藤原康徳
登録日: 2004.08.10 記事: 2724 所在地: 大阪市淀川区
|
日時: Wed Dec 30, 2015 5:33 pm 記事の件名: Osaka04とNara03 |
|
|
藤原康徳です。
現在、大阪市の自宅では、ワテック908H2Uに8mmと同じくワテック902H2Uに8mm+フィッシュアイコンバーター(一応全天魚眼)の2台を定常運転しています。
8mmは、UFOAnalyzerV2での測定も行っていますが、観測地がさじたりうすさんOsaka01と近く、また、視野も重なっているようなので私のほうはデータを
アップロードしていませんでした。また、以前は、12mm F0.8東向きと6mm F0.8西向きも運用していたことがありましたが、ハウジングが壊れたりしたこともあり
現在は、運用していません。2013年の2月ころに運用体制を拡充する準備を行ったのですが、そこそこ準備ができたところで体調不良や転勤のどさくさで
そのままになっています。
12月はふたご座流星群の後と年末休業で大阪の自宅にいる時間が長くなっています。28日と29日は月は大きかったものの透明度はよかったので8mmに
合わせてα7sのスペクトル観測を行いました。まだ皆さん方のデータは全部はアップされておられないとは思いますが、データをダウンロードして私の観測と比較
してみました。合わせてふたご群の極大期(天気が良くなかったですが)も同時流星を調べてみました。
意外だったのは、私の8mmで観測した流星とSonotaCoネットの同時流星が少なかったことです。28日夜だと全31流星中でSonotaCoネットにアップロード
されていた流星で同時になっていたのは、わずかに5個でした。
ちなみに28/29日は31流星、29/30日は、22流星で、α7s+50mm+グレーティンのスペクトルは(0次しか映っていないものも含めて)、それぞれ7個、10個でした。
私の観測方向、特ににカメラの仰角が比較的高いので観測視野面積が狭いことが原因かなと思っています。したがって低空に出現した遠距離の明るい
流星を捉えていないので、同時流星が少ない感じです。反対に言うと、私の8mmでの限界に近い明るさの流星は、近畿地方以外からは観測できていない
ということかなと思っています。ふたご群のときにも司馬さん上田さんとの同時流星が多いのこともこの推測をうらずけていると思っています。このあたりは
観測流星の光度分布を考える、あるいは、比較的暗い流星を観測対象にするときには考慮しなければならないことかなと思っています。
ふたご群のおりに室生観測所でおこなったα7s+24mmでの観測でも同じことが言えている感じです(このときはカメラの仰角は約75度)。
余談ながら、室生での観測のおりにα7sとUFOCaptureHD2の設定をいろいろと変えて最適値を探したかったのですが、中途半端な状況で
終わりました。特に200mmの設定は、まったく?のままです。24mmで流星をキャプチャーしたときにそれに引き続くノイズ?を大量に拾って巨大ファイルに
なってしまうケースが多かったです。この状態だとすぐにSSDが一杯になってしまいよくありません。UFOAnalyzerでも流星を指定して解析をしないといけない
ケースが多かったです。
説明: |
|
ファイルサイズ: |
167.27 KB |
閲覧数: |
2121 回 |
|
説明: |
|
ファイルサイズ: |
196.43 KB |
閲覧数: |
2121 回 |
|
|
|