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2014年3月18日 20h06m12sの火球について

 
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投稿者 メッセージ
司馬康生



登録日: 2005.11.26
記事: 2161
所在地: 明石市

記事日時: Sat Mar 29, 2014 9:34 pm    記事の件名: 2014年3月18日 20h06m12sの火球について 引用付きで返信

表題の火球_20140318_200612の消滅点を求めると、
福井県北部、日本海近くの高度32.8kmでした。
先日の研究会の報告もできていないのですが、消滅点高度35km以下で、陸上落下の可能性があるものは
一応、落下検討をしておいた方が良いかな?と思いまして。
上田さんいかがでしょう。
撮影は、
_Nagano1_m9
_Okayama1_
のお二方からです。
速度は自動計算では12.5km/sと遅く、仰角は45°辺りであまり小さくは無いのですが、ごく小さい落下を期待します。
marsさんのカメラからは消滅点が入っていないようですが、masuzawaさんのカメラでの末端の減速や分裂がどうなっているかも、映像を拝見できるとありがたく思います。
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SonotaCo
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登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Sun Mar 30, 2014 7:20 am    記事の件名: Re: 2014年3月18日 20h06m12sの火球について 引用付きで返信

地表経路図を上げておきます。発光開始高度も低いですね。
高層の風データを見てみましたが、幸運にも 殆ど 北西の風 20-50m/s のようで、落ちるとしたら陸地 と思いました Surprised



B20140318_200612GMAP.png
 説明:
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B20140318_200612GMAP.png


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masuzawa



登録日: 2005.04.09
記事: 3694
所在地: SHIOJIRI

記事日時: Sun Mar 30, 2014 8:21 am    記事の件名: Re: 2014年3月18日 20h06m12sの火球について 引用付きで返信

Nagano1の画像です。
データは上田さんに送りますね。



M20140318_200612_Nagano1_m9P.jpg
 説明:
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 閲覧数:  6838 回

M20140318_200612_Nagano1_m9P.jpg



M20140318_200612_Nagano1_m9.wmv
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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3084
所在地: 大阪府

記事日時: Sun Mar 30, 2014 8:39 am    記事の件名: Re: 2014年3月18日 20h06m12sの火球について 引用付きで返信

この火球の測定データファイル(M*******A.XML)送ってくださるようでありがとうございます(Masuzawaさん)
Marsさんもよろしくお願いします。
他のみなさんも写っていましたら測定データファイル(M*******A.XML)の提供をお願いします。
送付先:ueda(at)meteor.chicappa.jp 上田昌良
送付のときにはアドレスの(at)を@に換えてください。
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mars



登録日: 2005.05.28
記事: 3136
所在地: 岡山県津山市/久米郡美咲町

記事日時: Sun Mar 30, 2014 10:10 am    記事の件名: Re: 2014年3月18日 20h06m12sの火球について 引用付きで返信

Okayama1からの画像です。


M20140318_200613_Okayama1_P.jpg
 説明:
6mm F0.8
 ファイルサイズ:  27.22 KB
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M20140318_200613_Okayama1_P.jpg



M20140318_200613_Okayama1_.wmv
 説明:
動画です

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司馬康生



登録日: 2005.11.26
記事: 2161
所在地: 明石市

記事日時: Sun Mar 30, 2014 6:24 pm    記事の件名: 映像提供ありがとうございます。 引用付きで返信

あっという間に映像を上げていただき感謝です。
ちりちりとした増光は、段階的な破砕があったのだろうか、という印象です。
速度変化で真偽は判明するでしょう。
masuzawaさんの映像では、雲に近いですが、末端まで見えているようですね。
ありがとうございます。
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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3084
所在地: 大阪府

記事日時: Mon Mar 31, 2014 5:54 pm    記事の件名: 実経路計算ができました 引用付きで返信

撮影者の方々からすぐにデータをおくっていただきましたので、計算をしました。速度は、きれいな大気による減速がみられました。次に結果を載せましたので、ご覧ください。継続時間は4.1秒と長く、突入時の初速は14.3 km/sと遅い散在でした。
M14016:Masuzawaさん、
M14017:Marsさん、
測定データを送っていただきました皆さんには感謝を申し上げます。



2014 03 18 実経路 2カ所.jpg
 説明:
実経路
 ファイルサイズ:  200.05 KB
 閲覧数:  6738 回

2014 03 18 実経路 2カ所.jpg



2014-03-18 -VHM 最終.jpg
 説明:
高さと速度、光度
 ファイルサイズ:  199.02 KB
 閲覧数:  6738 回

2014-03-18 -VHM 最終.jpg



2014-03-18 -指数関数的減速.jpg
 説明:
時間と速度の減速
 ファイルサイズ:  217.99 KB
 閲覧数:  6738 回

2014-03-18 -指数関数的減速.jpg


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司馬康生



登録日: 2005.11.26
記事: 2161
所在地: 明石市

記事日時: Wed Apr 02, 2014 10:00 pm    記事の件名: 隕石に期待は望み薄です。 引用付きで返信

計算機上で、流星物質を飛ばして上田さんからいただきました観測データと比べてみました。
超音速飛行での抵抗係数を3にして経路途中までの(時間?地上高度)の関係を一致させたのが左上の図です。大気突入時点の条件を推定する図です。
経路途中からの減速のカーブを一致させるためには、抵抗係数を大きくする必要があり、やはり破砕の影響は大のようです。
右上の図は、経路末端を一致させるよう調整した例です。
この場合の最後の質量は4g程度です。
一応、位置は、東経136.3500度  北緯36.2239度ですが、
発見できる大きさでは無いでしょう。

データを提供いただきました、masuzawaさん、marsさん、計算いただきました上田さんありがとうございました。



.gif
 説明:
時間?地上高度
時間?飛行距離のO?C
 ファイルサイズ:  29.73 KB
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.gif


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司馬康生



登録日: 2005.11.26
記事: 2161
所在地: 明石市

記事日時: Wed Jan 07, 2015 10:35 pm    記事の件名: 再検討結果 引用付きで返信

冬休みが過ぎたが、改めてデータ検討を行いました結果をご報告する。
上記のシミュレーションと観測との不一致に対し、整合させる方向を探した。
結果、極超音速下の抵抗係数を0.7とかなり下げた。
これは、これまで使ったことが無かった小さな数値だが、現実味のある数値と考える。
流れに対する断面積の小さな流線型に近い形に対応する。
このような形状では、減速が少ない故に低空での急激な減速と増光があるはずだが、その点が観測とややずれる。
Time-Hight図の左側は、初速を指数関数近似に基づいて13.777km/sとしたもの。
しかし、やや観測と計算のずれが気になり、右側は、13.637km/sと小さく修正した例である。
どちらも経路末端での速度が観測より1?2割速く、まだまだ満足には達しないが、前回よりは大幅に改善した。
熱輸達係数は低速火球らしく小さな数値で問題ない。
光度変化の不一致は、発光の最初は流星物質の周辺から小破片がはがれながら発光する様子を考えれば不自然な印象は無い。
さて、隕石落下計算の結果は、やはり最大でも10gを少々超える程度で、
5g程度が妥当な大きさという結果になった。
落下地域は石川県加賀市南部の山岳地帯である。



.gif
 説明:
時間?地上高度の関係を、観測(青)、計算(赤)で比較したもの
 ファイルサイズ:  18.31 KB
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.gif



.gif
 説明:
落下試算例。期待を込めてやや大きい目で計算。
 ファイルサイズ:  10.97 KB
 閲覧数:  5707 回

.gif



.jpg
 説明:
落下域地図
 ファイルサイズ:  546.12 KB
 閲覧数:  5707 回

.jpg


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