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2013年12月13日18時36分47秒の火球
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投稿者 メッセージ
Shimoda



登録日: 2006.12.12
記事: 3446
所在地: 長野県朝日村

記事日時: Sat Dec 14, 2013 11:26 pm    記事の件名: 2013年12月13日18時36分47秒の火球 引用付きで返信

愛知県を中心に多くの目撃情報があり、継続時間が長かったことから、SonotaCoネットの結果を期待していたのですが、それらしい観測はINOUEさんのものだけのようです。
静岡市の岡野幸次さんから画像を提供いただきました。ほぼ天頂付近を南北に横断する見事な火球です。
他の皆さんでこの火球を捕らえた方はいないでしょうか。
なお、火球掲示板に掲載した私の撮影した画像はこの火球ではなさそうです。



201312131836火球(投稿)2.jpg
 説明:
撮影:岡野幸次(静岡市) 
CanonEOS5DmarkII 8mmF3.5 19秒露出
 ファイルサイズ:  55.13 KB
 閲覧数:  11785 回

201312131836火球(投稿)2.jpg


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INOUE



登録日: 2006.02.09
記事: 4332
所在地: 東京都八王子市

記事日時: Sun Dec 15, 2013 9:38 am    記事の件名: Re:2013年12月13日18時36分47秒の火球 引用付きで返信

神奈川県からのの映像です。
低速のSpo判定の火球で、継続時間が6秒もありました。



M20131213_183647_KN1_WP.jpg
 説明:
20131213_183647 spo Mag=-1.7 Dur=6.24 Cam=KN1_W Alt=26.9
WAT-100+CBCF0.8f8mm
 ファイルサイズ:  24 KB
 閲覧数:  11742 回

M20131213_183647_KN1_WP.jpg



M20131213_183647_KN1_W.wmv
 説明:
動画です。

ダウンロード
 ファイル名:  M20131213_183647_KN1_W.wmv
 ファイルサイズ:  1005.33 KB
 ダウンロード回数:  504 回

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masuzawa



登録日: 2005.04.09
記事: 3707
所在地: SHIOJIRI

記事日時: Mon Dec 16, 2013 11:02 pm    記事の件名: Re: 2013年12月13日18時36分47秒の火球 引用付きで返信

塩尻からの画像です。
週末は留守にしていたので、反応が遅れました。
厚い雲の中、比較星がありません。



M20131213_183647_Nagano1_m6P.jpg
 説明:
継続時間 5秒の低速です。
カメラの仰角が上がって、修正できていないですね・・・
 ファイルサイズ:  21.86 KB
 閲覧数:  11634 回

M20131213_183647_Nagano1_m6P.jpg



M20131213_183647_Nagano1_m6.csv
 説明:
単独の csv です。
神奈川と同時判定されません。

ダウンロード
 ファイル名:  M20131213_183647_Nagano1_m6.csv
 ファイルサイズ:  586 Bytes
 ダウンロード回数:  350 回

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INOUE



登録日: 2006.02.09
記事: 4332
所在地: 東京都八王子市

記事日時: Tue Dec 17, 2013 8:31 pm    記事の件名: 2013年12月13日18時36分47秒の火球の対地軌道 引用付きで返信

masuzawasさんcsvデータありがとうございました。
観測速度Voが12.0km/s以下になってしまったためはじかれたようです。
チェックを外して無理やり対地軌道まで出してみました。
結構低空まで侵入した計算になっています。



B20131213_183647GMAP.gif
 説明:
2013年12月13日18時36分47秒の火球の対地軌道
 ファイルサイズ:  62.19 KB
 閲覧数:  11516 回

B20131213_183647GMAP.gif


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司馬康生



登録日: 2005.11.26
記事: 2168
所在地: 明石市

記事日時: Tue Dec 17, 2013 9:51 pm    記事の件名: 隕石落下の検討をしてみたい火球ですね 引用付きで返信

消滅点が20km台ですし、]INOUEさんの映像でも末端での減速がある程度認められます。
totalで12km/s以下のなったのは、減速の影響でしょう。
尾があまり伸びていないのは、「割合しっかりとした石」だったのでしょうか。

岡野さんの映像は、下田さんが測定されますか?
(こちらでも可能かと思いますが)

今月2個目の20km台ですね。
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Shimoda



登録日: 2006.12.12
記事: 3446
所在地: 長野県朝日村

記事日時: Wed Dec 18, 2013 5:47 am    記事の件名: Re: 隕石落下の検討をしてみたい火球ですね 引用付きで返信

司馬康生 wrote:
岡野さんの映像は、下田さんが測定されますか?
(こちらでも可能かと思いますが)


現在岡野さんから生画像を取り寄せてあります。今朝のうちには測定は終わると思います。
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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3090
所在地: 大阪府

記事日時: Wed Dec 18, 2013 8:29 am    記事の件名: Re: 隕石落下の検討をしてみたい火球ですね 引用付きで返信

Shimodaさんへ、
岡野さんの火球の測定データを当方にもいただけませんか。複数人で計算をしましょう。

この火球を撮影されました皆さん、
測定データ(M******A.XML)ファイルを提供してください。
送信先:上田昌良 ueda(at)meteor.chicappa.jp

当方では実経路と速度の減速を計算し、その結果後は司馬さんにバトンタッチします。
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司馬康生



登録日: 2005.11.26
記事: 2168
所在地: 明石市

記事日時: Fri Dec 20, 2013 10:27 pm    記事の件名: 試算中です 引用付きで返信

上田さんより軌道計算データを頂き、隕石落下の検討を行っています。
途中報告です。

まず、MASUZAWAさんのデータは、このたび雲の中で少々誤差が大きい結果になったようで、INOUEさんの位置データを基本に使っています。これは岡野さんのデータとほぼ一致する経路をなします。

さて、時間?高度 の関係を、図のとおり一致するパラメータを仮定しました。
速度の指数関数近似はうまくできませんでしたが、突入初速V∞=14.15km/h位のようです。
結果は、落下質量が300g弱です。控えめに見積もっても100g程度はありそうで、
「隕石が落下したと見られる」と言って差し支えない領域に達しています。
もう一日、いろいろ数値を動かして検討したいと思います。



図1.gif
 説明:
途中経過です
 ファイルサイズ:  26.87 KB
 閲覧数:  11292 回

図1.gif


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Shimoda



登録日: 2006.12.12
記事: 3446
所在地: 長野県朝日村

記事日時: Sat Dec 21, 2013 7:19 am    記事の件名: Re: 試算中です 引用付きで返信

司馬さんご苦労様です。
山梨建南部町と富士宮市の県境付近になりそうですね。
この付近にも仕事で時々行きますが、今回も秘境です。捜索範囲は限られそうです。
この火球は山梨県南部町上空で消滅していますから、「甲斐南部火球」を提案します。隕石の可能性が大きくなったら、「甲斐南部隕石火球」でどうでしょうか。


最終編集者 Shimoda [ Sat Dec 21, 2013 9:33 am ], 編集回数 1 回
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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3090
所在地: 大阪府

記事日時: Sat Dec 21, 2013 9:32 am    記事の件名: 甲斐南部火球の軌道計算結果 引用付きで返信

この流星の軌道計算の結果、初速が 15.2 km/sで、終速が 5.0 km/sというたいへん遅い流星だったことがわかりました。
消滅点の高さは 30.4 kmでした。この高度でも分裂がみられなかったことからも硬い物質だったと思われます。
今回の同時流星で、岡野幸次氏(M13079)の撮影地や画像では下田氏にお世話になり、その流星の位置測定は司馬氏が行った。
また、流星の測定データはInoue氏(M13080)とMasuzawa氏(M13081)から提供いただきました。併せてお礼申し上げます。
軌道計算の結果の詳細は次の図表に載せてあります。



2013 12 13 実経路 経度緯度.jpg
 説明:
実経路
 ファイルサイズ:  151.61 KB
 閲覧数:  11226 回

2013 12 13  実経路 経度緯度.jpg



2013-12 13 -VHM.jpg
 説明:
速度と光度
 ファイルサイズ:  342.12 KB
 閲覧数:  11226 回

2013-12 13 -VHM.jpg



2013 12 13 orbit.jpg
 説明:
軌道計算結果の詳細
 ファイルサイズ:  135.29 KB
 閲覧数:  11226 回

2013 12 13 orbit.jpg


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司馬康生



登録日: 2005.11.26
記事: 2168
所在地: 明石市

記事日時: Sat Dec 21, 2013 11:24 pm    記事の件名: 隕石落下域 引用付きで返信

引き続き隕石落下予報です。
基本とした計算の諸定数ですが、
Heat Transfer Coefficientは、0.07と小さな値。
初期質量は、550gとこちらも小さな値。
超音速下の抵抗係数は1.44とかなり大きい数値。
密度は、3.6g/cm^3で、Hコンドライトの数値。
初速は14.25km/s。

以上の中で、抵抗係数の大きさは少々不自然です。
おそらく正しい解釈は、真の初期質量はもう少し大きい目で、準連続分裂により、周辺から小破片が徐々に飛び出す飛行の状態が有り、Ablationによる質量欠損を超える質量減少があったのでは無いだろうか。ただ、小破片の放出は、小規模だったと思う。
私のイメージとしては、根上隕石のような、あまり硬い隕石では無いけれど、空気のクッションに乗ってしまった、といった感じの落下想定です。
また、突入仰角が小さいことで、隕石の残存率が上がったのではないかと想定してます。
速度変化は、実になめらかで、大規模な分裂現象は無かったと思われ、実際映像的にも分裂は認められない。
これらから、落下破片は単一だろう。
従って,落下域予報のための計算も、落下中の質量で大幅に小さな破片を考慮すること無く行った。結果として最終質量は、180g-350gの範囲である。また、質量範囲が狭いことから、落下域の面積もやや絞られた。

以上、期待も含めた想像です。

修正です。 速度の単位は[km/h]です。すみません。(12/22修正)



図2.gif
 説明:
速度変化、光度変化、落下予報域(青は観測、赤は計算)
 ファイルサイズ:  24.21 KB
 閲覧数:  11165 回

図2.gif




最終編集者 司馬康生 [ Sun Dec 22, 2013 6:34 pm ], 編集回数 1 回
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SonotaCo
Site Admin


登録日: 2004.08.07
記事: 12671
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Sun Dec 22, 2013 10:00 am    記事の件名: Re: 隕石落下域 引用付きで返信

過去の落下予想の中でも可能性が高そうな雰囲気ですね Shocked
現地の地図など見てみましたが、道路や自然歩道などが通っている部分もありますね。
近いのは身延線 内船 でしょうか、そこに 内船郵便局というのもありますね。



gm.png
 説明:
司馬さんの計算結果の範囲
電子国土の地図を利用しました
 ファイルサイズ:  330.93 KB
 閲覧数:  11100 回

gm.png



ggm.jpg
 説明:
ほぼ同じ領域のGoogleマップの衛星写真です
 ファイルサイズ:  405.34 KB
 閲覧数:  11100 回

ggm.jpg


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前田



登録日: 2004.09.01
記事: 2759
所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)

記事日時: Mon Dec 23, 2013 12:42 pm    記事の件名: 計算に付いて教えて下さい。 引用付きで返信

宮崎の前田です。
わくわくする展開ですが、此方からは、遠すぎで見ているだけです。

ところで、今回、デジカメのデータを計算に使われていますが、
これは、計算精度にどのような影響を与えていますか。
位置の精度が非常に高いのか、魚眼なので、TVと同程度なのか。
教えて下さい。 全天のデジカメのパトロールをするかどうか
考えているところなので、参考にしたいです。

また、最終的な結果は岡野さんとINOUEさんの結果だけから計算された
ものですか?
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Shimoda



登録日: 2006.12.12
記事: 3446
所在地: 長野県朝日村

記事日時: Mon Dec 23, 2013 4:54 pm    記事の件名: 隕石捜索 引用付きで返信

隕石落下の可能性が高くなった時点で現場に行きたいところですが、何分年末で、連休と言っても仕事をしたり家のことをしたりで、時間が自由になりません。
今のところ、28日に仲間と二人で現地に行く計画にしています。
現地は富士山山麓の急峻な山岳地帯になっていて、佐野川流域の幅200mほどの平坦地を除くと、山岳踏査のできる人でないと捜索は困難な状況と思われます。
私の所からは車で2時間半の行程ですが、28日9時頃から16時頃まで現地にいる予定です。
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司馬康生



登録日: 2005.11.26
記事: 2168
所在地: 明石市

記事日時: Mon Dec 23, 2013 7:31 pm    記事の件名: デジカメの精度 引用付きで返信

前田さん?>

>ところで、今回、デジカメのデータを計算に使われていますが、
>これは、計算精度にどのような影響を与えていますか。
> 位置の精度が非常に高いのか、魚眼なので、TVと同程度なのか。
> 教えて下さい。 全天のデジカメのパトロールをするかどうか
>考えているところなので、参考にしたいです。

デジカメの位置精度はずいぶん優れています。
今回の岡野さんの写真の例では比較星残差で2分角程度です。
このため空間位置に関しては気持ちの良い精度のデータを提供します。
もっとも、魚眼レンズゆえ、歪曲の処理をしなければなりません。
私の場合、前段処理で、中心位置を決める整約計算を行い、
中心の天球座標を決めてから、過去のいくつかの歪曲特性のわかっているレンズの特性データを当てはめて本計算しています。
このとき、フイルム感覚で言う「引き伸ばし倍率」に相当する数値を前後させて、残差が少なくなる辺りを探っています。面倒と言えば面倒です。

一方、TVの優れているのか時間分解能の点と、1秒で30画像もあるというデータ量です。
速度算出には強力な武器です。
ただ、計算方法には少々迷いもあります。
今回は、大気減速の特性から、指数関数近似は適用できない癖を持っていましたので、
シミュレーションから求めた(時間?地上高度)の関係と,観測によるそれを一致させるような初速を当てはめました、といった方法を使いましたが、主観的でいささか科学的と言い難い手法です。
それでも、いろいろできるポテンシャルがあるということは好ましいことだと思います。
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