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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3090 所在地: 大阪府
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日時: Wed Oct 21, 2020 6:26 am 記事の件名: 2020年10月20日19:52:06(JST) 継続時間が長い流星 |
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明るさは-0.4等ですが、継続時間が6.2秒もある長い散在流星が写りました。
消滅点付近では、大気による減速があったように見えます。
動画は13Mもありますので、次の所に掲載しました。
http://meteor.chicappa.jp/2020/2020_10_TVobs.html
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ワテック+6mm 東向きカメラ、表示の時刻は1秒進んでいます。 |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Wed Oct 21, 2020 8:48 am 記事の件名: Re: 2020年10月20日19:52:06(JST) 継続時間が長い流星 |
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Tokyo8の静止画動画です
東京からはほぼ水平の移動に見えました。
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M20201020_195206_TK8_U7s.mp4 |
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藤原康徳
登録日: 2004.08.10 記事: 2724 所在地: 大阪市淀川区
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日時: Wed Oct 21, 2020 7:51 pm 記事の件名: Nara03からの画像 |
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奈良県宇陀市(室生観測所)からの画像です。
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DMK33GX290e 4mm F1.2 FHD 30p ピークホールド(縮小) |
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司馬康生
登録日: 2005.11.26 記事: 2168 所在地: 明石市
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日時: Wed Oct 21, 2020 8:35 pm 記事の件名: 明石から |
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写りはじめから手動測定すると8秒弱の継続時間になりそうです。
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Shimoda
登録日: 2006.12.12 記事: 3446 所在地: 長野県朝日村
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日時: Thu Oct 22, 2020 1:38 pm 記事の件名: Re: 2020年10月20日19:52:06(JST) 継続時間が長い流星 |
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松本市の伴良彦さんが撮影されていました。
私のところでは低空に雲があり、写っていませんでした。
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3090 所在地: 大阪府
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日時: Sun Nov 01, 2020 5:39 am 記事の件名: 軌道計算結果 |
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この流星の収集を10月末まで行いまして、提供のあったデータで以下のとおり軌道計算結果が出ましたので報告します。
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継続時間が長かった流星の軌道計算結果
<2020年10月20日19:52:06(JST)出現>
報告:上田昌良
1.概要
2020年10月20日19:52:06(JST)に絶対光度が-2.4等の流星が出現した。この流星は、特に継続時間が7.9秒もある長いものだった。それと、地球の大気による減速がみられ、著しく減速が始まった高さが65kmからだった。この減速が始まった高さは、特に珍しいものではない。軌道計算の結果は、次の「軌道計算結果」に示した。
2.撮影者
この流星の撮影者は、次の諸氏だった。
伴良彦(長野県、M20058)、SonotaCo(東京都、M20060)、藤原康徳(奈良県、M20063)、司馬康生(兵庫県、M20062)、上田昌良(大阪府、M20059)
M20058は、高解像の静止画だった。これを上田がUFOAnalyzerV2で位置測定した。静止画をそのソフトで測る方法をまだマスターできていないが、比較星の残差が0.03°だったので、軌道計算に使えると判断した。この他は動画で撮影者が位置測定をした。M20063は、自宅からリモートもできるが、カメラの置いてある観測所へ出向いて位置測定をされた。また、M20062は、この流星の全経路が写っていたので、発光点から消滅点まで、233フレームを手動で測定するという、たいへんなご苦労をかけた。
3.視輻射点
軌道計算の基礎は輻射点の決定である。輻射点が精度良く決定できると、その後の計算値も精度の良い値となる。今回の流星は、輻射点が恐ろしく精度良く決定できた(次の「視輻射点まとめ」を参照)。これは、流星の位置測定精度が良かったこと、同時流星の天球上の交差角が90°に比較的近かったこと、撮影流星の経路長が長かったことの最良の条件が揃ったことによる。
表「視輻射点まとめ」の最後に交差角が4.8°の小さい組合せの場合を参考までに載せた。交差角が小さくとも撮影流星の経路長が長ければ、それなりの輻射点位置が求まっている。ただし、この例では、減速までは求まらなかった。
4.実経路
この流星の各撮影地からの実経路は、次の図の「実経路、経度緯度」に示した。各撮影地の流星から計算した実経路は、5か所とも気持ちよく一致している。
5.観測速度と光度曲線
この流星の発光点から消滅点までの観測速度と光度曲線を次の図「観測速度と光度曲線」に示した。その図によると、著しい減速が始まった高度は65kmからであった。この高度で著しい減速が始まるのは珍しいことなのであろうか。2010年から2017年の8年間に得られた38個の流星を次の図「初速と減速高度」に示した。その図にあるように、今回の流星は特に珍しいものではなかった。
図「観測速度と光度曲線」によると、この流星の光度曲線は、変化の乏しいものであった。
さて、この流星のように著しい減速がみられるのは、どんな条件を満たしたときに起こるのだろうか。調べてみたいものだ。
6.継続時間
この流星は散在流星で継続時間は7.9秒だった。比較のため2015年から2017年の3年間に得られた散在流星(同時流星)、2,610個の継続時間を次の図「継続時間」に示した。これらの平均継続時間は、0.45秒だったので、今回の流星は異常に継続時間が長かった。
7.謝辞
前述した撮影者の皆様には貴重な撮影流星データ等を提供していただき感謝申しある。また、情報収集に協力いただいた下田力氏に御礼申しあげる。
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視輻射点で、天頂引力などの補正前の値です 分点は2000.0年 |
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