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ITO
登録日: 2004.08.09 記事: 1305 所在地: 東京都杉並区浜田山
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日時: Mon Jan 20, 2020 10:57 pm 記事の件名: 2020. 01. 19 - 20 佐渡ヶ島周辺、及び新潟県北部上空でスプライト 4イベント(4K60P) |
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2020. 01. 19 - 20 佐渡ヶ島周辺、及び新潟県北部上空でスプライト 4イベント(4K60P)
2020. 01. 19 低気圧が日本海を東進し、その後東北地方北部を通過しました。低気圧付近では雷雲が発達して散発的ですが雷が発生しました。その中でスプライト4イベントが観測されました。
スプライトの観測時刻: 21;20:40 21:38:54 03:17:12 03:28:46 4イベント
スプライトの発生場所: 佐渡ヶ島周辺、及び新潟県北部上空
例年であればこの時期は中国大陸からの寒気に覆われて日本海側は雪、太平洋側は乾いた晴天というのが普通なのですが、今年はちょっと異常気候。例年のパターンが長続きしません。
特にこの時期日本海を低気圧が東進する事自体が大変珍しく、寒気の張り出しが弱くて日本列島上空が低気圧の通り道となっています。
今回も Panasonic DC-GH5s による 4K60P でキャプチャーしました。03:17:12 のイベントは発光がきれいな円形を描いています。時間のある時に各発光の配置図を作ってみようと思います。
ITO
説明: |
2020. 01. 19 21:20:40 佐渡ヶ島周辺の日本海上空で観測されたスプライト
Panasonic DC-GH5s(改造品)+ Nokton25mmF0.95
スプライトが映っているフレームから比較明合成法で1枚に合成しました。960x540p に縮小していあります。 |
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説明: |
2020. 01. 20 03:17:12 新潟県北部上空で観測されたスプライト
一本の発光を中心としてその周囲に小さな発光が円形に配置しているように見えます。
Panasonic DC-GH5s(改造品)+ Nokton25mmF0.95
スプライトが映っているフレームから比較明合成法で1枚に合成しました。 |
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説明: |
2020. 01. 20 03:28:46 新潟県北部上空で観測されたスプライト
2つのスプライトが連続して発生しています(ダンシング・スプライト)
Panasonic DC-GH5s(改造品)+ Nokton25mmF0.95
スプライトが映っているフレームから比較明合成法で1枚に合成しました。960x540p に縮小していあります。 |
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スプライトの発生場所
UFO Analyzer が出力する位置情報を地図上にプロットしました。 |
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masuzawa
登録日: 2005.04.09 記事: 3706 所在地: SHIOJIRI
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日時: Tue Jan 21, 2020 10:42 pm 記事の件名: Re: 2020. 01. 19 - 20 佐渡ヶ島周辺、及び新潟県北部上空でスプライト 4イベント(4K60P) |
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塩尻からは 21:20:40 21:39:53 03:17:12 03:28:46 の 4イベント です。
ITO さんとは 3 イベントが同時になっています。
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ITO
登録日: 2004.08.09 記事: 1305 所在地: 東京都杉並区浜田山
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日時: Fri Jan 24, 2020 9:32 pm 記事の件名: スプライト 03:17:12 の各発光の平面配置 |
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スプライト 03:17:12 の各発光の平面配置
2020. 1. 20 03:17:12 に観測されたスプライトについて、各々の発光の上端高度を 80km と仮定した場合の平面配置を調べてみました。
平面配置の測定方法は次の方法で行いました。使用するソフトは UFO AnalyzerV2 です。
0. 予めスプライトのピークホールド画像で発光にナンバリングしておきます(各発光に固有の番号を打つ)。今回は1から23まで。 → 画像1参照
1. 最初に流星の場合と同様に自動解析を行います。
2. 次に発光の本数分のオブジェクトを「Add a Obj」で作成し、各オブジェクトと発光の番号を対比させます。
今回のスプライトには23本の発光があるので23個のオブジェクトを作成。各オブジェクトのメモ欄 memo に1から23の番号を打ち込んでおくと間違い防止になります。
3. その後、オブジェクトを選択した状況で、対応する発光の最上部を Click1 で、最下部を Click2 で指定します。この操作をすべてのオブジェクトにおいて実施します。
4. 次に Ground Map 上で、各オブジェクトについて「mod h」を行い、 H1, H2 の2点を重ね合わせます。H1 = 80km に固定。 → 画像2参照
5. 最後に Utility 上で MakeOBJ.csv ファイルを出力します。このファイルにはスプライトの各発光の位置情報(緯度経度)が Lat1, Lng1, Lat2, Lnd2 として格納されています。
この方法で得られた「2020. 1. 20 03:17:12 スプライト」の各発光の位置情報(緯度経度 Lat2, Lnd2)を地図上にプロットした「平面配置図」を掲載します。 → 画像3
このスプライトは中央に1本の明るい主発光(No. 1)があり、その周囲に歪んだ楕円形を形成するようにやや小さな22個の発光(副発光?)が配置されているものでした。
この楕円形は横約 48km、縦約 55km の南北にやや縦長の形状をしています。
スプライト発生時のフレーム画像を見ると、まず最初に主発光1本(発光 No. 1)が出現し、次のコマ(0.016秒後)で多数の副発光(?)が出現している事が判ります。 → 画像4参照
今回使用した UFO AnalzyerV2 は高機能で本当に素晴らしいソフトウエアですね。流星の解析には勿論の事、スプライトなど TLE にも非常に有益!感激しております。
ITO
説明: |
2020.1. 20 03:17:12 スプライト 画像1 発光に番号を付ける
ピークホールド画像から取り出したスプライトの各発光に1〜23の番号を付けました。 |
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説明: |
2020.1. 20 03:17:12 スプライト 画像2 UFO AnalyzerV2 で解析が終わった時点の画像
すべての発光において H1 と H2 の2点が重なり合っています。
この後は Utility 画面で MakeOBJ.csv を出力します。 |
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説明: |
2020.1. 20 03:17:12 スプライト 画像3 スプライトの各発光の位置情報(緯度経度)を地図上にプロットした画像
スプライトの発光が横約 48km、縦約 55km の楕円形を形成し、その中に大きな発光(No. 1)がある事が判ります。 |
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説明: |
2020.1. 20 03:17:12 スプライト 画像4 スプライトのフレーム画像
最初に中央部の発光 No. 1 が単独で出現し、その1フレーム後(0.016sec 後)にその他のやや小さな目の発光が出現している事が判ります。 |
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