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2014年3月8日1時14分27秒 -4.4等の火球

 
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投稿者 メッセージ
mars



登録日: 2005.05.28
記事: 3136
所在地: 岡山県津山市/久米郡美咲町

記事日時: Sat Mar 08, 2014 11:38 am    記事の件名: 2014年3月8日1時14分27秒 -4.4等の火球 引用付きで返信

四国の今治市付近の上空と思われる、-4.4等の火球がありました。
spo判定。



M20140308_011427_Okayama4_P.jpg
 説明:
南西カメラ
 ファイルサイズ:  26.06 KB
 閲覧数:  14064 回

M20140308_011427_Okayama4_P.jpg



M20140308_011427_Okayama4_-1.wmv
 説明:
動画です

ダウンロード
 ファイル名:  M20140308_011427_Okayama4_-1.wmv
 ファイルサイズ:  1.65 MB
 ダウンロード回数:  1441 回

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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3084
所在地: 大阪府

記事日時: Sat Mar 08, 2014 1:09 pm    記事の件名: Re:2014年3月8日1時14分27秒 -4.4等の火球 引用付きで返信

こちらでは西向きの約4mmレンズにて写っていました。火球までは遠いためそんなに明るくありません。時刻はPCの時刻ですので1秒程度の誤差があります。


M20140308_011426_Osaka03_4mP.jpg
 説明:
静止画です
 ファイルサイズ:  11.75 KB
 閲覧数:  14046 回

M20140308_011426_Osaka03_4mP.jpg


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SonotaCo
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登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Sat Mar 08, 2014 1:18 pm    記事の件名: Re: 2014年3月8日1時14分27秒 -4.4等の火球 引用付きで返信

東京からもかろうじて撮れています。
新設したTK1_H1, 1920/1080/60i DMC-GH2 ISO12800 20mmF1.7 1/60sec が電線下の微かな光跡でトリガがかかったようです。

なんとも遠いですね

この夜は低気圧通過後に寒気が入った夜で 3月の東京にしては例外的に素晴らしい透明度だったと思います。先日の記録的な降雪もそうですが、2014年冬は太平洋側を低気圧が連即して通過し、これによる寒気の流入が思わぬ天候をもたらしています。



M20140308_011428_TK1_H1Ps.jpg
 説明:
ピークホールド HD画像の縮小
 ファイルサイズ:  95.21 KB
 閲覧数:  14041 回

M20140308_011428_TK1_H1Ps.jpg



M20140308_011428_TK1_H1Pc.jpg
 説明:
火球部分のピクセル等倍
 ファイルサイズ:  84.8 KB
 閲覧数:  14041 回

M20140308_011428_TK1_H1Pc.jpg



B20140307_GMAP.png
 説明:
暫定地表経路です
 ファイルサイズ:  62.81 KB
 閲覧数:  14041 回

B20140307_GMAP.png


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yyzholic



登録日: 2011.12.08
記事: 42
所在地: 岡理大理基礎理7号館

記事日時: Sun Mar 09, 2014 2:15 pm    記事の件名: Re: 2014年3月8日1時14分27秒 -4.4等の火球 引用付きで返信

mars wrote:
四国の今治市付近の上空と思われる、-4.4等の火球がありました。
spo判定。


こんにちは,岡山理科大学理学部基礎理学科伊代野です.
日本火球ネットワーク下田様からスカイモニターTENGENに記録されていると連絡がありましたので,報告します
天気薄曇りで,画面全体が明るくなるほどの火球であり,私自身によるチェックでは見逃していました.

http://www.das.ous.ac.jp/iyono/blogn/index.php?e=247



20140308011430-36pkhldimg.jpg
 説明:
2014年3月8日01時14分30秒と36秒のPeakHold画像です.(33秒は30秒と同じものでした)
 ファイルサイズ:  37.6 KB
 閲覧数:  13905 回

20140308011430-36pkhldimg.jpg


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SonotaCo
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登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Mon Mar 10, 2014 8:02 am    記事の件名: 暫定軌道 引用付きで返信

2地点からの暫定計算で、片方が私の超遠方観測なので精度が心配ですが、興味深い軌道なので 掲載しておきます。
上田さんのこの火球の観測分はCSVハブには入っていなかったようですが、測定が可能ならお願いします > 上田さん。

組み合わせによっては Vg=0の 地球軌道と極めて近い結果も出るようで、デブリかもしれません。



B20140308_011427GMAP.png
 説明:
最低高度は32kmとなっています
 ファイルサイズ:  62.58 KB
 閲覧数:  13774 回

B20140308_011427GMAP.png



B20140308_011427TMAP.png
 説明:
興味深い進入方向です。
交差角は一応あります。
 ファイルサイズ:  16.39 KB
 閲覧数:  13774 回

B20140308_011427TMAP.png



B20140308_011427OMAP.png
 説明:
精度の問題もありますが、地球軌道とそっくりの計算結果にもなります
 ファイルサイズ:  15 KB
 閲覧数:  13774 回

B20140308_011427OMAP.png


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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3084
所在地: 大阪府

記事日時: Tue Mar 11, 2014 8:18 am    記事の件名: Re:暫定軌道 引用付きで返信

当方の測定データを同時流星計算用CSV ハブに入れました。対応が遅れすみませんでした。この流星の速度がかなりおもしろそうですね、

別件で、同時流星計算用CSV ハブの方にSonotaCoさんの書き込みがありました2カメラを1台のPCに接続は、HDDが2台必要なのですね。ありがとうございました。全く誤解してました。(赤面)
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SonotaCo
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登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Tue Mar 11, 2014 9:26 am    記事の件名: 普通の流星ではないようです 引用付きで返信

測定 ありがとうございました > 上田さん

3点同時観測からの計算結果は以下です。
地球と殆ど同じ軌道で、Vg=0.0 , 突入仰角 82度 高度39kmで発光開始、30kmで終了
ということで、 普通の流星でないことは間違いないと思います。
こんなにデブリの疑いが濃厚な観測は10年間で初めてだと思います。
どなたか これに該当しそうなリエントリー情報などお持ちでないでしょうか?

逆に、もしこれがデブリでないとしたら、それは大変なことかもしれません。 ご意見ありますでしょうか > 皆様



B20140308_011427GMAP.png
 説明:
極めて低速で、突入角が大きいのに 発光開始高度が極めて低いです
 ファイルサイズ:  49.74 KB
 閲覧数:  13561 回

B20140308_011427GMAP.png



B20140308_011427TMAP.png
 説明:
交差角は十分です
 ファイルサイズ:  18.67 KB
 閲覧数:  13561 回

B20140308_011427TMAP.png



B20140308_011427OMAP.png
 説明:
Vg=0なので 日心起動は地球に一致します
 ファイルサイズ:  15.16 KB
 閲覧数:  13561 回

B20140308_011427OMAP.png


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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3084
所在地: 大阪府

記事日時: Thu Mar 20, 2014 8:43 am    記事の件名: 2014年3月8日1:14:27の火球の測定データの提供をお願いします 引用付きで返信

この火球の撮影者のみなさんへ
出現日からかなり日数が経過しており恐縮ですが、この火球の測定データ(M*******A.XML)ファイルを提供してください。
この火球は低高度で発光し、低速というかなり興味を引かれるものです。特に速度の減速のようすを今のうちに調べておきたく思います。
計算結果はここへ報告します。

(M*******A.XML)ファイルは3月末までに送付をお願いします。
送付先:ueda(at)meteor.chicappa.jp 上田昌良
送付のときにはアドレスの(at)を@に換えてください。
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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3084
所在地: 大阪府

記事日時: Sat Mar 22, 2014 7:58 am    記事の件名: 低速火球の軌道計算結果(2014年3月8日1:14:27 JST出現) 引用付きで返信

この火球はSonotaCoさんによりまして写り始めの高さが39 kmと低く、かつ観測の速度が9.1 km/sとのUFOOrbit V2からの計算結果がでています。このような異常現象が捉えられたことにたいへん興味を持ち、特に速度の減速などを調べてみようと思いました。計算のために撮影者の皆さん方に測定データを提供していただきました。動画の撮影者は次の諸氏です。
横道順一(岡山県、M14012)、SonotaCo(東京都、M14013)、上田昌良(大阪府、M14014)
軌道計算の結果は、表に示したとおりで、発光点(写り始めた点)の高さが77.5 kmでそのときの観測速度が21.6 km/s、消滅点(写り終わりの点)の高さが30.2 kmでそのときの観測速度が4.4 km/sでした。突入角が81°と地面にたいして垂直に近い角度で大気圏に突入してきていました。以上からこの火球は天然の普通の流星現象でした。この火球はIAUの検討中の流星群リストNo.38のおおぐま座ξ流星群(CUR)の輻射点に近いものでしたが、今回は散在としておきます。
先のUFOOrbit V2の結果は、経路の途中から写したM14012の速度を採用したもので、この高さではすでに減速が大きくなっていたため、結果として超低速の値となったものと思われます。残念ながら異常現象ではなくなりました。
火球の最輝度地点と観測値までの距離は、M14012から64 km、M14013から571 km、M14014から193 kmあり、近いところと遠い所など広範囲で撮影されていました。また、M14013はハイビジョンでの撮影であり、もう1カ所ハイビジョンで同時撮影されておれば、軌道計算結果の高精度化のサンプルが得られたことろでした。



2014-03-08 -VHM.jpg
 説明:
各フレームごとの観測速度と絶対光度
 ファイルサイズ:  146.58 KB
 閲覧数:  11478 回

2014-03-08 -VHM.jpg



2014-3-8, 各高度の速度.jpg
 説明:
各高度ごとの速度、減速しているのがわかる
 ファイルサイズ:  83.72 KB
 閲覧数:  11478 回

2014-3-8, 各高度の速度.jpg



2014-3-8 orbit.xls
 説明:
軌道計算結果の詳細

ダウンロード
 ファイル名:  2014-3-8 orbit.xls
 ファイルサイズ:  25 KB
 ダウンロード回数:  331 回

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SonotaCo
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登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Sat Mar 22, 2014 8:32 am    記事の件名: Re: 低速火球の軌道計算結果(2014年3月8日1:14:27 JST出現) 引用付きで返信

分析ありがとうございます > 上田さん
上田昌良 wrote:
先のUFOOrbit V2の結果は、経路の途中から写したM14012の速度を採用したもので、この高さではすでに減速が大きくなっていたため、結果として超低速の値となったものと思われます。残念ながら異常現象ではなくなりました。


なるほど、非常に不可解な結果だった理由が分かりました。
当初からデータのあった岡山の観測が見事な映像だったので、前半が写野外だったとは気がつかず、デブリかもと思い込んだようです。
上田さんの観測が全景を捕らえ、解明できたので大変良かったと思います。
低空侵入火球は後半だけだとデブリに見えるという よい経験ができたと思います。

参考までに3つ揃ったときの 上田さんのデータ側のUO2の結果を載せておきます。このほうが経路長が長い結果になっているのに気がつくべきでした。 Embarassed



B20140308_011426GMAP.png
 説明:
 ファイルサイズ:  49.85 KB
 閲覧数:  11469 回

B20140308_011426GMAP.png


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司馬康生



登録日: 2005.11.26
記事: 2161
所在地: 明石市

記事日時: Sat Mar 22, 2014 10:43 pm    記事の件名: 隕石落下の検討をさせてください 引用付きで返信

司馬です。
ちょっとばたばたしておりますが、念のため隕石落下の可能性について
検討したく思います。
お手すきの時に、データを頂けないでしょうか。
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司馬康生



登録日: 2005.11.26
記事: 2161
所在地: 明石市

記事日時: Tue Mar 25, 2014 8:51 pm    記事の件名: 引用付きで返信

上田さんからいただきましたデータで、隕石落下のシミュレーションを進めています。
データをお送り頂ありがとうございます。
さて、今回は、隕石落下というより、経路前半にウエイトを置いた比較です。
まず、上田さんご指摘のように、速度の指数関数近似は外れてしまいます。
計算では、超音速飛行下の抵抗係数を3.4程度とすると、比較的(時間?高度)の関係を比較的再現できます。ただ、この数値は、最もありそうな数値の3倍を超えたあり得ない仮定です。
その正しい解釈は、おそらく破砕により断面積が増加し、大気減速が大きく効いたのでしょう。
画像では破砕が認めにくいので、余り大きさの違わない多数の破片ができたのでは無いでしょうか。画像では増光として写っている辺りです。
このため、隕石落下としては余りに悲観的です。
一応、落下質量の数値も手元では出ていますが、信用できない値で、おそらくそれよりずっと小さい値と推定し、伏せておきます。
経路末端の近似ができるかもう少し粘ってみます。
突入角が大きい場合、大気との激しい衝突になりがちで、隕石となって生き残りにくいようです。

観測された、marsさん、上田さん、SonotaCoさん、どうもありがとうございます。



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 説明:
物理データの観測と計算の比較
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 閲覧数:  11314 回

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司馬康生



登録日: 2005.11.26
記事: 2161
所在地: 明石市

記事日時: Tue Mar 25, 2014 9:31 pm    記事の件名: 経路末端の一致計算例 引用付きで返信

経路末端の減速の様子を一致させた計算例です。
この計算では、落下質量は2g以下でした。
落下予報としては、「ほぼ燃えつきた」と結論したいと思います。



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 説明:
観測、計算の比較
 ファイルサイズ:  10.39 KB
 閲覧数:  11311 回

.gif


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司馬康生



登録日: 2005.11.26
記事: 2161
所在地: 明石市

記事日時: Sat Jan 03, 2015 9:14 pm    記事の件名: データを見直しました。 引用付きで返信

正月休みにつき、2014年の隕石落下計算の見直しをしました、の第一弾。
この火球は、計算と観測の不一致が気になっていた火球でした。
不自然に超音速下の抵抗係数を大きくして合わせたのですが、熱伝達係数を極端に小さく、その代償として初期質量を小さくする、発光効率を大きくするという組み合わせで、常識的な抵抗係数を使い前回よりむしろ(時間?高度)の関係をわずかに改善できる組み合わせがあることがわかりました。
初期質量は、計算上は20-30gとあまりにも小さいのですが、ごく初期に破砕があって、この程度の破片が複数飛行していたというシナリオであれば整合するデータです。
結果として、最終質量は10g程度は期待しても良いように思います。計算では期待も込めて30gあたりの落下例をかなり進めました。
落下予報域は、岡山県総社市南部です。
予報サイズが小さい上、日も経っていますので発見は難しいでしょうが、落下予報域も上げておきます。



2.gif
 説明:
観測データを計算データの比較(修正版)
 ファイルサイズ:  68.97 KB
 閲覧数:  9732 回

2.gif



.gif
 説明:
落下位置の計算値
 ファイルサイズ:  7.64 KB
 閲覧数:  9732 回

.gif



3.jpg
 説明:
落下予報域
 ファイルサイズ:  471.24 KB
 閲覧数:  9732 回

3.jpg


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