SonotaCo.JP

[Shimoda]

明るい火球が出現しました。
多くの目撃情報があり、木曽観測所のライブカメラをはじめ当ネットワーク以外でも動画が撮影されています。
新潟県内を東から西へ飛び、糸魚川上空で消滅していますが、高度は25.4kmで低空まで光っていました。
分裂等は確認されず、隕石落下を強く感じます。偏西風に流されれば、糸魚川の比較的捜索可能な範囲に落下しているかもしれません。
日心軌道はアテン群の可能性もある小さなものになりました。

[SonotaCo]

Tokyo8の静止画動画です。以下の2つのカメラで捉えています。
G8: WAT902H2u + 6mmF0.8 + 500lpm gratingfilm
U1: Sony ZV-E10+ 15mmF1.4G
後半の明るい部分のスペクトルがG8の動画に映っていますが、その時点では本体は視野外でスペクトルの測定は難しいです。部分的ですが、スヘクトルタイプが分かればコメントお願いします > スペクトルに詳しい方

東から来た超低速火球ということで、かなり珍しいタイプと思います。地球の衛星のような雰囲気もあります。
隕石落下の可能性ありとの意見に賛成です。低速なため低空まで侵入しましたが、動画では目立った爆発がないので、意外に小さいか "硬い" 、あるいは燃え尽きた可能性も感じます。
> 今回もよろしくお願いできるでしょうか? > 上田様、司馬様

.4KカメラをZV-E10に変更して初めての隕石落下可能性のある火球ですが、一応綺麗にとれたようです。
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以下の静止画動画は報道で利用して頂いて構いません。動画を編集する場合には"(c)SonotaCo"のクレジットを入れてください。放送予定を admin(at)sonotaco.jp まで連絡下さい。

[ts007]

こちらでは、雲の隙間でした。２台のカメラでスペクトルも撮影できました。私のスペクトルはカラーは、前半のみで、Na richです。白黒は、前半がNa richです。爆発後にFeが少し出ていますがNa enhanced と思われます。7775のOの輝線も少し出ています。SonotaCo氏も前半がNa richです。爆発後にFeが私より少し多めに出ていますがNa enhanced かFe richかと思われます。まだ、測定はしていませんので見た目です。

[上田昌良]

下田さんへ、隕石落下の可能性のある火球キャッチおめでとうございます。たいへん注目すべき火球です。
また、M****A.XMLファイルと手動位置測定ファイルを送付いただきありがとうございます。

SonotaCoさんへ、今回も火球の処理をこちらでさせていただきます。ということで、
この火球のSonotaCoさんのM****A.XMLファイルをください。

他の撮影されました皆さんも この火球のM****A.XMLファイルをください。
送付先：
ueda(at)meteor.chicappa.jp上田昌良
送信時には、(at)を@に変えて使ってください。迷惑メール対策でこのようにしています。

本日(5/25)は、出かけますので、帰宅は16時頃になります。データがそろえば徹夜で計算をがんばりますので、ご協力をお願いします。
計算結果の速報は、ここへ投稿します。

[上村]

Niigata2からの画像です。

[bs-soma]

西の地平線近くで、途中で屋根の向こうに消えています。２秒ほど見えています。
電波でのエコーは全国的にも受信されていませんでした。

[yasu9999]

薄雲で比較星が取れませんでした。
動画も少しおかしかった（後半のフレームが前半の内容と同じになる）という事象があって、残念でした。

[司馬康生]

興味深い火球ですね。
軌道がほとんど地球の内側という隕石となれば新たなタイプになりますね。
光度変化も、隕石落下としては特異ですね。

[上田昌良]

報告：上田昌良

短時間に８名の観測者より報告をいただきました。ありがとうございました。軌道計算をしましたので、その速報値の概要を掲載します。
初速は13.5km/sで、終速は地球大気による減速を受け、6km/sになりました。
消滅点の高さは26km、これらからは隕石落下の可能性はありそうです。しかし、明るさが、-6.0等（絶対光度）でちょっとものたりません。
突入角が42°、経路の長さが８３ｋｍなど
ダークフライトからは、司馬さんにバトンを渡し、落下地点計算をお願いしました。

[Shimoda]

上田さん
素早い計算ありがとうございました。まさに徹夜での作業お疲れさまでした。
どのデータがどの観測点なのかまた教えてください。
私の手動測定がM23020であろうことはわかります。やはりかなりばらついています。薄雲があって火球像が肥大していて、また角速度が小さくて、非常に測りにくい動画でした。
北カメラの始点側、終点側の自動計測結果は採用されていないのでしょうか。
また、東カメラのXMLファイルを送り忘れています。こちらはあらためて送ります。

司馬さん
引き続きの計算よろしくお願いします。

[藤井大地]

富士と平塚でも撮影できました。

[司馬康生]

落下点計算の初報として進めました。
撮影、データ提供をいただきました皆様、上田様ありがとうございました。

さて、経路の空間位置が少しばらけていて、4kmくらいでしょうか。誤差を感じます。
これが、速度のばらつきとなって、速度決定と高度誤差から落下質量見込みの誤差と繋がっているようです。
もう一度、デーtが確認をしますが、とりあえずの初報です。
概略の見積もりで消滅点高度の３kmの差が落下質量で１桁の差になりますから、もう少し検討が必要です。

今のところ、落下地域では新潟県糸魚川市と富山県朝日町の境界付近の山間部、
この度の計算では落下質量は0.2から0.8kgの範囲です。

[上田昌良]

下田さんへ、
速報の図には、下田さんの所での撮影データは入っていません。
図の桃色が下田さんの速度の計算結果です。（手動測定分）
図のように速度はばらついており、なにより明確な減速がみえませんので、
一分を競う速報には残念ながら使いませんでした。
しかし、火球経路の各点の高さは、精度良く求まっていますので、
最終の火球の軌道決定には使います。（速度のばらつきの原因を調べてから）
いろいろ失礼があったかもしれませんが、深夜、一人でゴソゴソ作業をして
いますと判断ミスもあります。ご容赦ください。

[上田昌良]

下田さんのは、火球各地点の高さが精度良く求まっているので、精度良い測定がされている。速度は、長い経路を時間でわれば精度の良い値がでるはずなので、３フレームごとの測定位置を使ってみた。添付の図のように速度のばらつきが改善されました。大気による減速もクッキリみられますね。これで一件だけ解決。

[Shimoda]

司馬様
さっそく落下位置の検討をしていただきありがとうございました。
偏西風で押し戻されることを期待しましたが、意外に西まで飛んでいく結果のようですね。
新潟、富山の県境のようで、捜索は困難だと思います。
6月上旬のどこかで現地に行こうかと思っていましたが、様子を見ます。

上田様
そうでしたか。モニター上でわずかに移動するだけでしたので、速度の精度は悪いだろうと思っていました。
こういった場合には3フレームごとといった測定方法の方がよさそうですね。参考にします。
M23013、15，18，19，20　がそれぞれどなたのデータなのか教えてもらうわけにはいきませんか。