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2016年1月8日20時10分21秒アースグレージングの可能性のあるしぶんぎ群流星

 
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投稿者 メッセージ
Shimoda



登録日: 2006.12.12
記事: 3417
所在地: 長野県朝日村

記事日時: Sun Jan 10, 2016 6:27 am    記事の件名: 2016年1月8日20時10分21秒アースグレージングの可能性のあるしぶんぎ群流星 引用付きで返信

私の所では撮影されていませんが、長経路のしぶんぎ群判定の流星です。
今のところNagano1とTK6から撮影されているようですが、消滅点側が若干高くなっています。
SonotaCoさんのご指摘の通り、今年はしぶんぎ群がいつまでも観測されていますね。



B20160108_201021GMAP.jpg
 説明:
対地経路
 ファイルサイズ:  99.93 KB
 閲覧数:  8624 回

B20160108_201021GMAP.jpg


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H.Yamakawa



登録日: 2005.11.01
記事: 3544
所在地: 石川県かほく市 IS2 (TK4は停止)

記事日時: Mon Jan 11, 2016 7:47 am    記事の件名: Re: 2016年1月8日20時10分21秒アースグレージングの可能性のあるしぶんぎ群流星 引用付きで返信

後半はカメラの視野外(直上)になったため前半のみですが画像を置きます。


M20160108_201018_IS2_NP.jpg
 説明:
Wat-902H2 8mm
 ファイルサイズ:  17.1 KB
 閲覧数:  8558 回

M20160108_201018_IS2_NP.jpg


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齊藤 直也



登録日: 2007.02.19
記事: 1999
所在地: 東京都 あきる野市

記事日時: Mon Jan 11, 2016 7:42 pm    記事の件名: Re: 2016年1月8日20時10分21秒アースグレージングの可能性のあるしぶんぎ群流星 引用付きで返信

Tokyo6です。
発光点側だと思っていましたが消滅点側でした。



M20160108_201022_TK6_wP.jpg
 説明:
静止画です
 ファイルサイズ:  11.81 KB
 閲覧数:  8513 回

M20160108_201022_TK6_wP.jpg


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H.Yamakawa



登録日: 2005.11.01
記事: 3544
所在地: 石川県かほく市 IS2 (TK4は停止)

記事日時: Wed Jan 20, 2016 1:36 pm    記事の件名: Re: 2016年1月8日20時10分21秒アースグレージングの可能性のあるしぶんぎ群流星 引用付きで返信

地上経路ほか更新しておきます 214.6kmにまで延びました


B20160108_201018GMAP.gif
 説明:
 ファイルサイズ:  52.57 KB
 閲覧数:  8355 回

B20160108_201018GMAP.gif



B20160108_201018OMAP.gif
 説明:
 ファイルサイズ:  7.25 KB
 閲覧数:  8355 回

B20160108_201018OMAP.gif



B20160108_201018OMAP-S.gif
 説明:
 ファイルサイズ:  4.78 KB
 閲覧数:  8355 回

B20160108_201018OMAP-S.gif


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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3079
所在地: 大阪府

記事日時: Thu Jan 21, 2016 1:54 pm    記事の件名: アースグレイジング流星だったことが確認できました 引用付きで返信

この同時流星の軌道計算の結果、
突入角が1.0°、地表との最接近時の高さが101.6 km、実経路長が約345 km、その継続時間が約8.0秒、突入時の速度が
43.6 km/s±6.7 km/sで大気による減速なく地球の大気圏を通過。まさしくアースグレイジング流星です。

この流星は、アースグレイジング流星だったことが確認でしました。さらにこの流星はしぶんぎ座流星群に属する流星でもありました。
関係図表を添付します。流星の高さは、地表とほぼ水平に飛行したため、最接近時の高さ(101.6 km)より、発光点側(写り始めの高さ103.0 km)や消滅点(105.6 km)がそれより高くなっています。

最後に、この流星のデータ等を提供していただきました 増澤さん、山川さん、齊藤さんには御礼申し上げます。



2016 01 08 201018 実経路 経度緯度 .jpg
 説明:
流星の実経路。北から南へ飛行した。
 ファイルサイズ:  91.83 KB
 閲覧数:  8301 回

2016 01 08 201018 実経路 経度緯度 .jpg



2016 1 8 201018 実経路 緯度 高さ.jpg
 説明:
この流星は地表とほぼ水平に飛行したため、最接近時の高さより、発光点や消滅点側がそれより高くなります。
 ファイルサイズ:  103.95 KB
 閲覧数:  8301 回

2016 1 8 201018  実経路 緯度 高さ.jpg



2016 1 8 201018 実経路 緯度 速度.jpg
 説明:
流星の速度は、減速がみられず、そのまま大気圏を通過しました。
 ファイルサイズ:  142.23 KB
 閲覧数:  8301 回

2016 1 8 201018  実経路 緯度 速度.jpg




最終編集者 上田昌良 [ Thu Jan 21, 2016 11:37 pm ], 編集回数 1 回
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H.Yamakawa



登録日: 2005.11.01
記事: 3544
所在地: 石川県かほく市 IS2 (TK4は停止)

記事日時: Thu Jan 21, 2016 7:51 pm    記事の件名: Re: アースグレイジング流星だったことが確認できました 引用付きで返信

 
解析ごくろうさまでした。  Smile
ひとつ質問してもよろしいでしょうか? 緯度と高さのグラフにて形状がUの字になっていますが、これは地球が円いのでという効果と思いますが、よくSFなんかで目にする大気に跳ねられて再突入失敗(浮き上がり)という成分は少しは含むようなものなのでしょうか?
 
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前田



登録日: 2004.09.01
記事: 2754
所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)

記事日時: Thu Jan 21, 2016 10:16 pm    記事の件名: ついでにもう一つ 引用付きで返信

上田さんへ
前田です。
私も質問があります。この流星を通常の観測地から見たプロットを
するとどのようになっていますか?
多分、普通の流星と見分けがつかないんでしょうが。
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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3079
所在地: 大阪府

記事日時: Thu Jan 21, 2016 11:12 pm    記事の件名: Yamakawaさんの質問の返答です 引用付きで返信

地球が丸い効果で、流星は大気でバウンドしたからではないと考えています。
ご質問のように、まっすぐに大気圏をつきった場合の理論と観測値があっているのかを調べねばと思っていました。
ちょうど良い機会ですので、
まっすぐに大気圏をつきった場合理論的に発光点側と消滅点の高さを計算してみました。
答えは、発光点側の理論からの高さは102.9 km
消滅点の高さが105.2 km
これは観測から得た高さとほぼ一致しています。
やはり、大気でバウンドせずに、一直線で大気圏を通過したということになります。

計算の基準はこの流星の最接近点(高さ101.6 km)とし、地球を半径6370.1 kmの球としました。
いい質問をしていただけました。
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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3079
所在地: 大阪府

記事日時: Thu Jan 21, 2016 11:36 pm    記事の件名: Re:ついでにもう一つ 引用付きで返信

前田さんの質問に対する返答です。
観測地から見ますと、天球上に投影されます。そうであれば次の図になります。
これでいいのでしょうか。
この図を出すには、UFOOrbitV2の H1>H2 のチェックをはずす必要があります。

よくこのアースグレイジング流星を見つけられたものですね(下田さん)



B20160108_201018TMAP.jpg
 説明:
同時流星の天球に投影した図
 ファイルサイズ:  102.11 KB
 閲覧数:  8242 回

B20160108_201018TMAP.jpg


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前田



登録日: 2004.09.01
記事: 2754
所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)

記事日時: Sat Jan 23, 2016 10:08 am    記事の件名: ありがとうございます。 引用付きで返信

上田さんへ
前田です。

天頂引力の効果がちょっとだけあるぐらいで、特に違いはありませんね。
H1 とH2 の件は気がつきませんでした。確かにいつもは入れっぱなしですね。
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Shimoda



登録日: 2006.12.12
記事: 3417
所在地: 長野県朝日村

記事日時: Sat Jan 23, 2016 3:17 pm    記事の件名: Re: アースグレイジング流星だったことが確認できました 引用付きで返信

この流星の詳細な検討をしていただきましてありがとうございました。
以前アースグレージングに関する書き込みを読んでから、非常に興味を引かれて、長経路流星のたびに確認していました。
今回たまたま終端が高い結果になったので、きっと上田さんが検討してくれるだろうと思って、トピック上げました。
非常に興味深い結果で、直線的に通り過ぎたあたり、しぶんぎ群が硬い物質でできているかもといった昔の妄想と合わせて、楽しみが増えました。
ところで、アースグレージングでしょうか、それともアースグレイジング?フォーラムの書き込みには両方あるようですね。
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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3079
所在地: 大阪府

記事日時: Sat Jan 23, 2016 6:53 pm    記事の件名: Shimodaさんんへの返答 引用付きで返信

アースグレージングを常に意識されていたのですね。

アースグレージング
アースグレイジングどちらが正解か私にはわかりません。
grazing をどう発音するのかですね。
インターネット上では グレージングが多いようですね。
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H.Yamakawa



登録日: 2005.11.01
記事: 3544
所在地: 石川県かほく市 IS2 (TK4は停止)

記事日時: Sat Jan 23, 2016 10:14 pm    記事の件名: Re: Yamakawaさんの質問の返答です 引用付きで返信

 
回答ありがとうございました。
興味深い結果を見せていただきほんと脳みそが喜んでいます。
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