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2015年5月27日3:48:51JST 高速の流星

 
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投稿者 メッセージ
上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3084
所在地: 大阪府

記事日時: Mon Jun 08, 2015 8:41 am    記事の件名: 2015年5月27日3:48:51JST 高速の流星 引用付きで返信

高速の流星(2015年5月27日3:48:51JST)
報告:上田昌良

岡本貞夫氏と私は、UFOAnalyzerV2ソフトで「fast」と判定されるような高速の同時流星を見張っています。ここ数年に、このような高速の流星は捉えていませんでした。しかし、今回、岡本氏のところで「fast」と判定される流星が捉えられました。この流星は、2015年5月27日3:48:51JSTに出現した絶対光度-1.2等のものでした。私のところでも捉えられたのですが、普通にUFOAnalyzerV2ソフトで自動測定できる速度でした。しかし、念のため速度を計算してみることにしました。

岡本氏の撮影流星をUFOAnalyzerV2ソフトで手動で位置測定を私が行いました。そしてORBIT3.basソフトで計算しましたら、観測速度が70.3 km/s±6.5 km/s、地心速度69.2 km/sとなりました。残念ながら楕円軌道となり太陽系外からの流星ではありませんでした。

岡本氏の撮影流星は継続時間が0.23秒で、天球上の経路長が7.20°でしたので、1秒当たり31°も天球上を動く猛スピードだったのでした。私のところでは継続時間が0.15秒で経路長が2.68°、1秒当たり17°でした。この写り方は、撮影地と流星の向き、及び距離に影響されます。今回の流星は、岡本氏のところから流星までの距離が108 kmと近かったのですが、私のところからでは185 kmと遠かったのでした。

詳しい軌道計算結果は表を参照してください。

追伸:このような太陽系外から飛来するような高速の流星を自動的に捉えようとする場合には、UFOAnalyzerV2、「Profile/Analyze」、fast>、 の値を40というようなとんでもない数値にしておけばよかったはずです。しかし、この場合、測定誤差や同時流星の交差角などの影響から実在しない双曲線軌道の流星が増える可能性があります。何を目的にするのかむつかしいところですね。



M20150527_034851_Aichi03-2_P.jpg
 説明:
岡本貞夫氏撮影(愛知県)
 ファイルサイズ:  25.54 KB
 閲覧数:  2693 回

M20150527_034851_Aichi03-2_P.jpg



M20150527_034852_Osaka03_6P.jpg
 説明:
上田昌良撮影(大阪府) 6mm
 ファイルサイズ:  29.15 KB
 閲覧数:  2693 回

M20150527_034852_Osaka03_6P.jpg



2015 05 27 034851 orbit.xls
 説明:
軌道計算の結果詳細

ダウンロード
 ファイル名:  2015 05 27 034851 orbit.xls
 ファイルサイズ:  25 KB
 ダウンロード回数:  215 回

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