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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Sun Oct 14, 2018 8:15 am 記事の件名: 散在流星のスペクトル |
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宮崎の前田です。
涼しくなって過ごしやすくなってきました。
特に群は有りませんが、昨日、今日(10月12/13,13/14)とスペクトルがたくさん(1日に3,4個)撮れました。久しぶりアップしておきます。
機材はレンズを35mmに変えた以外は、以前と特に変えていません。
Mgは2本に分離した明るい線、Naは分離せず1本のみ、FeはMgとNa以外の細かいのはほとんどすべてです。
左側に藍色の線がぼんやり見えていますが、これもFeで、本来は緑のFeと同じぐらい強いのですが、センサーの感度が無くて暗くなっています。
低速流星でNaが強いタイプでした。
夏頃からこのスペクトル強度比を求めていましたが、まだあまり面白い結果は得られていません。
説明: |
SONYα7s+Sigma35mmF1.4+600本VISグレーティング、ISO32000, 4K 30p
spo, Mag:-1.3, Dur(1.95s)
下から上へ
ピクセル等倍で、画像処理無しです |
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ts007
登録日: 2004.08.09 記事: 5069 所在地: 埼玉県川越市
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日時: Thu Oct 18, 2018 9:18 pm 記事の件名: 2018年10月18日2時27分9秒のオリオン群のー3等のスペクトル |
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10月18日2時27分9秒のオリオン群のー3等のスペクトルが撮影できました。同時になっています。本体と動画と軌道は、流星談話室http://sonotaco.jp/forum/viewtopic.php?t=4171の2018年オリオン群に上げました。とりあえず速報です。色から、Mg Na Feは、分かります。詳しい解析は後です。システムは、SONYα7s+Nikon 50mmF1.4(I・Iで昔使っていた物)+500本グレーティング。52mmフィルター2枚に挟んでいます。SonotaCoさんから貰った透過型グレーティング) IS AUTO 1920×1080 60i。HDMIコンバーターで NTSCにダウンコンバートして、GV-USB2で今までのUFOCaptureV2でキャプチャーです。HDや4Kでと思ったのですが、ディスクトップがキャプチャーボードを認識しなくてうまく動かずあきらめて、HDMIコンバーターでコンバートしました。まあ、そこそこ行けそうです。とりあえず、このシステムで行きます。スペクトルの近くの視野は、カシオペアです。
説明: |
静止画。SONYα7s+Nikon 50mmF1.4+500本グレーティング、IS AUTO NTSCにダウンコンバートして、今までのUFOCaptureV2でキャプチャー。 |
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ts007
登録日: 2004.08.09 記事: 5069 所在地: 埼玉県川越市
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日時: Fri Nov 23, 2018 7:28 am 記事の件名: 2018年11月23日042751のー3等のおうし北群の火球のスペクトル |
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2018年11月23日042751のー3等のおうし北群火球のスペクトルが撮影できました。下田さんと同時になっています。紫の色も見えます。詳しくは、流星談話室へ。SONYα7s+Nikon 50mmF1.4+500本グレーティング、IS AUTO NTSCにダウンコンバートして、今までのUFOCaptureV2でキャプチャー。解析結果のグラフです。アニメは、更新を押すかダウンロードしてから見てください。
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RGBアニメです。更新を押すかダウンロードしてから見てください。 |
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説明: |
輝度アニメです。更新を押すかダウンロードしてから見てください。 |
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Sun Dec 16, 2018 4:58 pm 記事の件名: 2018GEM スペクトル |
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前田です。
今年のふたごは、全国的にも天気がよく皆さんたくさん撮れたようですね。
4Kスペクトル代わり映えしませんが、載せておきます。
今年は、例年より明るい流星が多く感じ、光度変化(ライトカーブ)が大きな物もあり、スペクトルも見栄えがします。
同じパソコンでFHDの取り込みもしているせいか、いつもよりフレーム落ちが
多い感じがします。見栄えは少々悪いのですが、スペクトル分類などには
影響しないので、よしとします。
説明: |
観測装置は特に変わっていません。
SONYα7s+Sigma35mmF1.4+600本VISグレーティング、ISO32000, 4K 30p
30%に縮小した画像です。
今年のふたご群のベスト5から選びました。 |
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ts007
登録日: 2004.08.09 記事: 5069 所在地: 埼玉県川越市
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日時: Sun Dec 16, 2018 11:58 pm 記事の件名: 2018年12月13/14日の主な明るいスペクトル3つ |
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12月13/14日の主な明るいスペクトル3つ。真ん中もふたご群かと思いましたが、同時計算でふたご南群のこいぬ群でした。軌道は、やや大きめで黄道面に対してツインです。スペクトルの出方が違います。群判定は、同時流星の計算からです。全部で13個撮影できました。0等ぐらいですと。NaとMgがすくなく鉄が多いのが殆どです。
説明: |
12月13/14日の主な明るいスペクトル3つ。SONYα7s+Nikon 50mmF1.4+500本グレーティング、IS AUTO NTSCにダウンコンバートして、今までのUFOCaptureV2でキャプチャー |
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Sat Jan 12, 2019 11:46 pm 記事の件名: 4KとFHDスペクトルの比較 |
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前田です。
いつもの4K(α7s)と最近導入したFHDのスペクトル(モノクロ)の比較です。
DMK33GX290ecs+M12-4IR(3MP)-F12 (Fulekan)
4mm、F1.2 のレンズで、1920×1080,30FPS
Fovhは92度もある広角レンズです。
流星は、-2.4等、継続時間2.4秒の低速のものです。
流星の飛来方向が悪かったですが、スペクトルの特徴はわかります。
α7sは、右が1次、GX290は、左が1次です。
4Kはいつも載せているものですが、1台のパソコンで観測していたので、フレーム落ちが多いです。
GX290のモノクロでは、カラー用のフィルターが入っていないので、カラーの青のスペクトルより短波長側に紫に相当する輝線が写っているのがわかります。
Mg(青緑)とNa(オレンジ)の間が4Kではつながって鉄の輝線が見えていますが、FHDでは、ほとんど見えません。これは、感度の差です。
赤外の領域では、4Kは何も写っていませんが、感度の低いはずのFHDでは、明らかに1本写っています。これは、多分酸素の輝線(778nm?)です。これは、カラーの4Kカメラに赤外カットフィルターがつけてある(仕様)からです。
GX290のレンズは、IR対応型なので、これを見る限り紫でちょっと甘い感じですが、赤外までピントは大体合っているようです。安いのに非常に優秀と思います。
この比較より、0等より暗い流星がほとんどなFe型の流星をGX290で撮るのはかなり難しそうです。
説明: |
α7sによる4Kスペクトル
33%縮小
24mmレンズ |
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説明: |
DMK33GX290ecsによるFHDスペクトル
50%縮小
4mmレンズ |
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ts007
登録日: 2004.08.09 記事: 5069 所在地: 埼玉県川越市
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日時: Thu Feb 07, 2019 11:08 pm 記事の件名: 2018年10月から12月までのa7sのカラースペクトルの分類結果 |
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2018年10月から12月までのa7sのカラースペクトルの分類結果です。MSSで発表したものです。全流星とふたご群の結果です。今回は、感度補正はしていません。Feは、527nmだけでの分類です。
説明: |
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説明: |
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Sat Feb 09, 2019 12:27 pm 記事の件名: きれいですね |
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ts007さんへ
前田です。三角ダイアグラムすばらしいです。
英語ボートの方にアップしていましたが、ちょうど良い機会なので
私の作ったふたごの組成比をのせておきます。
2014?2017年の36個のふたご群から作りました。
いろいろ、似ているところ、違うところが合って面白いです。
Naの比はほとんどは、30%以下ですが、少数30%を超えているところが似ていますね。
これは、明るい流星で、飽和していない発光点付近だけから組成比を作成しています。
散在流星は多すぎてどれから手を付けるか迷って、やっていません。
説明: |
色の感度補正はしていませんが、510-600nm帯しか使っていないので、補正すると5%ぐらい変わります。 |
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Mon Feb 11, 2019 5:35 pm 記事の件名: 4Kスペクトル集計 |
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前田です。
データベース用に各カメラの集計をしていて、SONYα7sも集計したので、これまで4年分のデータをまとめてみました。4Kスペクトルも2300個を超えていました。
しかしこのうち、解析に使えるのは、6割程度です。
観測装置的には2018年2月まではレンズが、24mmF1.4 ,それ以降は35mmF1.4
グレーティングは、2017年7月までは600本UVで、それ以降は600本VIS
と変わっています。
観測数は観測機材より、毎年の天候の影響が大きいなと感じます。春から夏にかけての流星群がまだまだ足りないと思っています。
説明: |
淡いスペクトル線が1本でも見えていたら1つと数えています。 |
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Sun Jul 14, 2019 11:06 am 記事の件名: 近況 |
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宮崎の前田です。
特に変わったことは無いのですが、最近スペクトルの話題も書いてないので。
今年も半分が過ぎたので集計してみました。
2月の天気が悪かったですね。また、3月から4月に掛けて20個ぐらいスペクトルを
間違って削除してしまったのが痛かったです。
特に明るいスペクトルも撮れていませんが、みずがめη(ETA)のきれいなスペクトルが撮れていたのでアップしておきます。この群は、やや撮りにくい群です。
説明: |
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説明: |
α7sによる4Kスペクトル
50%縮小
35mmF1.4 レンズ
-2.9等判定
短痕が1秒以上残っています。1本切れ目が無いのがそれです。
本体が意外に赤く写っています。眼視の印象とは、違います。 |
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Sat Jul 27, 2019 10:59 am 記事の件名: CAP スペクトル |
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宮崎の前田です。
やっと長かった今年の梅雨が終わり、観測でき始めました。
昨晩CAPのスペクトルがとれたので、載せておきます。
CAP-SDA観測用にカメラの方向を合わせています。そのためPERが飛んでも分散角がありません。これが、スペクトル用のカメラを固定していない唯一の長所です。
冬からピント固定したままですが、何とか大丈夫のようです。夜でも屋根の上は28度ぐらいあります。
今ひとつシャープさがないのは、夏空のせいか、そろそろグレーティングが劣化したからでしょうか。
説明: |
α7s+600本グレーティング
35mmF1.4 レンズ
ピクセル等倍 バックの濃度は調整してあります。
マイナス2.4等判定。やぎらしい光度変化の大きな準火球 |
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Sat Jul 27, 2019 12:39 pm 記事の件名: スペクトル型が変化する流星 |
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前田です。
3月のスペクトル観測集会で特異なスペクトルのライトカーブをまとめたのですが、
そこになかった珍しいライトカーブの流星がとれました。
それは、Fe型からMg rich型に変化するものです。
Fe型とMg rich型のスペクトルは区別が少々難しいのですが、517nm付近のラインが1本か2本かで区別できます。(ちょうど一つ前のCAPのスペクトルはこのラインがきれいに2本に見えています)
画像は、上から下に流れた流星で、はじめは典型的な鉄型ですが、一旦消えかかり、その後の暗い部分は、ちょっとわかりにくいのですが、2本になっているように見えます。
(もう少し正確に表現すると、明るさは暗くなっているのに線幅が広がっているので、2本に分裂したと考えると説明がつく、でしょうか)
0次像は1本のままなので、流星体が分裂したのではありません。
どんな構造の流星体だったんでしょうか。そもそも一旦消えるのも謎ですが、これは、
発光しない成分の元素でできていて、それが摩耗して、最後に中心にあったMgを含む成分が光ったということでしょうか。
説明: |
α7s+35mmF1.4 600本グレーティング
ピクセル等倍
0次像に写っている恒星は、アルタイル
-0.2等、ANT 判定 |
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Mon Jul 29, 2019 1:29 am 記事の件名: 火球のスペクトル |
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前田です。
久しぶりに長経路の火球のスペクトルがとれました。
出現は、2019年7月28日 23時30分53秒で、撮れたてです。
カーブしていてうまく解析ができませんが、継続時間は4秒以上ありそうです。
0次が写っていないので、明るさもわかりませんが、1次のNaで-3等あります。
別カメラで解析すると、はくちょう群の輻射点をとおりますが、速度が遅く
散在判定です。そのカメラも明るい部分は視野外で光度は不明です。
Naが強く、Mgが弱いタイプです。
説明: |
α7s+35mmF1.4 600本グレーティング
4K フルサイズを1/3に縮小してあります。 |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12669 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Tue Jul 30, 2019 7:07 am 記事の件名: Re: 火球のスペクトル |
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前田 wrote: | 前田です。
久しぶりに長経路の火球のスペクトルがとれました。
出現は、2019年7月28日 23時30分53秒で、撮れたてです。 |
素晴らしい解像度、見とれます。
高次のスペクトルは分解能が上がるのでさらに興味深いです。
元画像は4Kですよね。何かの表紙か壁紙でも眼を奪われるのではと思います。
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Shimoda
登録日: 2006.12.12 記事: 3445 所在地: 長野県朝日村
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