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日没時刻連動のPC起動

 
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SonotaCo
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登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Wed Feb 03, 2016 8:52 am    記事の件名: 日没時刻連動のPC起動 引用付きで返信

LANを使って観測PCを日没時刻に連動して電源投入する方法をメモしておきます。

起動サーバーはインタネットのNTP接続も集約しNTPサーバーを兼ねるようにしました。
(こうすると個々の観測PCは個別にインタネットアクセスする必要がなくなり、
セキュリティの心配がなくすことができます。WindowsXp等のアップデートされないPC
があってもルータでそのPCとインタネットとの通信を遮断しておけばかなり安心です)

1.まず、24時間運転の起動サーバーを作ります。

1.1 今回は古い小型のファンレスPC(NUCのようなもの)にWindows10をインストールしてこれを起動サーバーとして使うことにしました。

1.2 起動サーバーをNTPでNICTに連動するようにします。
1.2.1 デスクトップの右下の時計を右クリックし、日付と時刻の調整にある日付、時刻、地域の追加設定にいき、さらに日付と時刻の設定を選びその中の インターネット時刻 設定の変更
サーバー を ntp2.jst.mfeed.ad.jp などとする
1.2.2 このままだと週に一度程度の時刻補正なので、 regedit で
HKEY_LOCAL_MACHINE System CurrentControlSet Services W32Time TimeProviders NtpClient の SpecialPollInterval と  
HKEY_LOCAL_MACHINE System CurrentControlSet Services W32Time Config UpdateInterval
の両方を600に変更する
これで 10分おきに jst に同期するようになります。
1.2.3 コントロールパネル-> 管理ツール -> サービスで、 Windows time サービス の起動パラメタータを 自動(遅延) にする

1.3 起動サーバーでNTPサーバー機能を有効にする
http://blog2.k05.biz/2013/11/windows-ntp-server.html を参考にしました
1.3.1 regeditで
HKEY_LOCAL_MACHINE SYSTEM CurrentControlSet Services W32Time TimeProviders NtpServerの Enabled を 1 にする
HKEY_LOCAL_MACHINE SYSTEM CurrentControlSet Services W32Time Config の AnnounceFlags を 5 にする
1.3.2 port 123 UDP を受信できるようにする
コントールパネル Windowsファイアウォール 詳細設定 受信の規則 新しい規則 で ポート UDP ローカルポート123 を 接続を許可する に設定する
1.3.3 このサーバーのIPアドレスを固定する
LANのDHCPサーバー(普通はルータがやっている)でそのPCのMACアドレスを指定してその固定IPアドレスを付与するなどして起動サーバーのIPアドレス(192.168.x.xxなどのローカルアドレスでよい)を固定する
(そのLANのDNSサーバーのアドレス等を知っている場合にはコントールパネルのネットワークの設定で IPv4 でIPアドレスを直接指定してもよい)

1.4 起動サーバーに WOL のマジックパケット送信コマンドをインストールする
今回は以下を使いました。
WOL Util
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se504515.html

1.5 起動サーバーに日没時刻連動のコマンドランチャ NightSchedular をインストールする
NightSchedular
http://sonotaco.com/soft/index.html#ufom


2. 起動される側のPCの設定

2.1 マジックパケットで自動起動するようにする(この辺の設定はWindows Updateで知らないうちに変更されてしまうことがあるので 要注意です)
2.1.1 S5状態で停止しているようにする
スタートメニュー > 設定 > システム > 電源とスリープ > 電源の追加設定 > 電源ボタンの動作を選択する
によって表示されるウィンドで
"現在利用可能でない設定を変更します"
をクリックし、これにより 下部で設定可能になる
"高速スタートアップを有効にする(推奨)"
のチェックボックスを オフ にして 下部の
"変更を保存する"
をクリックして終了します。 これによりその回のシャットダウンからちゃんと電源が切れS5の状態になるようになり,以降 Bios 設定による 時刻指定の自動起動等が可能になます。

2.1.2 Bios設定で Wakeup On Lan などの設定があればそれをオンにする
Wake up on LAN または Wake up on PCIe などがあれば オンにする
電源の設定で 省電力機能の Erp (Poff時にUSBなどの電源を切る)設定はDisableにする (Gigabyteのマザーではこれをやらないと Nicが反応しなくなってしまいましたが、AHD-USB3.0のキャプチャ機器はEnableでないと自動起動できないという問題があります)。

2.1.3 LANのネットワークアダプタチップメーカーのサイトに行って 最新ドライバをダウンロードしてこれをインストールする
(GigaByteのマザーボードで Reakteckのチップを使っている場合など WOL 設定がないマザーボードでも これ行うことにより Windows10上からの設定で WOLが可能になります。
たとえば以下のblogで詳細が紹介されています
http://jh1lhv.hatenablog.jp/entry/2015/08/15/152900 )

2.1.4 デバイスマネージャ ネットワークアダプター 使っているコントローラー プロパティ 電源の管理 で
" 電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフできるようにする" を オフに設定し、
"このデバイスで.コンンヒューターのスタンバイ状態を解除で
きるようにする" をオンに設定する

2.2 MACアドレスの調査
コマンドプロンプトで ipconfig/all と入力して そのPCネットワーク情報を状態を表示させ
LANアダプタの "物理アドレス" (XX-XX-XX-XX-XX-XX という形式のもの)をメモする これが WOLで必要なMACアドレスです

2.3 起動サーバーからのNTPの受信設定
1.2と同様に 起動サーバーのIPアドレスをNTPサーバーアドレスに指定して 起動サーバーと時刻同期するように設定する
--------
WOLの参考になるページがありました。メーカー別の設定方法が載っています
https://n-archives.net/software/nwol/wol-pc-setting/

3. 起動テスト
以上でWOLできるようになった筈なので、できるかどうかテストします。
起動サーバーで コマンドプロンプトを起動しWOL Utilのディレクトリで
MagicPacket XXXXXXXXXXXXXX (XX分は 起動先PCのMACアドレス16進14桁)
と入力して 起動先の電源が入るかどうか確認する

4. NightShedularの設定
4.1 起動サーバWOL Utilのディレクトリに MagigPacketを発行する batファイルを作る
4.2 NightSchedular で日没後 15分ごろにそのbatファイルを実行するよう設定する NT
下図では各PCを個別のbatにして 1分毎に起動していますが、投入時の電源等の心配がなければ1つのbatにして一度に起動してもよいです。
bat ファイルを作らずに NightSchedularの exeに WOLutolを指定し、prm にMACアドレスを書いてもよいです。
4.3 起動サーバー自身の再起動時にNightSchedularが自動起動されるように それをWindowsの startip に登録しておく

------------
とても細かくは書ききれません。 不明な所があれば聞いてください。
私自身は GigabyteのマザーボードBiosに WOLを許可する設定がなかった点に戸惑いました。 なんと 最新Windows10用ドライバをインストールすると Windows10からその設定が可能になるという点でミソでした。
これで年間を通して最適な時刻に電源投入でき節電できるので嬉しいです。
-------------
なかなかWOLがうまくいかないケースに遭遇し,調べた所、 デバイスマネージャーからLANアダプタの詳細設定で Energy Efficient Ethernet というのを OFF にする必要があり、それでWOLが可能になったPCがありました。
デバイスドライバを最新に更新したら 日本語で "省電力イーサネット"と表記されるケースがありました



wol.png
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最終編集者 SonotaCo [ Sat Oct 09, 2021 6:57 am ], 編集回数 5 回
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記事日時: Mon Oct 28, 2019 8:19 am    記事の件名: リモートパワーオフ 引用付きで返信

Windowsでのリモートパワーオフの方法をメモしておきます。

Tokyo8では多数台のPC運用ですが、朝のクリップチェックと分析は1台のPCからリモートで行うように集約しつつあります。
多数のPCの一括起動はこのトピックの書き込みに従って 多数のPCに順次WOLを出すbatを作ってやっています。
クリップチェックと分析 個々のPCでキャプチャディレトリを Windowsの共由をオンにして、それを操作するPCのエクスプローラで PCに ネットワークの場所を追加 しておくと 自PC内ど同様にUA2などからアクセス可能になります。
で分析やMCSV出力などが終わったら最後はリモートで全PCをパワーオフします。
PC A から PC B をリモートでパワーオフするのは以下の方法です。
1. PC B の IPアドレスを手動で固定設定する ここでは 192.168.0.80
2. PC B のレジトリ設定で、以下の値を追加する(リモートのUACをオフにする設定)
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System]
"LocalAccountTokenFilterPolicy"=dword:00000001
3. PC A で 以下のようなbatプァイルを作り、これを実行する
C:\Windows\System32\shutdown.exe -s -f -t 5 -m 192.168.0.80
以上です
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記事日時: Thu Oct 31, 2019 7:27 am    記事の件名: 窓のシャッターをSwitchBotで開け閉めする 引用付きで返信

SwitchBot というスマートホーム用の物理的なスイッチ押し超小型ロボットで 窓の電動シャッターのスイッチを押す様子です。
SwitchBotは普通はスマホやスマートスピーカから操作するものなですが、単体で24時間タイマーを内蔵していて 一度設定すると単独で毎日指定時間にポチとスイッチを押すことができます。CR2電池を内蔵していて、設置は両面テープで貼るだけと簡単です。
SwitchBotはIFTTT対応とのことで、SwithBotHub plus というのを使え場、WUの日の出/日没トリガで 日没連動運用が可能な筈と思います。
Tokyo8でとりあえず、単独でタイマー運用しますが、色々使い道がありそうに思いました。

最近、Tokyo8の近隣では何故か工事が集中して、周辺15戸のうちなんと8戸が工事中(新築が4戸、解体が1戸、リフォームが2戸、カーポートの建て直しが1戸)です。
SwitchBotは観測カメラのある一部の窓のシャッターを隣家の工事期間、日中閉めておくために導入しました。



SwitchBots.jpg
 説明:
白で明け、黒で閉めます
 ファイルサイズ:  150.73 KB
 閲覧数:  9063 回

SwitchBots.jpg



SwitchBot2.mp4
 説明:
タブレットから操作した 動作例です

ダウンロード
 ファイル名:  SwitchBot2.mp4
 ファイルサイズ:  6.19 MB
 ダウンロード回数:  220 回

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記事日時: Wed Apr 29, 2020 7:21 pm    記事の件名: 10Gbase-T メモ 引用付きで返信

4K動画などの処理でLANの転送速度が気になり始めたので、観測PC間のLANを10GBaseTにグレードアップすることにしました。
2..5または10Gを既にマザーボードでサポートしているPCはなかったので、PCIExのカードでnicを追加することとし、PCIEx x4 スロットが空いているものは x4のnicを使って 10Gに x1しか空いていないPCでは2.5Gにすることとしました。
ハブはとりあえずファンレス 10Gx2+2,5Gx4 の Buffalo の LXW-10G2/2G4 としました。
で、以下メモです。
WOLのmagicパケットは LXW-10G2/2G4 を含めた3つのバブを通過して有効だった (Hubを介すると届かないということはなかった)
ASUSの 10G, XG-C100C は ASUSドライバのCDからのインストールが必要で、かつ WOLに対応していなかった。このためそのPCでは WOL用に 従来のnicを残し、そちらの プロトコンを全部オフにして WOL 専用nicとして使用することとした。
XG-C100C は H97チップセットのあるPCでは相性問題があるようで、動作しなかった。Z170チップセットのPCでは問題なく動作した。
2.5Gのnic は AREA の SD-PE25GLAN-1L というものを使ったが、これは Windows10でドライバのインストールが不要でかつWOLも問題なく機能した。
microATXのマザーボードで空きスロットが2スロット幅のグラフィックボードの下になって使えず2.5G化を諦めたPCがあった
-------------
追記です 10GBaseTのnicですが、 AREA のSD-PE410GL-1L を試した所、Windows10で添付ドライバのインストールが必要でしたが、H97チップセットのPCでも問題なく動作し、WOLによるリモート電源オンも可能でした。 10G用としてはこちらがお薦めです。
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さらに追記です。10GのSD-PE410GL-1Lですが、それそのものは問題ないのですが、これを装着するとそのPCでは 2台接続されていたGigEカメラが2台とも認識されなくなるという事態が発生しました。システムのnicへの帯域幅割り当て等の問題があるようです。2.5Gのカードでは共存できるのに10Gのカードでは他の利用不可になるというのは驚きました。組み合わせの相性問題は難しいです。
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3回目の追記です。 AREA のSD-PE410GL-1L の10G nic ですが、2日前から動かななくなりました。Windowsに認識されません。5月のWindowsUpdateの後なので関係あるかもしれません。とりあえず、10Gはいろいろ問題が出るので 2.5Gまでにすることにしました。
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