SonotaCo.JP

[Shimoda]

日本海から関西方面へ飛んだと思われる低速長経路準火球です。
末端部で分裂したという目撃情報があります。

[SonotaCo]

Tokyo8の静止画動画です。
凄くゆっくりとしていて、何かをまき散らしているような感じもあります。

XMedia Recode を最新版 (3.5.5.6) にして MP4 指定したら 以前より相当小さな4K動画フイルができるようになった気がします。デフォルトは 1500 bps ですが 以下は 8000 bps指定にしたもので、1500bps指定の倍位のファイルサイズです。

[H.Yamakawa]

　石川県かほく市からです。後半を捉えました。
　確かに最後のほうは崩壊していますね。

[mars]

岡山からも捉えていました。
末端部分は視野外でした。

[上田昌良]

NE向きカメラに消滅点側が写りました。

[藤原康徳]

大阪市（Osaka04)からの画像です。経路の後半部分が写っています。何度も分裂しているのがよく分かります。

[室石英明]

能登からの映像です。
出現も消滅点も写野外でしたが。

[Shimoda]

データが出そろってきたのでまとめておきます。
非常に低速な火球で(平均絶対光度が-3.6等でしたので火球とします)、日本海から琵琶湖の南に向かって飛びました。
消滅点高度は48.9kmで意外に高く、細かく分裂する様子が捕らえられており、粉々になったようです。
平均速度はvo10.3km/sで、人工天体かとも思いましたが、発光点側を高解像度で撮影されたOM1の結果ではvo13.8kmとなりましたので、アポロタイプの火球のようです。
減速が著しく、消滅点に向かって急激に遅くなっており、末端部を直近で捕らえた藤原さんがvo10.6km/s、末端部だけ写った司馬さんがvo8.1km/sとなっています。
また、末端に向かって次第に東側に曲がっているようにも見えますが、実際はどうなのでしょうか。

[上田昌良]

下田さん、この火球の軌道計算ありがとうございました。
火球の対地軌道の精度良い決定で興味がわく実例となりそうです。
下田さんが書かれた「末端に向かって次第に東側に曲がっているようにも見えます」、これ重要な点ですね。
火球の天球上の位置（α、δ）は、位置測定するときに出現位置は出現時刻、消滅点は消滅時刻をもとに、決定します。
これは地球自転（天球の日周運動）の影響を受けるためです。
しかし、消滅点に近づくと、流星体は地球大気との衝突で減速するとともに地球の引力に引っ張られ
自由落下も影響してきます。この消滅点付近の火球の実経路の決定は計算者にとって、ものすごく醍醐味
のあるところです。（以上、うまく表現できていないかもしれませんが）
この火球の実経路の計算はたいへん勉強できるケースと考えます。
実行するとなると動画など一式が必要で、集めておき、勉強したい人に提供することに取り決めておく。
手間暇がかかりますね、