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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Fri Jul 17, 2015 4:40 am 記事の件名: UFOCaptureHD2の連続録画 |
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SonotaCoさん、みなさんへ。
前田です。
台風一過で晴れたので、テストをしています。
UFOCaptureHD2の4K動画で連続録画になる問題ですが、
添付の画像を見ると星の軌跡にHitmarkがついているので、星を動体と検出
していると考えてよいでしょうか。だとすると、シンチレーションマスクの設定がうまく
働いていないと判断できますか?
説明: |
4K 24pでの観測をリプレイしている画像です。
24mmレンズ、α7s |
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623.36 KB |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Fri Jul 17, 2015 7:20 am 記事の件名: Re: UFOCaptureHD2の連続録画 |
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前田 wrote: | SonotaCoさん、みなさんへ。
前田です。
台風一過で晴れたので、テストをしています。
UFOCaptureHD2の4K動画で連続録画になる問題ですが、
添付の画像を見ると星の軌跡にHitmarkがついているので、星を動体と検出
していると考えてよいでしょうか。だとすると、シンチレーションマスクの設定がうまく
働いていないと判断できますか? |
画像ありがとうございます。初めてみる症状で、大変参考になります。
おっしゃるとおり シンチレーションマスクの設定の問題だろうと思います。
マスクが小さい可能性と 光源への追従速度不足している可能性があります。
とりあえず、SMsizeを最大の11, SMspeed も最大の6程度に上げてみて試してみて頂けますでしょうか。
SMspeedは超低速移動対象に対する 追従の時定数を設定するもので、大きくすると 追従が早くなります。望遠レンズなどを使って恒星の移動が速くなったときに大きく設定するものですが、よく考えてみると解像度が大きくなった時もピクセル単位の移動速度は大きくなるので大きくする必要がありました。上記設定でさらに不足するようなら プログラムの修正を考えます。
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Sat Jul 18, 2015 1:37 am 記事の件名: ありがとうございます。 |
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前田です。
SonotaCoさん、コメントどうもありがとうございます。
マスクのサイズは、変えて見たこともありましたが、あまり症状は変化しませんでした。
SMspeedは、次に晴れたらためしてみます。
星像(2等星、赤緯?22度)の大きさと移動を調べて見ました。
1フレームでは、ほぼ丸い星像(4×4ピクセル)が、6秒間のクリップ(147フレーム)で、4ピクセルぐらい伸びているのが分かりました。フレーム間では、0.027ピクセルの移動、1ピクセルの移動に37フレーム(約1.5秒)になります。
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Sat Jul 25, 2015 1:46 am 記事の件名: テスト結果 |
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前田です。
やっと1週間ぶりに晴れました。
SMのマスクと速度を最大にしてテストしてみましたが、連続録画状態になります。
切り出した画像を張っておきます。やはり、星にhitmarkがついています。
気がついた点
・夜半前は上弦の月があり明るかった。その時は連続録が状態にはあまりならなかった。
・連続録画状態になる前にも、status barは、detecting -0-358 などを表示しエラーになっていることが多い。
・手動で録画ボタンを押して録画にして、もう一度録画ボタンを押して、録画を止めようとしてもとまらない。 その時は recording -0-1などのエラーコートが出る。
・Scintillation maskのSMlevelは、通常110ぐらいにしていたが、120ぐらいにすると連続録画状態になりにくい。
・Detect Levは60-70ぐらいで大きく、常に振動している。
こんなところです。
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説明: |
*p.bmp ファイルの1.5倍切り出し
上と同じ部分、波線は流星。
星の写りはじめのところにhitmarkがついていることが多い。 |
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説明: |
視野の左下端の方からの切り出し。
視野の中央より、端の方の星にhitmarkが多い。低空でシンチレーションが大きいのか? |
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最終編集者 前田 [ Sat Jul 25, 2015 11:31 am ], 編集回数 1 回 |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sat Jul 25, 2015 6:40 am 記事の件名: Re: ありがとうございます。 |
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貴重な詳細例ありがとうございます。
シンチレーションマスク漏れに間違いないと思うのですが、まだよく分かりません。
m.bmp と p.bmpの切り出し画像は 原因の一部を示しているように思うのですが、
p.bmp で恒星の明るさがその最初の部分だけ大きいのが とても気になります。
その大きさがマスクの大きさを超えてその点に赤いヒットマークが出ているように見えます。
どうもマスクの追従速度の問題ではなくマスクの大きさの問題のような気がしてきました。
最初の部分だけ恒星像が大きいのか が本当に不思議です。一瞬感度が上がるとか、何か想像できないようなことが起こっている感じです。
もしかすると スローオブジェクトマスクの開始終了タンミングを関係した 処理上の問題があるかもしれません。
今 観測サイトの引越し中なので 作業できないのですが、時間ができたら 故意にマスクを小さくするなどとして 再現できないか調べてみます。
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Sat Jul 25, 2015 11:22 am 記事の件名: *b.bmp画像 |
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SonotaCoさんへ
前田です。説明不足ですみません。
*b.bmp画像の最初の星像が大きいのは、UFOCHD2側で、Preview optのSMwをON
にしているからです。
昨日の場合月もあったので、空が明るく、見かけ上すごくノイジーでした。
SMも1000個以上あったので、SMlevelを上げてみました。
マスクの大きさといわれると、収差が気になったので、元の4Kのaviファイルから
画像を1枚切り出して、10倍に拡大した2等星の画像を載せます。
これは、視野の中心から外に向けて、9割ぐらい離れた端の方の星の例です。カラーなので、紫色の収差が出ています。この収差がシンチレーションでちらついているのでしょうか。
説明: |
キャノンFD24mmF1.4L をF2に絞っています。 |
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説明: |
これは、画面中央付近の3等星をフレーム切り出しして、10倍ぐらいに拡大して、連続4フレーム並べたものです。サイズは位置は手動で切り出したので、適当です。24P。
フレーム間では、それほど大きなシンチレーションは無いみたいです。 |
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Wed Aug 05, 2015 8:00 am 記事の件名: マスクのサイズ |
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SonotaCoさんへ
前田です。お忙しいところすみません。
こちらの現象は、そちらで再現されていないので対応が難しいと思いますが、
なんとなく、シンチレーションマスク(SM)の大きさが足りないか、そもそもノイズが多すぎて
SMの機能が働かないかのどちらかでないかと、想像しています。
SMをスローオブジェクトマスクのように、サイズをいくらでも大きくできるように上限を取り払い、可変にすることはソフト的には、難しいのでしょうか。これで、少なくとも
上の原因のどちらなのかは、切り分けられると思います。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Wed Aug 05, 2015 8:27 pm 記事の件名: Re: マスクのサイズ |
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前田 wrote: | SMをスローオブジェクトマスクのように、サイズをいくらでも大きくできるように上限を取り払い、可変にすることはソフト的には、難しいのでしょうか。 |
現状のピクセル単位のマスク方式だと 大きくすることは処理速度との関係でとても難しいです。
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Thu Aug 06, 2015 7:03 am 記事の件名: |
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そうですか。
試行錯誤していますが、中々よい方法が見つかりません。
ワテックの時は、飛行機は点滅していても、ほぼ、スローオブジェクトマスクで
カバーできていたのですが、4Kになってから、半分ぐらいは連続録画に
なってしまう問題点もあります。これは、マスクの大きさで解決できるのではと
思っています。
何も動体が無い時でもDetect Levがぴくぴく動いていますが、ワテックの時と一番違うのは、その範囲が大きいことが、問題のような気がしています。感度を下げるのが一番効く感じです。
スペクトル狙いなので、小さな流星は捨てて、安定させるのも一案ですが、感度をマニュアルにすると、月が視野に入ったときや薄明時もバックの明るさが変わるので、余りやりたくないところです。
最近透明度が悪く、星も少ないので、あまりテストできていません。
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