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[SonotaCo]

お世話になっている東北大学のスプライト研究グループが気球による雷とスプライトの観測を計画されています。
これは衛星観測や地上観測では判らない微弱な電波や発光を空中で捉えて、その関係を把握しようというこれまでにない試みです。
特定の日に東北地方東岸から気球を放ち、一晩 電波および光学観測させ、太平洋上で回収して分析されるそうです。
放球の実施タイミングは直前にならないと決まらないそうですが、現在の予定としては以下とのことです。

>8月27日から31日の晩まで（9月1日朝まで）の5晩
>です。このうちの条件の良い晩(1830-1900ころ）に
>放球し、上手くいけば一晩中、最低でも３時間くらいは
>観測を行います。気球にはVLF電場アンテナ3成分と
>視野90度のwatecを４台（つまり水平方向360度カバー）
>搭載します。

>発生地域は関東付近がCCD観測という意味でも
>VLF観測という意味でも望ましいのですが、
>限られたウインドウの中でデータを取らなければ
>ならないので、場合によっては東北地方や、
>500-800km離れてしまう近畿・中国地方の
>雷雲を狙う可能性もあります。

実施された場合、気球の飛んでいる間、雷光を含めて、できるだけ詳細な記録が望まれており、アマチュアの同時観測も大いに期待されています。是非、ご協力、ご参加、お願いします。
スプライト観測成功の確率は低いかもしれませんが、雷光データだけでも貴重な観測になります。さらに、もし、運良く適当な雷雲に巡り合ったら、画期的な成果が得られる可能性もあります。どうぞ、心の準備をよろしくお願いします。

当日の観測では以下を気にかけて頂きたく思っています。
1. パソコンの時刻が正確であることを確認しておく。
2. 当日できるだけ、雷雲のある方向にカメラを向ける。
3. 瞬間的な発光もキャプチャするように設定する。
-> UFOCapturePro/Exなら Min=0 とする, UFOCaptureV2なら Min=2でもよいが Exsizeを30程度に下げておく
4. 雷光のクリップを削除しない。

今後の連絡方法を含めて続報はまたこの掲示板でご連絡します。

[SonotaCo]

スプライト気球観測キャンペーンが近づいてきました。
以下、東北大学 高橋先生からのメールを転載します。
私もできるだけ観測したいと思っています。
よろしくお願いします。 > 皆様

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スプライト・雷放電・気球観測キャンペーンへのお誘い


東北大学では、JAXA/ISASと協力して、気球によるスプライト・雷放電
観測を実施します。以下に概要を述べますが、この実験は地上観測との
連携が非常に重要です。高校生やアマチュアの方でご協力いただける方が
いらっしゃいましたら、是非キャンペーン観測にご参加ください。

目的：
スプライトやエルブスなどの高々度放電発光現象は、雲地上間放電(CG)
や雲内・雲間放電（IC, CC)に起因して発生すると考えられていますが、
まだ完全なメカニズムの解明には至っていません。特に、雲内を水平に
流れるICの影響は重要なファクターなのですが、残念ながら地上に
設置されたアンテナでは、それを捉えることができません。そこで私たち
は、大型の気球を利用してアンテナを高度30km以上に運ぶことを考え
ました。同時に、広角CCDカメラを搭載し、水平方向360度のビデオ撮影
を行います。この実験によって、水平放電の詳細が初めて明らかになり、
スプライトやエルブスの発光メカニズムの本質に迫ることができると
期待されます。

実験日時・場所：
気球飛揚のウインドウは、8月27日(土）から31日（水）の晩まで（9月1日
朝まで）の5晩を予定しています。この中で、打上場での地上の気象条件が満た
され、可能なら概ね800km以内（できれば500km以内）に雷放電活動の期待さ
れる晩の、1830-1900頃(JST)に１回放球されます。場所は、JAXA/ISAS
の三陸大気球観測所 (39.16N, 141.83E)
http://www.isas.jaxa.jp/j/about/center/sbc/sbc.shtml
です。
当日の風次第ですが、気球は東の沖合100kmくらいまで移動し、最低でも３時間、
上手くいけば一晩中観測を続けます。

地上観測のお願い：
気球からはVLF電波とCCDカメラ観測を行いますが、単独では発生位置の
決定や解像度の高い画像を得ることはできません。地上観測の支援が是非
とも必要です。もし可能であれば、以下のような体制をとっていただけます
と、科学的に非常に価値の高いデータが得られると考えています。

[気球実験実施の周知]
SonotaCoさんの掲示板(SonotaCo Network Japan Forum)
http://sonotaco.jp/
を使わせていただいて、放球が行われる見込みや放球が行われた旨、また
終了・中止等の情報を流します。同時に、メールでの配信も行いますので、
希望される方はメールアドレス（携帯も可）を高橋までお知らせ下さい。

[トリガーレベルの設定]
UFO captureを利用される方は、比較的暗い現象も記録できるように、
トリガーレベルの設定に工夫をお願いします。

[ビデオレコーダーを使った記録]
UFO captureをお使いの方も、信号を分岐して同時にビデオレコーダー
による記録ができますと、後の解析で役に立つと思います。

[時刻精度]
他地点で取得された現象と同定するためにも、時刻の記録は本質的です。
数秒から10秒くらいの精度でも役に立つ場合もありますが、少なくとも1秒
程度の精度で時刻が分かるようにしていただければと思います。

[観測領域]
気球のCCDカメラからは半径500km以内の雷放電発光、800から1000km
以内のスプライト、エルブスを撮影することができ、およそ1000km以内
の放電によるELF電波を受信することができます。つまり、北は北海道、西は
本州・四国上空までをほぼカバーすることになります。ご自分のところから
見通すことのできる範囲（通常500から800kmくらい）で、放球地より
1000km以内の雷雲上空を視野に入れていただければ、同時観測が可能です。
雷雲・落雷の情報につきましては、以下のHPなどが参考になります。

東北電力：
http://www.tohoku-epco.co.jp/weather/index.html
東京電力：
http://www0.thunder.ne.jp/cgi-bin/main.cgi?area=1&type=4&zoom=2
北陸電力：
http://www.rikuden.co.jp/hopes/menu.htm
中部電力：
http://www.chuden.co.jp/kisyo/


[曇天でも観測を]
HPなどの気象情報を見て、数10km以内に積乱雲（雷雲）が発生・接近する
可能性があると思われる時は、曇っていても観測することをお勧めします。
これまでに落雷放電路の画像とスプライト・エルブスが同時に取得された
ことはなく、もしその撮影に成功するとメカニズム解明に迫る大変貴重な
データになります。

ぜひ観測の報告を：
もし首尾良く撮影に成功した場合は、ぜひご報告下さい。私たちの解析に
データを使わせていただく場合は、論文や学会発表での共著、謝辞の挿入、
クレジットの挿入など、協力の形態によっていろいろなケースが考えられま
すが、いずれの場合も撮影者の著作権を尊重し、十分な相互了解の上で作業
を進めさせていただきます。
同種の気球実験は海外でも計画されており、成果はできるだけ早く論文や
国際会議で発表していきたいと考えています。

このほか、スプライト・エルブスについての一般的な説明は、以下のHPと
そのリンクをご参照下さい。
http://pat.geophys.tohoku.ac.jp/~thermo/sprites/indexj.htm

不明な点などありましたら、高橋 (yukihiro@pat.geophys.tohoku.ac.jp)まで
お気軽にお問い合わせください。


高橋幸弘（東北大学・大学院理学研究科・地球物理学専攻）

[Adacchy]

Adacchy@東北大です。お久しぶりです。

冬季観測キャンペーンではお世話になりました。前回は信
楽からの書き込みでしたが、今回は東北大にて気球観測
の新しい情報をお伝えしていきます。

8月24日現在、気球打ち上げは最も早くて8月29日の晩だ
ということです。今週末27、28日の晩に行われる可能性は
ありません。

週末には多くの方が参加できると期待していただけに少々
残念ですが、来週平日の晩に都合をつけられる方は、ぜひ
観測に参加して頂きたいと思います。

それでは、また新しい情報が入り次第、お知らせします。

[SonotaCo]

連絡ありがとうございます。 > Adacchyさん。

[Adacchy]

Adacchy@東北大です。

8月26日現在の気球観測情報をお知らせします。
先日の情報通り、放球予定日は29日以降です。

気球は三陸の放球場所から真東に250kmの沖合い
を往復する予定です。放球準備は順調に進み、
現在のところ、上空の風が予定飛行経路に最も良い
条件となる日を待っているところです。

予報によりますと、最も高い期待値は30日の晩です。
しかしながら、29日に決行される可能性もありますの
で、観測態勢を整えて頂けるようによろしくお願いします。

[Adacchy]

Adacchy@東北大です。

気球観測のウィンドウがあと２日と迫ってまいりました。
本日の情報によりますと、気球の打ち上げは29日の
可能性が最も高いとのことです。

月曜日ということでお忙しい方もおられるでしょうが、
どうぞよろしくお願いいたします。

P.S.
リアルタイム雷三角測量観測ページを楽しく拝見させて
もらっています。リアルタイムとは本当に素晴らしい！！
スプライト観測時の有益な情報になります。

[SonotaCo]

連絡ありがとうございます。

私の所は、今日、試験的に当日の体制にしてみました。
3台のカメラで、東京世田谷から見て東から北まわりで西まで、180度カバーする形にしようかと思っています。
事前にカメラの方位を確認しておけたらと思ったんですが、雲っていて、恒星が見えません。
当日は、短い変化も逃さないようにして、雷光も保存します。スプライトが出ればもちろんです。

当日は新たに別トピックを作りましょう。

気球が戻って来るためには、地表付近に東風が必要なんでね。
なぁるほど〜と思っています。

雷の三角測量は、観測点が足りておらず、精度では電力会社に敵いません。
しかし、海上など広域の様子が分るのは有難いと思っています。
弱い雷の位置まで決めるには今の3倍位の観測点が要りそうです。

[Adacchy]

Adacchy＠東北大です。

本日の18:00-18:30の間に気球を打ち上げます。
今のところ、10時間程度の飛行は可能だという
ことですから、明け方まで観測することになると
思います。

本日の0時から12時くらいまで、活発な雷活動が
秋田や青森付近にありましたが、残念ながら、午
後なってから消散してしまいました。また別な場所
に雷活動があれば、そこを狙いたいと思います。

また詳しい情報が入り次第、お伝えします。
それでは、どうぞよろしくお願いします。

[SonotaCo]

了解しました。
いよいよですね。
新しくトピックを起こします。