SonotaCo.JP

[上田昌良]

継続時間が長く11.9秒もある流星が出現しました。これは同時流星の処理(UFOOrbitV2)をしていて見つけたものです。それで、次の撮影者の諸氏に測定データを提供していただきました。
増澤(M13053, M13054, M13055)、SonotaCo(M13056, M13057)、井上(M13058)
初速は15.3 km/sで終速は10.0 km/sまで減速していました。突入角が12°もありこの時点でアースグレイジング流星でなくなりました。
この流星の輻射点は南天にあり突入時の初速が遅かったので、観測から得られる視輻射点と天頂引力を補正した修正輻射点の離角が17.5°もありました。つまり輻射点が17.5°も浮き上がって見えたことになります。
詳細は添付の図表をご覧ください。なお、この結果はご自由に引用ください。
最後になりましたが、撮影データを快く提供くださった撮影者の皆様に御礼申し上げます。