川県東かがわ市三本松
|
日時: Tue Jun 25, 2013 2:03 pm 記事の件名: Re: UFO Orbit amagについて |
|
|
TK1から見たふたご座流星群を調べてみました。その結果、TK1からの観測では二極化は見られませんでした。また、Hyogo3も同様でした。
私たちのUFOAnalyzerの操作ミスも疑っていますが三好先生と確認した結果、そのようなミスを発見することができませんでした。
今後、様々な原因、データを確認していきたいと思います。
大阪での流星報告会参加の件ですが、私たち3人は3年生であり7/14の発表会に向けて頑張っています。この発表が終われば、全力で受験勉強しないとマズイ状態ですので、今回は参加できません。すみません。
|
|
トップに戻る |
|
|
司馬康生
登録日: 2005.11.26 記事: 2168 所在地: 明石市
|
日時: Fri Jun 28, 2013 10:02 pm 記事の件名: 撮影レンズの差は無いでしょうか |
|
|
Hyogo3の司馬です。
データを使って頂きありがとうございます。
さて興味深い問題提起ですね。
一応確認ですが、二極化しているのは、カメラの差、あるいはレンズの差は無いでしょうか。
|
|
トップに戻る |
|
|
前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
|
日時: Sat Jun 29, 2013 6:16 pm 記事の件名: 面白そうな話しですね。 |
|
|
宮崎の前田です。この手の話し興味ありです。
まずは、ふたご群だけの現象ですか? 比較として、同時期の散在流星は
調べられましたか?もちろん速度は30-40km/sだけを使ってみて下さい。
観測機材や条件の差なら、散在流星にまず影響が出ると思うので、ためしてみて下さい。
もう一つ
データの選別条件にお聞きします。kagawa1と同時修正になったすべての観測地点の
流星を集めて、光度ー継続時間のグラフを作られましたか? 同時になった観測地ごとに
光度ー継続時間のグラフをかいて見ると何か分かるかもしれません。(さぎたりうすさんと
同じ意見です)
観測まとめがんばって下さい。
|
|
トップに戻る |
|
|
司馬康生
登録日: 2005.11.26 記事: 2168 所在地: 明石市
|
日時: Sat Jun 29, 2013 8:14 pm 記事の件名: 研究を奪ってすみません |
|
|
ちょっと作図してみました。ビンゴかなという感じです。
次は、2台のPCとカメラによる相違の捜索、検討かと思います。
説明: |
|
ファイルサイズ: |
7.34 KB |
閲覧数: |
13908 回 |
|
|
|
トップに戻る |
|
|
三本松HS 三好
登録日: 2007.05.16 記事: 1290 所在地: 東かがわ市
|
日時: Sat Jun 29, 2013 10:50 pm 記事の件名: Re: 研究を奪ってすみません |
|
|
司馬康生 wrote: | ちょっと作図してみました。ビンゴかなという感じです。
次は、2台のPCとカメラによる相違の捜索、検討かと思います。 |
皆様有り難うございます。7/2(火)-5(金)定期考査なので生徒の研究はお休み中です。
確かに2台のカメラは01(北東方向)がCBC8mm f0.8 WAT-100N 02(北方向)がFujinon6mm f1.2 WAT-100N です。WATー100Nのコントローラの感度は02の方を上げていますが、トータルの感度は02が低いかと思います。
データは生徒が持っているので、司馬さんのグラフを見てですが、02の方が絶対光度の明るい流星が少ないのはなぜでしょうか?感度の問題なら、暗い流星が記録できなく段差が出来るのでは・・・ みかけ(観測)の光度で見ないとだめかと思いますが、気になります。
このトピックの最初の話に戻りますが、01カメラの絶対光度の計算が明るい方へズレている
生徒は、試験後の金曜から最後の追い込みですので様々な検討をするかと思います。何か気付くことがありましたらよろしくお願いいたします。
|
|
トップに戻る |
|
|
しゃあ
登録日: 2004.08.09 記事: 547 所在地: 山口県宇部市
|
日時: Mon Jul 01, 2013 8:24 am 記事の件名: Re: 撮影レンズの差は無いでしょうか |
|
|
山口のしゃあです。
司馬さんのレンズ説に一票いれます。
天体写真をやっている知見ではレンズの透過性能を疑いました。
恒星と流星の赤外域のスペクトル差がレンズの赤外透過性能で出ているのかもしれません。
これは赤外線リモコンで簡単な比較ができそうです。
|
|
トップに戻る |
|
|
三本松HS天文部
登録日: 2009.05.29 記事: 138 所在地: 香川県東かがわ市三本松
|
日時: Fri Jul 05, 2013 5:05 pm 記事の件名: Re: 撮影レンズの差は無いでしょうか |
|
|
定期考査が今日終わりました。
ふたご座流星群の二極化を香川県からみた2台のカメラごとに分類してみると以下の通りになりました。これを見ると、香川02で観測出来たのは下の流星のみでしたが、香川01のみで見てもも二極化しているように見えます。このことから機材は関係していないのではと考えられます。では、なぜ香川02では明るい流星が観測出来ていないかは現在調べていますが、今のところ分かっていません。
また、同時期の散在流星を30?40km/sに絞って調べてみようとしましたが、該当するデータが36個しかなかっため調べることができませんでした。
みなさんのご意見をお聞きしたいです。
説明: |
|
ファイルサイズ: |
33.62 KB |
閲覧数: |
13785 回 |
|
説明: |
|
ファイルサイズ: |
30.95 KB |
閲覧数: |
13785 回 |
|
|
|
トップに戻る |
|
|
上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3090 所在地: 大阪府
|
日時: Fri Jul 05, 2013 8:34 pm 記事の件名: Re: 撮影レンズの差は無いでしょうか |
|
|
実に興味深い結果ですね。
小生がUFOOrbitV2で計算しましたGEM群の同時流星4,121個の継続時間と絶対光度の関係を図にしてみました。
残念ながら2つのグループには分かれませんでした。
決定的に違っているのは、三本松高校の図は-4等以上の明るいGEM群が多いということです
。小生の軌道計算のときの条件は、同時流星の
天球上の交差角が10°以上としているぐらいで特別な設定はしていません。
三本松高校の図にあります-4等より明るいGEM群の天球上の交差角Qが気になります。
_
また、ささいなことですが、三本松高校のUFOAnalyzerV2の設定で、Profiles/Analyze画面のmagH内はmagLの数字より小さい数字が入るのだと思います。確か逆だったと思います。これが今回影響したのでは?(断定するだけの自信がありません)
説明: |
|
ファイルサイズ: |
37.37 KB |
閲覧数: |
13779 回 |
|
|
|
トップに戻る |
|
|
三本松HS天文部
登録日: 2009.05.29 記事: 138 所在地: 香川県東かがわ市三本松
|
日時: Sun Jul 07, 2013 6:50 pm 記事の件名: Re: 撮影レンズの差は無いでしょうか |
|
|
上田昌良 wrote: | 三本松高校のUFOAnalyzerV2の設定で、Profiles/Analyze画面のmagH内はmagLの数字より小さい数字が入るのだと思います。確か逆だったと思います。これが今回影響したのでは?(断定するだけの自信がありません) |
昨日、今日と模擬試験でした。
終わってから、アナライザーに関して調べると、2012年12月13日の北東方向カメラのlevL,magL,magHの値が選択クリップを変えても変化しないことが分かりました。
北方向はクリップを変えるとlevL,magL,magHが変化します。アナライズがキチッとできていない可能性があるのでは?
何がおかしいのか試行錯誤しましたが、どうも原因がつかめません。
プロファイルの作り方がマズイ?analyzeAllをボタンを押す前に何かを忘れている?
絶対等級と思っていたのが、絶対等級でないかも?お知恵を拝借したく書き込みました。
説明: |
|
ファイルサイズ: |
12.55 KB |
閲覧数: |
13734 回 |
|
|
|
トップに戻る |
|
|
|