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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3090 所在地: 大阪府
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日時: Sat Nov 21, 2015 8:28 pm 記事の件名: 2015年10月、sm095群とTCA群は同一だった |
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さぎたりうすさんより次の指摘がありました。
「モラウ氏のリストNo.95が継続して捉えられています。数だけでは、オリオン群、おうし南群に次ぐ出現数でした。この群は、IAUリストのTCA(かに座τ群)と同じものではないかと思われます。モラウ氏のリストでは極大太陽黄経200° α=130.9° δ=+29.0° Vg=67km/s、IAUリストのTCAは極大太陽黄経207.3° α=137.5° δ=+30.5° Vg=67.2km/sとなっており、輻射点移動を考慮すると、ほぼ同一流星群といっていいのではないかと思います。」
それで、sm095群の輻射点と調べて見ました。
結論からこの2つの流星群は同一のものです。輻射点の移動を考慮しますと、ほぼ輻射点位置は一致します。次の図を参照。
先のTCA群の輻射点はJenniskensが2014年に発表したものです。これとは別に同じ2014年にKornosらが、λ=204.1°α=135.1°δ=+29.2°VG=67.31 km/sの位置を発表しています。
これらより先にモラウがsm095群を発見したことになるのですが、IAU検討リストには載っていません。
今後、この群は注目ですね。
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さぎたりうす
登録日: 2004.08.09 記事: 4406 所在地: 大阪府大阪市東淀川区
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日時: Sun Nov 22, 2015 11:49 am 記事の件名: Re: 2015年10月、sm095群とTCA群は同一だった |
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10年分の10月の観測を重ね合わせてみました。
どこが極大なのかわかりにくいのですが、ほぼ10月いっぱい低レベルの活動が続く流星群なのでしょうか?
それともう一つ気になるものを見つけました。
L-Lsでプロットすると、LMIとOCUの間くらいに明瞭な集中が出てきます。
赤道座標系でも、輻射点移動による細長い分布が見えています。
上田昌良 wrote: | さぎたりうすさんより次の指摘がありました。
「モラウ氏のリストNo.95が継続して捉えられています。数だけでは、オリオン群、おうし南群に次ぐ出現数でした。この群は、IAUリストのTCA(かに座τ群)と同じものではないかと思われます。モラウ氏のリストでは極大太陽黄経200° α=130.9° δ=+29.0° Vg=67km/s、IAUリストのTCAは極大太陽黄経207.3° α=137.5° δ=+30.5° Vg=67.2km/sとなっており、輻射点移動を考慮すると、ほぼ同一流星群といっていいのではないかと思います。」
それで、sm095群の輻射点と調べて見ました。
結論からこの2つの流星群は同一のものです。輻射点の移動を考慮しますと、ほぼ輻射点位置は一致します。次の図を参照。
先のTCA群の輻射点はJenniskensが2014年に発表したものです。これとは別に同じ2014年にKornosらが、λ=204.1°α=135.1°δ=+29.2°VG=67.31 km/sの位置を発表しています。
これらより先にモラウがsm095群を発見したことになるのですが、IAU検討リストには載っていません。
今後、この群は注目ですね。 |
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