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κはくちょう群の論文が公開されました

 
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司馬康生



登録日: 2005.11.26
記事: 2161
所在地: 明石市

記事日時: Sun Jan 14, 2018 7:34 pm    記事の件名: κはくちょう群の論文が公開されました 引用付きで返信

国際流星機構(IMO)の雑誌「wgn」のVol.45、No.6に
一昨年より進めてきました論文が掲載されましたことを報告します。
タイトルは"Kappa Cygnids (KCG) by TV observation results"
として、SonotaCo ネットワークの2007年から2016年までの10年間の
データを使わせて頂きました。
csvファイルを上げて頂きました皆様に感謝いたします。
日本文の要旨は次の通りです。
****
 日本におけるTV自動流星観測網SonotaCo Networkの2007から2016年の観測結果から、κはくちょう座流星群(KCG)とその周辺を調査した。
KCGは、2007と2014年に静穏な年と比べて約8倍の突出した出現数がSL=145°付近であり、7年の活動周期が確認できた。
また、2013年にも平年の約3倍の出現数がSL=135°付近であった。KCGの光度は、出現数が増加した2007,2013,2014年で平年より明るかった。
2007と2014年で輻射点分布はほぼ同様だったが、2013年は赤緯で5°程度北側に分布し、軌道要素の分布も2007,2014年とは系統的な差があった。
これらが連続した流星体分布に起因するなら、歪んだswarmが存在している。
平年のKCGは輻射点や軌道の分布で複数のピークが存在する複合群で、発光高度は突出した出現のある年と比べて有意に低かった。
流星群の帰属を判断するD'判定を使うとKCGと定常流星群である8月りゅう座流星群(AUD)の両方に判定される流星が多く存在する。
しかし、AUDはKCGと違った特徴を示す独立した流星群である。9月中旬までの長期間活動し、輻射点は円弧を描き西に移動する異例の動きを示す。
近接した流星群があるときそれが同一群であるか別群であるかの判断基準について提言する。
****
2007?2016年の期間にデータを提供された方で、なお詳しい内容を知りたいという要望があれば、
kqc43540@biglobe.ne.jp(半角にして下さい)までお知らせ下さい。
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