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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Thu Nov 03, 2022 3:23 pm 記事の件名: グラフ化 |
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前田です。
少し集計してみました
下のグラフは
JBは、2.8mmレンズ(超広角スペクトル用)で写ったおうし群の数、 平均等級マイナス2等
NWは、12mmレンズ(中望遠)で写った、おうし群と散在流星の変化、 平均等級1.8等
の3本です。
NW TAUallの変化のとおり、おうし群は10月下旬から多いですが、
JB TAUallの変化のように10月29日は、全体のおうし群が特に増えていないのに火球クラスの明るい流星が増加しました。グラフ化してみると、前後の日も結構多くて、突発的な変化では無いようです。
散在流星数は、天気の目安としてみて下さい。
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青島靖
登録日: 2021.12.11 記事: 16777215
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日時: Fri Nov 04, 2022 11:39 pm 記事の件名: |
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前田さん、素晴らしいデータを見せて頂き、ありがとうございます。
今シーズンのおうし群は、当方ではまだ3夜(10/26-27、30-31、11/2-3)しか観測できていませんが、同様の印象を持っています。
ちなみに、NASAの all-sky fireball network のデータ(ここのは、STAとNTAの群判定に問題がある様なので、両者を加算したものを使用)でも似た傾向が見られます。
http://spaceweather.com/
2015年と比較すると、今の所は今年も、同程度の活動が見られるのではないかと期待しています。
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NASA all-sky fireball network データより作成 |
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最終編集者 青島靖 [ Sun Nov 13, 2022 11:43 am ], 編集回数 1 回 |
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Wed Nov 09, 2022 10:45 pm 記事の件名: |
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前田です。
青島さん、こんばんは。
返事遅れすみません。
all-sky fireball network の集計結果、2015年との比較も、おもしろいです。
29/30が今年の火球出現の1つのピークであることがよく分かります。
こちらは、その後天気がよくなく、それほど火球は撮れていません。
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青島靖
登録日: 2021.12.11 記事: 16777215
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日時: Sun Nov 13, 2022 11:40 am 記事の件名: |
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前田さん、ご返信ありがとうございます。
宮崎は天気が悪かった様ですが、今年の石川は珍しく天気に恵まれ、山の雪も遅いです。月の明るいのが残念ですが。
その後のNASA(all-sky fireball network)のデータを更新しておきます。
これを見ると(谷部分ではSPOも低下しているためそれを勘案して見る必要がありますが)今年のおうし群は活動にムラ(山と谷)があった様に思われ、石川での観測でも同様の印象があります。
日本でも活発だった(前田さんご指摘)10/29の最初のピークの後、11/4に第2のピークがありますが、石川でも11/6-7は割合活発でした(11/5-6もまあまあ)。
しかしその後は石川ではずっと低調で、アメリカでは11/8に第3のピークがあった様ですが、ピークが鋭かった様で、石川では捉えられませんでした。(ただし、「流星談話室」では11/9-10夜に3件の火球報告あり)。
まとめると、今年のおうし群は今の所、低調なベース(谷)の中に、時々山が来る形で、山での出現数は2015年と同程度(山ではSTA数が卓越)だったが、谷期間が長い。ただし谷期間でも日本のどこかでの火球報告はあった。
一方、2015年は山谷の落差が少なく、比較的レベルの高い出現が継続していた。
以上、あくまでも石川での少ない観測を通してですが、そういう印象を持ちました。
ともあれ、今シーズンのおうし群はまだ終わったわけではないので、後半の巻き返しを個人的には期待しています(例年、11月半ば頃に割合活発な出現を見せた時もあり)。11/19-21頃のしし群もありますし。
ただ、石川ではこの時期になると、気まぐれな天気次第になってしまうのが、残念な所です。
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NASA all-sky fireball network データより作成 |
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Sun Nov 13, 2022 4:54 pm 記事の件名: 11月11日現在 |
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前田です。
青島さん、追加情報ありがとうございます。
11/4のピーク?は、宮崎でも捕らえられて、火球クラスがいくつがみられました。
NASAのデータを見ると天気の悪い日に出現数が減っているので、ずっと活発と見ることもできますね。
(下のグラフ)
私のデータは、前回と少しカウント方法を少しだけ変えて、アンチヘリオンソースに分類されていたものをおうし群のカウントに加えて集計を10月15日からやり直しました。
全体に灰色の線は下がって、天気(透明度)がよくなかったですが、明るい流星の青色の線は10月下旬のレベルを保っているようにも見えます。オレンジ色のおうし群は、ほぼ一定を保っている感じでしょうか。
(上のグラフ)
2つの目のグラフは、JBのカメラで捕らえられたマイナス等級のおうし群の流星数を、NWのカメラで捕らえられたおうし群の数で割って、天気の影響を抑えてグラフ化してみました。別のカメラの流星数の比なので縦軸は意味がわかりにくいですが、おうし群の中での、明るい流星の割合をあらわしていると思います。
10/29のピークは10/30まで延びたピークとなり、11/4、11/7にやや多かったことがわかります。
ただ、この結果も天気が悪く流星数0の日はプロットできていないので、結局は晴れた日だけの変化になるので、全体として高原状のピークと見る方がよいのかもしれません。
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青島靖
登録日: 2021.12.11 記事: 16777215
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日時: Mon Nov 14, 2022 11:21 pm 記事の件名: |
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前田 wrote: | NASAのデータを見ると天気の悪い日に出現数が減っているので、ずっと活発と見ることもできますね。
明るい流星の青色の線は10月下旬のレベルを保っているようにも見えます。オレンジ色のおうし群は、ほぼ一定を保っている感じでしょうか。
全体として高原状のピークと見る方がよいのかもしれません。
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なるほど、そうかもしれませんね。
あと。一観測点からの印象では「全体低調な中に時々山が来る」であっても、もっと観測点を増やして全体を平均化すると、山がならされて「(ほぼほぼ)活発な活動が継続した」となるケースもありそうです。
NASAのデータは2013年10月14日以降分が公開されている様なので、それを使い、2013年-2022年のおうし群の活動を、年ごとにまとめて見ました。2015年と今年の活動が特に活発であることが、よくわかると思います。
他の年では、2018年の11/13、14 あたりにも、ちょっとした小山が見られますが、2018年11月14-15日夜にたまたま石川で観測していて、火球1個を含む、やや活発な活動(14mm画角の1晩で、STAが4個、NTAが3個)を捉えています。
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NASA all-sky fireball network データより作成 |
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NASA all-sky fireball network データより作成 |
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最終編集者 青島靖 [ Tue Nov 15, 2022 9:48 pm ], 編集回数 1 回 |
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青島靖
登録日: 2021.12.11 記事: 16777215
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日時: Mon Nov 14, 2022 11:48 pm 記事の件名: |
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2018年11月14-15日夜のおうし群出現状況です。
14mm画角の一晩(19:30-03:30)で、STA-4個、NTA-3個。
説明: |
AF-S NIKKOR 14-24mmF2.8G ED (at 14mmF2.8), CanonEOS6D, 12800 ISO, 7 Taurids meteors on 13x15sec stacked base(Nov/15/2018 00:23-27 JST), 撮影地:石川県白山市 |
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Wed Nov 16, 2022 1:52 am 記事の件名: |
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前田です。
青島さん、大作のグラフありがとうございます。とても見やすいです。
複数の流星を1枚に合成した写真は、どのようにして作られるのですか。
固定撮影したものからなのか、ガイド撮影したものから切り出されているのですか。
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3089 所在地: 大阪府
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日時: Wed Nov 16, 2022 6:38 am 記事の件名: Re: |
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前田さん、
青島さん、
おうし座南北群のわかりやすい出現数のグラフありがとうございます。
お二人に質問です。
ここで取り扱われている流星の等級は、マイナス4等より明るいものだけとか、撮影されたものすべてからグラフを作成されたものなのですか。
私もこのようなグラフを
作成してみたいのです。しかし、その作成はかなり遅い時期になりますけど、、
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青島靖
登録日: 2021.12.11 記事: 16777215
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日時: Wed Nov 16, 2022 8:36 pm 記事の件名: Re: |
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前田 wrote: | 複数の流星を1枚に合成した写真は、どのようにして作られるのですか。
固定撮影したものからなのか、ガイド撮影したものから切り出されているのですか。 |
こういう画像はあくまで「参考画像」として作成しますが、一般向けに「群活動」や「出現状況」を一枚でわかりやすく見せるには有用だと思います。ガイド撮影したものからの方が作業は楽ですが、どちらからでも作成できます。
方法は、まず背景画像(base)を決め、その上に、各流星画像の流星付近を切り出したものを、流星周辺の恒星を使って位置合わせ(移動、回転で合わなければ、自由変形や、場合によってはワープ変形で合わせる)し、背景画像に合わせてレベル調整後、「比較明」で背景画像と合成します。
ご参考までに、固定撮影で作成した2014年のふたご群の例を添付します。
上田昌良 wrote: | お二人に質問です。
ここで取り扱われている流星の等級は、マイナス4等より明るいものだけとか、撮影されたものすべてからグラフを作成されたものなのですか。 |
青島分は、
Spaceweather.com のホームページ(リンク先は前掲)にある All Sky Fireball Network の欄を見ると、軌道画像の上に「On Nov 15, 2022, the network reported?39?fireballs.(23 sporadics, 16 northern Taurids)」などと、日付、全流星数、SPO数および群別流星数がテキストで記されていますので、そこから拾ったデータです。
これらはこのシステムで観測され、軌道計算された全流星数と考えられますが、暗いものはカメラに写らないか、あるいは精度が悪すぎて軌道計算できていないと想像されますので、マイナス4等以上という区切りは特に設けていないと思いますが、火球を含む明るい流星に限定されていると思います。(推定です)
ちなみに、このデータを使った (STA+NTA)/SPO 値でのグラフ化もやってみましたが、分母となるSPOの小さい所での誤差が大きくなり、ニセ山がたくさん現われてスッキリしなかったため、公開しませんでした。
適当なファクターを見付けて、ニセ山が消せれば有用と思いますが、そこまではできませんでした。
説明: |
EF8-15mmF4 (at 8mmF4), CanonEOS6D, 12800 ISO, 286 Geminids meteors in 310 minutes exposure (Dec/14/2014 19:56-26:06 JST) and a fireball of non-Geminids (23:31 JST) on 20x15sec stacked base(23:00-07 JST), 撮影地:静岡県南伊豆町
*)14 meteors of other groups beside th |
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Thu Nov 17, 2022 7:33 am 記事の件名: |
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前田です。
青島さん、
ありがとうございます。何となくわかりました。
魚眼レンズで、カーブして写っているような流星でも、異なる時刻の背景に、貼り合わせられるのが不思議なな感じです。もう少し勉強してみます。
自動では、できなさそうな作業なのでかなりの努力をされて作られたものなんですね。
わたしは、単純な、比較明ぐらいしか使ったことがありませんでした。
また、すごいGEMの写真もありがとうございます。
教育用や、雑誌向けなどには良さそうですね。というか、時々見ますね。
上田さんへ
私の場合は、各カメラの全流星の統計です。
下に光度分布を示します。
平均等級は、JBが-2.1、NWが+1.9で、あまり重ならない光度域です。
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Sat Nov 19, 2022 8:23 pm 記事の件名: 11月19日現在 |
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前田です。
おうし群はまだ活発な状況ですが、明るい流星の割合のピークは過ぎたようです。
このグラフのおうし群には、アンチヘリオンソースも含まれているので、0には収束しないです。
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青島靖
登録日: 2021.12.11 記事: 16777215
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日時: Sun Nov 20, 2022 9:20 pm 記事の件名: |
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NASA(all-sky fireball network)のデータを更新しておきます。
その後、石川の天気はパッとせず、11/18-19夜は久しぶりに夜半まで撮影できましたが、その後は雲に覆われました。
あまり明るいものはなく、平年並みの活動だった様に思います。
・2022/11/18-19夜の出現状況(背景星野は18時55分30秒)。明るい3流星のみプロット。出現時刻は左から、20時6分頃、20時55分頃、18時55分30秒頃。20時55分はSTA、他2はNTA。
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NASA all-sky fireball network データより作成 |
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EF8-15mmF4 (at 10mmF4), CanonEOS6D, 12800 ISO, Exp.15sec (base: Nov/18/2022 18:55:19-34 JST), 撮影地:石川県白山市 |
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青島靖
登録日: 2021.12.11 記事: 16777215
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日時: Fri Dec 02, 2022 10:52 pm 記事の件名: |
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石川ではすっかり冬空(日本海側の)になってしまいました。その後のNASA(all-sky fireball network)のデータを更新しておきます。
またSonotaCoのCSVハブ投稿データの投稿コメント中にSPO/STA/NTA数が記載されたものを抽出し、日毎集計したグラフも作成してみました(STA/SPOとNTA/SPOの値をプロット)。
日毎の全データ加算のため、暗いものまで捉えている(N数の多い)カメラのデータが卓越してしまうので、暗いものまで含まれた全流星数の(おおよその)動向と考えて頂ければと思います。
N数の少ないデータや、観測者数が少ない日のデータは排除しています。
この簡易集計でも、今年は比較的天候に恵まれたことと、皆様の日々の努力が反映されて、欠測の少ない良いデータが得られている様に思います。
csvデータを直接集計すれば、もっと精度が高く、また等級で区分した様なグラフも描けると思いますが、そこまではやっていません。
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SonotaCo CSVハブの投稿コメント記載流星数より作成 |
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NASA all-sky fireball network データより作成 |
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