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UFO Orbit amagについて
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投稿者 メッセージ
SonotaCo
Site Admin


登録日: 2004.08.07
記事: 12644
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Mon Jul 08, 2013 8:35 am    記事の件名: Re: 撮影レンズの差は無いでしょうか 引用付きで返信

三本松HS天文部 wrote:
終わってから、アナライザーに関して調べると、2012年12月13日の北東方向カメラのlevL,magL,magHの値が選択クリップを変えても変化しないことが分かりました。

UA2では個々のクリップで画面上に 比較星が一定数以上認識されない場合、デフォルトのプロファイルを使用します。
この場合にはおっしゃようにLevL等が変化しなくなり、正しい等級の測定は期待できなくなります。
これはそのカメラのそのクリップでは比較星が正しく認識されていない(M-Sリンクが正しく張られていない) ということを意味していると思います。リンクが正しく張れない原因はこれまた沢山あります。
まず、比較星の数を確認し、それが 少ないならその原因を調べてる手順で進めるとよいと思います。

比較星の数はMCSVのrefs欄に書いてあります。晴れている夜なら数十から百以上あるのが普通です。
まず、これをそのカメラのデータで確認してください。 0か数個以下のものが多いでしょうか?。
最初の頃の書き込みで、 "比較星の不足はみられません"と発言されていたので、迷路に入りこんだ感があります。
比較星の数は個々のクリップで違うので、実際の例でそれを確認することが重要なのです。1つ1つ確実にいきましょう。

次に、そのカメラで晴れて恒星が沢山写っているのに比較星が0とか数個以下のクリップを探してください。
そのクリップで A を押した直後のMaskEditorシートを表示した状態のUA2のウインドのスナップショットを見せてください。そうすれば調査が進むと思います。

このように統計的に結果を確認することで、問題点などを明らかにしてゆくことはとても重要で、素晴らしいことだと思います。
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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3079
所在地: 大阪府

記事日時: Mon Jul 08, 2013 2:18 pm    記事の件名: Re: 撮影レンズの差は無いでしょうか 引用付きで返信

先に投稿しました当方の疑問が解決しました。
流れとはまったく独立してますので、何のお役にも立ちませんが、報告します。
_
先の結果で、2012年12月分の
Kagawa1 と Tokyo1 の
同時流星計算・・・・からダウンロードされ、
軌道計算したものが、三本松高校投稿のように-5等など明るい同時流星がたくさんあります。
_
しかし、当方ではKagawa1 と Tokyo1 の2カ所だけを選び出して軌道計算をするという
ことができませんでしたので、これを確認する再現はできませんでした。
_
それで、天球上の交差角(Q)を0°以上とゆるめて全観測地の2012年12月分のダウンロードした
データで軌道計算をしました。そしてKagawa1とTokyo1のある同時流星をさがしだしました。
添付のように2例さがしただけですが、
結論としましてkagawa1の光度決定が他の観測地よりも明るいのでした。
_
計算結果はUNIFIEDの等級を使ってますので、当方の投稿しましたGEM群の明るさは-4等より明るい
ものがないぐらい少なかったのでした。

_
AnalyzerV2処理は当方も完全には理解していませんので、動画を目で見て、あまりにも光度
が違っている場合にはM****Aファイルを消して再処理をしている程度です。



GEM同時流星1.jpg
 説明:
同時流星
 ファイルサイズ:  195.75 KB
 閲覧数:  8004 回

GEM同時流星1.jpg



GEM同時流星2.jpg
 説明:
同時流星
 ファイルサイズ:  195.44 KB
 閲覧数:  8004 回

GEM同時流星2.jpg


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三本松HS 三好



登録日: 2007.05.16
記事: 1290
所在地: 東かがわ市

記事日時: Mon Jul 08, 2013 9:34 pm    記事の件名: Re: 撮影レンズの差は無いでしょうか 引用付きで返信

SonotaCo wrote:
比較星の数はMCSVのrefs欄に書いてあります。晴れている夜なら数十から百以上あるのが普通です。
まず、これをそのカメラのデータで確認してください。 0か数個以下のものが多いでしょうか?。

次に、そのカメラで晴れて恒星が沢山写っているのに比較星が0とか数個以下のクリップを探してください。
そのクリップで A を押した直後のMaskEditorシートを表示した状態のUA2のウインドのスナップショットを見せてください。そうすれば調査が進むと思います。


遅い時間になりましたので、生徒に代わり書き込みます。
まず、2012年12月13日のMcsvのrefs(ExcelではAL列)を確認しましたが、ほとんどのクリップが30以上でした。比較星が少ないクリップは明け方で明るくなった時のもので7個程度になっています。
比較星が少ないクリップではありませんが、MaskEditorシートを添付します。



画像2.jpg
 説明:
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 閲覧数:  7985 回

画像2.jpg


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SonotaCo
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登録日: 2004.08.07
記事: 12644
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Mon Jul 08, 2013 10:23 pm    記事の件名: Re: 撮影レンズの差は無いでしょうか 引用付きで返信

三本松HS 三好 wrote:
まず、2012年12月13日のMcsvのrefs(ExcelではAL列)を確認しましたが、ほとんどのクリップが30以上でした。比較星が少ないクリップは明け方で明るくなった時のもので7個程度になっています。
比較星が少ないクリップではありませんが、MaskEditorシートを添付します。

調査ありがとうございます。
掲載して頂いたスナップショットをみると、 比較星は十分な数正しくリンクされているのに、等級調整だけがされていません(緑の斜めの最小二乗近似直線と恒星の点群が一致していません)
このようなことがおこるケースとしては、まず、分析する際に等級調整をしない操作をした、つまり Mainシートの analize all や AnalyzeシートのA やADJUSTを使用せず、 analyze ボタンを押したケースが考えられますが、普通そんなことはないと思うので、他に原因があるように思います。

普通A やanalyze all では 比較星がこれだけあれば、自動的に等級調整され、緑の斜め線は 恒星の点々群と一致して、 Anlyzeシートの 中ほどの分析状況表示に mask 30 link 30 などと表示され magH 等は個々に調整される筈です。

それがされていない原因はAnlyzeシートのMagL を高く設定しすぎた場合などにあるかもしれません。
-----
MagL の話しを捕捉しておきます
MagL は等級で その指定値より暗いリンクを等級調整上無視する という設定値です。
これはノイズに埋もれるような暗さで間違ったリンクや誤差の大きいリンクを最小二乗法の対象からはずすものです。
従って、これを明るく(小さく)設定しすぎると 全てのリンクを無視してしまい、 等級調整に使う比較星がなくなってしまい、結果として等級調整されません。
もしかしてこれでしょうか。
前の投稿の図で、 0.929付近 に設定されていたようですが、この等級が明るすぎた可能性があります。私はWAT100N+6mmの場合4-0付近の値にしています。

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すみません、記事を何度も訂正しました。 MagL の設定 が問題だと思います。 詳しくは次の記事で説明します
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三本松HS 三好



登録日: 2007.05.16
記事: 1290
所在地: 東かがわ市

記事日時: Tue Jul 09, 2013 7:57 am    記事の件名: Re: 撮影レンズの差は無いでしょうか 引用付きで返信

SonotaCo wrote:

MagL の話しを捕捉しておきます
MagL は等級で その指定値より暗いリンクを等級調整上無視する という設定値です。
これはノイズに埋もれるような暗さで間違ったリンクや誤差の大きいリンクを最小二乗法の対象からはずすものです。
従って、これを明るく(小さく)設定しすぎると 全てのリンクを無視してしまい、 等級調整に使う比較星がなくなってしまい、結果として等級調整されません。
もしかしてこれでしょうか。
前の投稿の図で、 0.929付近 に設定されていたようですが、この等級が明るすぎた可能性があります。私はWAT100N+6mmの場合4-0付近の値にしています。

----
すみません、記事を何度も訂正しました。 MagL の設定 が問題だと思います。

有り難うございます。
今まではTLE観測が中心で方位を中心に解析していたため、明るさについてはあまり気にしなかったのが事実です。このあたりの設定を特にしたことが有りません。
levH=255,levL,magL,magHの設定値は、プロファイルを作る前に直接打ち込むので良いのでしょうか?
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SonotaCo
Site Admin


登録日: 2004.08.07
記事: 12644
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Tue Jul 09, 2013 8:32 am    記事の件名: MagL の再設定 引用付きで返信

マスクシートの状態を見せて頂いたので、たぶん原因がわかったと思います。
原因は kagawa1_01 のプロファイル作成時の magL の設定の可能性が高いです。

まず、正常な等級測定終了時(Aコマンド処理後)の状況を図示しておきます。
ポイントは図に示した以下の3点です。
(1) クリップ上で多数正しいリンクがある (多数の赤+マークが恒星位置に一致している)
(2) link 数が 3以上ある
(3) mgグラフ上で 斜めの緑線(最小二乗近似直線)が恒星を示す点群と一致している

ここで、kagawa1_01 は (3)が満たされていませんでした。
これは (4)のmagLの設定が正しく限界等級付近に設定されていないと発生します。
先にアップロードして頂いたProfile/Analyzeシートの図では
まず mask 0 link 0 になっていたので、リンクがそもそも無かったかと思いましたが、
よく見ると magL が 0.9293となっています。
これは 0.9293等より暗い比較星は等級調整上無視しろ という設定で、
これでは比較星はほとんどありえなくなってしまいます。

まずこれが原因であることを確認しましょう。
前の20121213_213907で magLを4.0に設定して A ボタンを押してみてください。
これでmgグラフの線が移動して(3)の状態になれば それで原因確定です。


で、原因がmagLの設定だったとして、今後どうしたらよいかというと

0. 必要なら古い分析結果の保存をする(全部のA.XMLをコピーして保存しておくということです)

1. プロファイルを作りなおす
20121213_213907のクリップでよいので magL を4.0 にして A を押して(3)が正しくなった状態で savePボタンをおして新しいプロファイルとして保存します。

2. 新しいプロファイルを指定する
Mainシート最上部のリストのProfile欄の旧プロファイル名をクリックして出てくるダイアログで新しくセーブしたプロファイルを選択します。

3. 再分析する全クリップの古い分析結果を消す
再分析が必要なクリップがUA2に読み込まれている状態で、
Utyシートで Move filesボタンを押し
出て来るダイアログで右上の delete only *A.XML files のチェックボックスをオンにして
下のOperation欄の Delete clip files ボタンを押す
これで読み込まれている全クリップの分析結果 (A.XML) を消して 再読み込みする(つまり分析前の状態に戻す)ことができます。これをやらないといつまでも古いプロファイル引きずります。

4. Mainシートの analyze all を押して全クリップを再分析する

これで正しい等級での分析ができると思います。
先の等級分布の図などを作ってカメラ間で大きな差がないことを確認するとよいでしょう。
(できれば再分析した2012年分の全MCSVもUCDにアップロードして貰えると嬉しいです。)
------
今回の件は 比較星はあったが、それを使わない設定にしていた ということで、方角はクリップ毎に完全に補正されているが、等級がクリップ毎に補正され無かったということだと思います。

将来的にはrefsに加えて等級計算に使用した比較恒星数をMCSVなどに入れないといけないと感じました。



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正しい等級測定状態
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三本松HS天文部



登録日: 2009.05.29
記事: 138
所在地: 香川県東かがわ市三本松

記事日時: Tue Jul 09, 2013 3:34 pm    記事の件名: Re: MagL の再設定 引用付きで返信

SonotaCo wrote:
マスクシートの状態を見せて頂いたので、たぶん原因がわかったと思います。原因は kagawa1_01 のプロファイル作成時の magL の設定の可能性が高いです。

ありがとうございます。ようやく原因がわかりました。
2010年1月から流星データは残されているのですが、その当時から北東方向のカメラのAnalyzerのmagLの値が0.9293となっています。
現在、再分析をしています。まずは、2012年ふたご座流星群について継続時間と光度の関係を確認します。
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三本松HS天文部



登録日: 2009.05.29
記事: 138
所在地: 香川県東かがわ市三本松

記事日時: Tue Jul 09, 2013 8:01 pm    記事の件名: Re: MagL の再設定 引用付きで返信

三本松高校の水無瀬、安部、吉岡です。
UFOAnalyzerのプロファイルのmagL設定を修正し2012年のふたご座流星群を分析した結果、ふたご座流星群の二極化は見られなくなりました。



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SonotaCo
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登録日: 2004.08.07
記事: 12644
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Wed Jul 10, 2013 7:02 am    記事の件名: Re: MagL の再設定 引用付きで返信

三本松HS天文部 wrote:
三本松高校の水無瀬、安部、吉岡です。
UFOAnalyzerのプロファイルのmagL設定を修正し2012年のふたご座流星群を分析した結果、ふたご座流星群の二極化は見られなくなりました。

結果報告ありがとうございます。
問題を発見して、解決したことは素晴らしいことですね。

絶対光度と継続時間の関係は綺麗に出ていると思います。

これだけデータが集まれば、他にも色々わかることがあると思います。
例えば、発光開始高度と終了高度の差の高度差も 突入角、等級、継続時間と絡んで面白いという話があります。
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司馬康生



登録日: 2005.11.26
記事: 2158
所在地: 明石市

記事日時: Sat Aug 17, 2013 9:14 pm    記事の件名: 光度の二極分化 引用付きで返信

只今、アンドロメダ群の見直しをしていて気になったので追加しておきます。
流星の光度-発光点高度の関係について、
1970年、A.F.Cookの論文"Discrete Levels of Beginning Height of Meteor Streams"
で、流星群ごとの発光高度がハーバードの写真流星観測プロジェクトの結果からまとめています。
これは、NASAの論文検索システム"ADS"から全文取得可能です。
その中で、いくつかの流星群では、発光高度が二極化しているという事実が書かれています。
さらにこれを、Z.Ceplechaの流星物質の性質の分類と比較して論じています。
つまり、二極化した結果が、いつも誤りでは無いと言うことです。
例として、アンドロメダ群を含む時期のSonotaCo Netの集計結果の図を示します。
これは、装置や処理に問題があって見える"虚像"では無く、"事実"だと考えています。
継続時間とはちょっと違う課題で、余計でしたでしょうか。



LuminousDispersion.gif
 説明:
2007年から2012年のアンドロメダ群の可能性のある範囲のみの抽出です。
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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3079
所在地: 大阪府

記事日時: Sun Aug 18, 2013 4:07 pm    記事の件名: Re:光度の二極分化 引用付きで返信

紹介のありました1970年、A.F.Cookの論文"Discrete Levels of Beginning Height of Meteor Streams"
を見ました。1973年も含め同じ論文が3つありました。3カ所へ投稿したのでしょうね。
論文の中で、アンドロメダ群について、写りはじめの高さとその流星数をグラフにして、
高さ100kmに6個、90km弱のところに5個のピークがあると論じていますね。

司馬さんも是非論文どおりの写りはじめの高さとその流星数をグラフにしてみてください。
アンドロメダ群のサンプルが多いようでしたら、突入角と写りはじめの高さのグラフもぜひ
作ってください。A.F.Cookを超える研究成果を期待します。
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